2004年7月23日(木) 今日、行きます! 4時間くらいは寝ました。家の中はいまだに・・・・(笑) 最後の夜は子供がそれぞれのお友達の家でお泊り、ネコは獣医のもとで、意外にも夫婦で過ごしました。でも二人とも差し入れのシャンペンを飲みながら汗だくのパッキングで、感傷にひたる時間もなく指示を飛ばし合って終わりました。あと1時間でネットの接続も切れるので、これが香港からの最後のUPです。サイト立ち上げから約2年半、本当にお世話になりました。西蘭家の移住ストーリーはまだまだ続きますので、これからもよろしくお願いします。 by みこと 2004年7月21日(水) 残り2日:最後の九龍 今日は12時間の長丁場外出でした。午前中からビジネス街のセントラルへ行き、ビシッと決めたスーツ軍団に混じって移動しながら、激安下着をまとめ買い♪ その足で元同僚と湖南料理へ。結婚した人、めでたくとらばーゆ(死語ですかね?)する人、出産する人と、ニュースな人も何人かいて、近況報告をし合いながらの楽しいランチでした。約1年前まではみんなと一緒に働いていたのかと思うと、信じがたいほど遠くに感じます。 その後はこれで最後になるであろう九龍サイドへ。プリンス・エドワード駅近くのフラワーマーケットで人に頼まれニュージーランドへ持っていくものを買い、一駅隣のシャムシュイポーで、最後のビーズ&部品のまとめ買い。お店のみんなにもお別れを言い、「今度は飛行機乗って買いに来なよ〜♪」と見送られました。みんなお世話になりました。(←看板ごちゃごちゃの問屋街) その後はあたふたと香港島に戻り、柔道の練習へ。私など途中から行ったのに、すでに普段来ないママが二人も練習を見に来ていて、「どうしたの?珍しいね」と言ったら、「だって温くんと善くんの練習見るの今日が最後だから・・・」とあっさり言われ、思わず目が潤みそうでした。写真まで撮ってもらって、本当に何とお礼を言ったらいいのやら。水曜日は上級者の日で、確かに初級以外のお子さんとは今日でお別れなのです。あぁ、なんていい人たちに恵まれているんでしょう。このお返しは、いつどうやってすればいいのか? 練習後はノロノロ着替えている二人の首根っこを引っつかむように近所のホテルへ。再び温の大親友の上海系香港人一家と"香港一"と太鼓判を押された上海というか杭州の老舗の香港支店へ。確かに絶品!うちがせっせと通っていた、かなり有名で日本人にも人気の上海料理の店が、「一流なのは値段だけ」とバッサリ言われてしまった意味がよ〜くわかりました。あ〜、香港を離れる48時間前になってこんな店を知るなんて(酷)! くらげは足より頭の部分が10倍も高く、その分あんなにおいしいとは知りませんでした。 9時過ぎにお開きとなり、温はそのまま着の身着のままでお泊りへ(下着もないぞ〜^^;) 夫と善は帰宅。私は突然立て続けに壊れた傘を買いに行き、見納めのつもりで途中フラ〜と入ったデパートでなぜか水着を買い(NZは真冬だというのに!)、最後のムダ遣い。しかし、試着室でしげしげと見た自分のカラダからウエストというものが完全になくなっていたのには大笑い!そりゃそうでしょ、連日連夜こんなにフルコース食べていれば・・・。もう米もなくなり、善の明日の遠足はおにぎりも作ってあげられないので、ドンクに飛び込みパンを買い、や〜っと帰宅。これでしめて12時間! その間、子供を「ハリポタ3」に連れて行ってくれた夫は映画館の冷房にやられて、珍しく体調不良。明日は私ががんばらなきゃ! by みこと 2004年7月20日(火) 残り3日:最後の晩餐?! 飲み食いの話が続いてるので、たまには違う話題でも(爆)! 朝からどんより曇り空で、「これで雨が降らなければ遠足日和だな〜☆」と思った矢先、日本人学校の善の担任の先生からお電話が入り、「雷雨警報が出てるので遠足は延期」とのこと・・・・。夏の体験入学は16日の金曜日をもって終了したのですが、学校のご好意でグループごとにビーチで砂の城を作るという企画の遠足に誘っていただけることになり、善はとても楽しみにしていました。今度は22日の予定で、スケジュールをやりくりしてでも連れて行こうと思ってます。 3合も炊いてしまったご飯でおにぎりを作ったら野郎3人で朝からペロリ。私は朝ごはんはパスして万全の体勢で、昼の飲茶に臨みました。今日はとうとう念願の"イスラム飲茶"デビュー♪ 高級レストランか5つ星ホテルぐらいしか行かなそうに見えた息子の同級生のブリリアントな日本人一家が、実はB級どころか本格C級グルメと判明し、突然決まった企画でした。目指す店はごみごみした下町・湾仔(ワンチャイ)のド真ん中の雑居ビルの中。それなのにブリリアントご主人は、「あぁ、あの下がセブンイレブンで上が老人ホームの店ですよね〜。前から気になってたんですよ」と、実にあっさり。う〜〜ん、もっと早くから共通の趣味に気付いておくべきでした(嵐のような後悔)!(↑このゴチャゴチャな立地。店内はこの扇子以外はごくごく普通の下町風の店) 動物を殺す前にしかるべきお祈りを捧げるなど、イスラムの規定にのっとった食べ物をハラルといいますが、要はこのレストランはハラル。当然、アルコールと豚肉は一切ありません。その代わり牛とチキンのみならず、マトンがふんだんに使われていて、「叉焼飽」(チャーシューパオ=叉焼の肉まん)も、な〜んと「マトン飽」に! 中華料理なのにカレー料理も充実で、牛挽きでの「マーボー豆腐」など涙ぐましい努力。 (←あまりの感動で写真も4枚!見た目はごくごくフツーの飲茶。メニューは"HALAL") しかし、何を食べてもおいしい!ハラルにするために何かを犠牲にしているわけではなく、正々堂々おいしいのです。下町らしくちょっと塩分強めのところも○! イスラムのベール・ブルカをまとった女性がいるかと思えば、上の老人ホームから降りてきたらしい車椅子のご老人やごくごくフツーの香港人もたくさんいて満席でした。店員はガンガン広東語で話しかけてくるし、「これおいしいよ〜」と頼んでいない点心をお盆に載せて持ってくるし、子供たちは走り回っているし、このザワザワした感じは今ではすっかり失われてしまった正統飲茶レストランの原点! ブリリアント奥さんと一緒に「80年代に戻ったみたい〜!」と大感動@_@; 夜は自宅での最後の晩餐(?)となり、昨日の残りのシチューに温レタス、玉子を落としたワカメの煮びたしという、超あり合わせもので簡単に済ませました(いつものことですが)。お米もなくなり、本当に最後という感じ。その後、今夜スイスへの休暇に発つ、近所の親友宅にお邪魔し、最後の別れを惜しみました。いくら会っても、いくら語っても足りない、足りない。続きはぜひニュージーランドで! それまでしばし元気で! ・・・ということで、今日もけっきょく飲み食いの話でした┐(´〜`;)┌ by みこと 2004年7月19日(月) 残り4日:がんばれ、ネコたち! 会いたい人に会い、行きたいところに行き、食べたいものを食べ、会話を楽しみ、友情に染み入り、仕事も家事も投げ打って、ほとんど欲望の趣くままに暮らしています。長い人生でこんな日々がほんの少しくらいあっても、バチは当たらないでしょう。先輩移住者から、「できる限りおカネを溜めてくるように」とアドバイスされたこともありますが、私は移住が決まるかどうかもわからない1年も前にさっさと仕事を辞めてしまい、「今のうちに○○をしとこう」と、残された香港での時間や自分の生活を取り戻すことにひたすら勤しんできました。今はまさにその終盤といったところです。 しかし、楽しいことばかりではありません。今日、飼い猫のピッピとチャッチャが私達と同じタイミングではニュージーランドに行けないことが決定してしまいました。どうしても2回目の検便がパスできず、そうこうするうちに狂犬病にかかっていない証明期限が切れてしまい、やり直さなくてはならなくなってしまいました。この検査は結果が出るまで2〜3週間かかるので(香港でできない検査なので血清をオーストラリアまで送るため)、彼らは最短でもこれから半月以上、香港に滞在しなくてはならなくなってしまいました。 そのために私が残ることも考えましたが、二匹とも比較的体調が良く、かかりつけの獣医のドリスが預かってくれることになったので、断腸の思いではありますが、新生活への準備を優先させ、家族と一緒に予定通りオークランド入りすることにしました。1ヵ月前ならとても自信がなかったところですが、この間のピッピの回復には目を見張るものがあり、心配の度合いでいけば、小心者でシンガポールから香港への引越の際には円形脱毛症と喘息(?)になった、糖尿病持ちのチャッチャと同じくらいです。辛い選択ですが、今は彼らの運と生命力を信じるばかり。 by みこと 2004年7月18日(日) 残り5日:最大の誠意 この5日間、何をしていたかと言うとズバリ、飲み食いしてました!(爆) 勉強会での沖縄料理→子供の習い事での和風居酒屋→大学の同窓会での和食→(台風で1日お休み。子供たちはしっかり友人宅へ)→グループ交際している2家族との大人のポルトガル料理→元お手伝いさんとのイタリア料理ランチ&子供の大親友、上海系香港人一家とのシーフード中華ディナー・・・と、ただいまお腹も感慨でいっぱいの胸もはちきれんばかり! 香港での時間が少なくなるに連れ、よりお付き合いの長い人や親しい人とのお別れが増え、お料理やおしゃべりを存分楽しみながらも、カラダのどこかにはしゃぎ切れない澄んだ池のような部分があって、なんとも複雑な想いです。明日以降も、最近のお仕事の打ち上げランチ&銀行時代の元同僚とのコテコテ広東料理→子供の大親友日本人一家とのイスラム飲茶→証券会社時代の元同僚とのビジネス送別ランチ→再び上海系香港人一家との本格上海ディナーと、これでもかこれでもかの心尽くしのお食事会が続く予定。 この間、ほぼずっ〜〜〜とご馳走になりっ放しで、日本人的感覚でいけば「申し訳ない」の連続なのですが、今日の上海系香港人一家とのディナーの最中に、ふと「申し訳ないと思うのを止めよう」と思いました。ここまで親しい人たちの気持ちに最大限報いるためにも、「彼らが申し出てくれることにできる限り応えよう」と、考え方を改めました。出発まで1週間を切った今、寸暇を惜しんで会う人たちに義理も何もありません。ただただ時間が許す限り、お互いに会おうとしているのですから、ここで遠慮するのは肩透かし、へたをすれば不義理になりかねません。特に日本人的な感覚が通じない香港人たちには失礼にあたる可能性さえあります。 そうとなれば体調を整え、場所もメニューもお酒からデザートまでより選ったご好意にとことん応えることこそ、わたしたちに示せる最大の誠意と、気持ちを入れ替えました。幸い子供たちも16日の台風の日に無事、日本人学校の体験入学を終え、その間もあちらのお家、こちらのお家にお邪魔し、夜は夜で大人の時間まで出歩いても風邪一つ引かず元気でいてくれます。私の体調もいつの間にか完全に戻り、夫の体調管理は完ぺきと、最後の5日を心から感謝しつつ楽しむには万全の構えです。 香港での時間は残り116時間となりました。 by みこと 2004年7月13日(火) 残り10日:メドウバンクで会いましょう カミさんは今夜から三夜連続の送別会。私は土曜日以外は何の予定もなく「休肝日」が続きます。と言っても、昼も夜もビールを飲んでましたが・・・。 二日前の日曜日に友人一家と出かけたランタオ島のビーチで、ミニラグビーで長男・温と同じ年齢グループに息子(ウイリアム)がいて、過去5年間一緒にミニラグビーを教えている白人(マーティン)と偶然に再会。ウイリアムが2月頃に腕を骨折してからはミニラグビーに顔を出していなかったので、かれこれ5ヶ月振りに会ったことになります。 (↑「ココが香港?」と思うくらい西洋人度の高い場所) 以下、会話(T=タカ、M=マーティン) T「実は来週の23日に香港を離れて、ニュージーランドに引っ越すんだよ」 M「実はオレも25日に香港を離れるんだ」 T「イギリスに帰るの?」 M「いいや、ニュージーランドだよ」 T「えっ、イギリス人じゃなかったの?」 M「いや、おれはキウイだよ。ニュージーランドではどこに住むんだい?」 T「オークランドさ」 M「オークランドのどこ?」 T「メドウバンクだよ。実は温の2年生の時の担任の先生がメドウバンクスクールにいて、子供たちがあそこに通いたいって言うもんだから」 M「メドウバンクスクール? それってオレの通ってた小学校だよ。実は我が家もメドウバンクに帰るんだけど・・・」 T「ということはご近所になるんだ。そして、子供たちは同じ小学校へ通うんだ」 M「そういうことだね・・・」 ということで、移住前に早くもご近所に知り合いができました。40歳のマーティンもいまだ現役でラグビーをやっていて、年に2,3回は対戦相手の一員として一緒のグラウンドに立っていました。 M「じゃあ、子供たちは引き続きミニラグビーで、オレ達は一緒にクラブチームでプレーしようぜ」 ミニラグビーのコーチは移住後も続けたいと思っていますが、私自身のラグビーはそろそろ止めようかと思っていました。でも、誘われるとやっぱり「やりたい虫」が騒ぎだします。早くも「どんなクラブチームでプレーできるのかな?」と期待を胸に抱いています。本当にメドウバンクには縁がありそうです。そして、彼とは長い付き合いになりそうな予感がします。 by タカ 2004年7月12日(月) 残り11日:今日は休肝日 銀行時代の同僚との送別会が先送りになったので、今日はほとんど1日家にいました。久々の休肝日(・・・と言うほど飲んでもいないのですが^^;)。で、何をしていたかというと、な〜んと、オシゴト。5月にお話をいただいて6月いっぱいかけてやろうと思っていたものの、突然の移住決定で計画が狂いに狂い、途中の引越し、体調不良、送別会を乗り越え乗り越え、とうとう今日終了! さすがにホッとしました。 (←虫喰いネコたち。二匹ともいたって元気で快食快便なのに〜) 本当は今日の夕方にもネコたちはニュージーランド行きの飛行機に乗るはずだったのですが、2回めの検便で思いもかけない寄生虫が見つかり、ただ今投薬治療中。1回目はシロだったし、キャットフードしか食べていないので不思議ですが、とにかく今回は2匹ともクロ(泣) 虫がいる限り向こうへは行けないので、毎日完治を祈ってます。最終的に10日後に私達と一緒に行けるなら、それはそれで結果オーライなんですが、間に合わなければ夫が先乗りして、私+子供+ネコは居残り・・・という、ガッチョ―――ン的な状況もあり得、ただ今、「家族全員一緒!」を念じに念じているところです。 by みこと 2004年7月11日(日) 残り12日:送別会、続行中! 昨日は足かけ18年近い仲の友人宅での送別ホームパーティーでした。十数年来の付き合いの友人を中心に集まってくれましたが、そこに知り合って間もない友人を交え、「私が香港を去った後も彼女達のお付き合いが続いてくれたら・・・」と密かに期待しています。本当に気心知れた同士なので、いつもの持ち寄りで遅めの午後にゆる〜く始まり、メンバーが随時入れ替わりながら延々11時半まで続きました。その間、子供たちも同じ年頃の相手を見つけてそれなりに楽しそうにしてました。 「ホームパーティーとはかくあるべき」という、お手本みたいにこなれた、くつろいだ気配りとお料理。ワインもおいしく会話も弾んで、いつもながらクオリティーの高いひと時をプレゼントしてもらいました。彼女たちとはこれからもニュージーランドや香港でかなり頻繁に会えそうなので、お別れと言ってもあまりピンと来ませんが、付かず離れずの十数年が終わろうとしているのだけは確かで、離れてみてから寂しさが募りそうです。その分、いずれかの場所での再会を心待ちにしています。 今日は親しくしている友人一家とフェリーで離島のランタオ島へ。一切お任せのご招待で、西蘭家はゾロゾロ付いていくばかり;´▽`A ランタオは香港島より大きいものの、長らく離島として日の目を見なかった島でした。それが新空港やディズニーランドの建設、それに伴う道路インフラの整備で、俄然、表舞台に出てきました。個人的には夫と知り合う前の独身時代に良く出かけ、潮風に吹かれながらシーフード料理を楽しんだり、休日にはハイキングをしたりしてましたが、結婚して子連れになってからはとんとご無沙汰でした。 なので今日は懐かしさと、まったく知らないビーチのほとんど西洋人しかいないレストランでのお食事という目新しさが相まって、なんとも楽しい1日でした。台風でも近づいているかのように風の強い日で、子供たちはビーチ際で波乗りを楽しみ、親たちは相変わらずワイン&おしゃべり。途中、シャワーが来たこともあって暑すぎず、戸外で過ごすには最高の日でした。ワイルドな南アフリカ料理も○!特にドイツ風のしっとりしたパンはおいしかった♪ お土産にまでいただいて、完ぺきな気配りにただただ感謝感激。明日の朝食が楽しみです。プチ旅行みたいで、素晴らしい思い出になりました。 by みこと 2004年7月9日(金) 残り14日:最後の「陸羽茶室」 今日は仲良し3人で、香港で最も老舗の飲茶レストランと言われている、セントラルの「陸羽茶室」へ。普通の飲茶のようにだだっ広くなく、こぢんまりとしていて二、三人の小人数で行くにはピッタリの場所です。97年の香港返還まではお馴染みさんと一見(いちげん)の日本人観光客で溢れかえっていましたが、最近は経営陣が変わったこともあり誰でも行ける気軽な場所となりました。 (←テーブルも小人数向け) 一緒に行った二人は「サービスが悪い」、「まずい」とかなりマイナス・イメージも持っていたらしいのですが、「おいしい♪」、「愛想もワルくない♪」と、「リベンジ成功♪♪」とホクホク。この手の老舗にバカッ丁寧なサービスを期待してないせいか、私は「サービスが悪い」と思ったことがないし(言葉の問題で入っていたはずの予約が入っていなかったことは何回かありますが)、ましてや「まずい」なんて感じたことはありませんでした。なので二人が喜んでくれただけでもウレシかったです。まだまだ香港にもいい飲茶のお店があるものです。 昼もいいけれど、実は夜がけっこう穴場です。昼と違ってガラ〜〜ンとした店で化学調味料を一切使わない、こざっぱりとした家庭的な広東料理をつつくのはけっこうイケます。「二人で中華!」という状況には持って来いだと思ってます。店内も正当レトロで、後発のレプリカ組とはかなり趣が違います。 11時半から2時過ぎまで食べて飲んでしゃべっての私達。いくら話しても話は尽きません。あ〜、こういう時間が終わっていくなんて信じられない! 本当の送別会と送別会を口実にした(?)集まりが、昨日のトラムパーティーから始まってこれから11日間連続で続きます!(中1日休みあり) さ〜て、体調を万全に整えて臨まなくっちゃ! by みこと 2004年7月8日(木) 残り15日:送別トラムパーティー ニュージーランドの移住認可がおりるずっと以前に、親しい友人と電話で話していた時、「香港を離れる時はお世話になった人を呼んでトラム(路面電車)パーティーをやりたいんだけど、忙しくてできるかな?」と言ったら、「そんなこと今から考えてるの?そんなの私がやってあげるわよ!」と力強く言ってくれたことがありました。彼女は約束通り、もう一人の友人と一緒に、本当に今夜、トラムパーティーをプレゼントしてくれたのです!もう彼女達の企画力、行動力、ホスピタリティー、アイデアには脱帽です。世の中にはこんなに強力&有能な人たちが、一見大人しく専業主婦として生息しているのですから、侮れません。 (←夜のライトアップはまるで遊園地の観覧車) 出発は6時半。繁華街のコーズウェイベイを柔道仲間の子供たちを中心に総勢30人で出発!昨日の雨といい、今日も一雨来そうなくらいの曇り空で、香港らしい生暖かい夜風も吹いて、盛夏にしては暑すぎない素晴らしい日和。いきなりシャンペンが開いて、紙コップではなくシャンペングラスで乾杯〜☆ 子供たちは食べ物がズラリを並ぶ1階とオープントップの2階を大喜びで行ったり来たり。屈強揃いの柔道の先生方も同乗していただき、傍目から見たらどういう集団に見えたでしょう?(笑) トラムは一路、計7年近く暮らしたハッピーバレーへ。毎日見ている競馬場の周りをグルリと回って、大好きな湾仔(ワンチャイ)、独身時代から含めれば5年以上働いたアドミラルティーを抜け、これまた8年くらい働いたセントラルも通り抜け、ビーズだ手芸用品だを買い出しに行った上環(ションワン)を過ぎ、香港島の西の外れの車庫へ。この間、約1時間半。私の香港暮らしは香港島に始まり香港島に終わり、ついぞ九龍側で暮らしたことはなかったので、今日のコースは走馬灯のように流れていく思い出そのものでした。 私が知ってからの20年で大きく変わった香港。でもそんな街の一角で、ふと、まったく変わらないものを見つけた時は小さな安堵と嬉しさを覚えるものです。それはまた普段何気なくつきあっている友人たちが、こうしていざという時に見せてくれるかけがえのない友情にも似ています。移ろい行くものと、どんなに時を経ても変わらないものと・・・。私を育てた香港とそこで出会った大切な友人たち。どちらも一生失うことのない、私の宝です。 by みこと 2004年7月7日(水) 残り16日:香港最後の七夕 「メルマガがストップしてる分、せめて日記くらいもう少しマメに更新しよう!」と心を入れ替えた矢先、突然ダウン。「3日の"お別れハッピーアワー"の疲れが出たのか?」と思いきや、そんなものではなさそうで、一昨日は吐き気で目が覚め、昨日は全身の節々が痛くて朝ベッドから降りるのも一苦労という状態に。動悸、めまい、目のかすみ、吐き気、微熱、鼻水、頭痛、食欲不振、喉の腫れと不調のオンパレード。それに、この関節の痛み・・・。何かを食べると左のこめかみが痛くて噛めないという訳のわからない状態に。なのに血圧だけは正常値!? そもそも引越し翌日の先月25日に前の家の掃除に行った際、本来ならゴム手袋をして使うべき洗剤を、もうゴム手袋などとっくにどこかへ行ってしまっていたので、素手でガンガン使ってキッチン回りなど掃除してしまったせいか、翌日に手がパンパンに腫れ、猛烈に痒くなってしまっていたのです。「あちゃ〜☆」と思ったものの、普段から頑丈な皮膚なので「そのうち治るだろう」と放っておいたのですが、腫れが引いても痒みが残り、それが手首の方まで広がるかと思えば、再び引いて、また腫れて・・・の繰り返しでした。 「こんなに時間がかかるということは、ひょっとして洗剤のせいではなく、何かへのアレルギーなんだろうか?」と思い始めた矢先、一昨日から手の指の皮膚が剥け始め、本当にやけどの跡のようです。始めの頃こそ、「掌が痒いのはおカネが入ってくる前触れ♪」なんて超〜ノンキだった私も、とうとう観念して昨日は病院に駆け込みました。血液検査をして明日再診です。なんだかコワい病気じゃないといいですが・・・とりあえず痒み止めと腫れ止めで、しっかりグーができるぐらいには回復しましたし、関節の痛みもすっかりなくなりました。「薬ってスゴい!」 でも、汗のにおいが1日で変わり、この点でも「薬ってスゴい(=コワい)!」 今日は七夕。お昼頃、雷を伴った猛烈なシャワーが来て、「これじゃあ、織姫と彦星が会えないじゃん!」と恨めしく空を見上げていたら、突然止みました(笑) 子供が小さい時はどこぞから笹を仕入れて来ては友達を呼んでお祝いしてましたが、子供が大きくなるに連れて風化しつつある、我が家の数少ない日本の伝統行事。仕事に行く前の夫に、「今日さ、七夕でしょう?何かする?」と軽くふってみたら、「願いもかなっちゃったしな〜」という気のないお返事。でも、「一番大きな願いがかなったからこそ、お礼も兼ねて何かしたいな〜」と、腫れた手をぢつと見ながら、石川啄木入ってるところです(爆) (←去年はSARSで帰国中の日本で、近所のみんなとお祝いしました) by みこと 2004年7月3日(土) 残り20日:お別れハッピーアワー 台風接近中の今日は前々から計画していた西蘭家の「お別れハッピーアワー」の日でした。所属しているクラブの一部屋を借り、午後3〜7時までいつでも好きな時に立ち寄ってもらい、大人はグラスを傾け、子供はちょっと遊んでいってくれれば・・・という趣旨でした。親子ともども友人やお世話になった方々をお呼びし、子供たちはクラスメート全員に招待状を出し、習い事でのお友達にも声をかけました。 (←フライドポテトとチキンナゲットがなくなる、なくなる。2番人気は春巻きとサテーでした) 招待状への返事を不要にしておいたので、何人くらい来てくれるのか検討もつきませんでした。しかし、会場とスナックや飲み物の予約をしなくてはならない関係上、「とりあえず子供40人、大人40人で行こう!」ということになりました。 結果的に記憶ベースですが、子供37人、大人40人が立ち寄ってくれ予想的中!4時間めいっぱいいてくれた温のクラスメート、3年ぶりに再会できた友人、子供の友達のお父さんが元上司だったと発覚するなど「!!!」の連続でしたが、慌しくも楽しい午後でした。西洋人は学校が終わるや否や一斉に帰国してしまい、かなり出払ってしまったというのに、なぜかラグビー関係者は大勢残っていて、昨晩夫と1時まで飲んでいたイギリス人&アイルランド人たちが一晩明けて、スッキリした顔つきで戻ってきてました♪ 子供たちはベイブレードやテニスボール・サッカー、追いかけっこと、ワーワーギャーギャードタドタバタバタ<<<< 普段子供に接する機会の少ない子なし夫婦がたじろぐうるささで、会場は即刻動物園に;´▽`A でもほとんどの大人がこの手の騒ぎなどまったく気にならないほど鍛えられた人たちなので(=親)(笑)、みんな思い思いに話したり飲んだり、それなりに楽しんでもらえたようです。 どんなに名残惜しくても、お別れの時が刻々と近づいているのを感じます。今日会えた人の3分の1くらいとはまだお会いする機会があるものの、そうでない人や子供たちとは今日が最後。 心から、「お元気で。またお会いしましょう!」 by みこと 2004年7月2日(金) 残り21日:送別会が本格化 当然ですが、昨夜何があろうとも夫はシャキッと会社へ。あれだけワインをチャンポンしたのに、私も特に二日酔いはなく、子供の朝食を用意しネコのトイレを片付け・・とまったくいつもの朝。香港生活もあと3週間になりました。 暇で金欠の子供たちは盛んにアルバイトをしたがり、家事を覚えてもらういい機会でもあるので、いろいろやってもらうことに。洗濯物たたみ:15円(量が多い時は30円)、食器洗い:朝食60円、昼食75円、夕食90円(もちろん鍋釜含み、残り物のラップかけ、レンジ掃除まで)、洗濯:洗って干すまでで60円(2回分)、ネコのトイレ掃除:1日2回で23円。 食器洗いはちゃんとできてなければやり直しだし、洗濯物もたたみ方がきれいでなければガンガン文句をつけます。でも、二人は新鮮味もあってかなかなか一生懸命。これで食器洗いのコツや洗濯の干し方を覚えてくれるなら御の字です。今のところはけっこう付きっ切りで私にとってはあまり時間の節約になりませんが、3日もやれば慣れるでしょう。そうなれば、けっこう助かるかも♪ 午後は子供の友人3人を呼んで所属するクラブのプールへ。夫が付き添ってくれたので、私はお迎えだけでラクさせてもらいました。彼はそのまま夜のラグビー関係者による送別会に突入し、フィリピンのサンミゲル・ビール(このビールは香港でもボトリングしていて缶ビールが出回ってますが、ボトルで飲むフィリピン産の方が断然おいしい♪)を12本くらい飲んだそうな。最後はウィスキーのロックを何杯かひっかけ、ほとんど何も食べずに(これがイギリス系の人たちと飲む時のお約束)、1時にご帰宅。慌てて作ったかけそばを食べて早くもZZZ。お疲れサン。まだまだ続くよ、送別会♪ (↑教え仲間&飲み仲間) by みこと 2004年7月1日(木) 残り22日:中国返還記念日はマラソン送別ホームパーティー 今日は香港の中国返還記念日でした。世界初の一国二制度が始まって丸7年が終わったわけです。その間の香港の中国化には目を見張るものがあり、中国人たちの金回りの良さにも度肝を抜かされっ放し。本当にお互いの垣根が年々低くなり、二制度がどんどん形骸化していく気がします。 さて、夏休み初日の今日は、日本人一家に送別ランチにお呼ばれされていて、高級住宅街ミッドレベルの、これまた高級な300平米くらいありそうな豪華マンションへ。計4人の子供たちは家中走り回り、気が向けば階下のプールへと勝手気ままに遊びまわり、親は親でワイン片手に延々おしゃべり。気が付けばもう日もとっぷり暮れ、「夜ご飯どうする?」という時間に。いくらおいしいランチをたらふくご馳走になったとはいえ、8時も回れば小腹が空いてくるもの。 「どうしよう?」と思っていると、な〜んとマンションのレジデンス・クラブ内のレストランから出前をとるという離れ業で、問題は難なくクリア。レジデンス・クラブのあるマンションになど住んだことのない私達には手品のようでしたが、あっと言う間においしいディナーがテーブルの上に並び、夕食は5分で終了(笑) それから再び大人はおしゃべり、子供はお遊び再開っ! けっきょく、延々夜中の12時直前まで続いて、「きゃ〜、12時間の超〜長居!」とあたふたと退散。タクシーに飛び乗って10分超で帰宅。「あ〜、香港って便利♪ 楽しい1日だった、Aさんご一家、ありがとう♪」 by みこと 2004年6月30日(水) 残り23日:さよなら、ブラッドバリー・スクール 今日で子供たちの学校が終わりました。日本でいう学年末なので、二人はそれぞれ5年生と2年生を終えたことになります。日本のような終業式はないのですが、かといって普通に勉強しているわけでもなく、なんとなく遊んだりゲームをしたり話したりして半日を過ごしたようです。成績表はとっくに郵送で送られてきているので、通信簿を持って帰ることもありません。善は担任の先生からもらった中国のお守りを大事そうに持って帰り、温は自分を含め、このまま学校を去る子の話を盛んにしていました。 (↑温も善も最初に使った教室はここでした) 普段だったらこれで、「やった〜!夏休みだ〜♪」となるところですが、大好きだった学校と香港を離れる感傷とニュージーランドへの期待と不安でか、二人ともなんとな〜く静か。でもNZ在住の読者の方が送ってくれた現地の不動産情報誌を一緒に見ながら、「この家いいじゃん」などとやってるので、彼らなりに新しい生活に期待をかけているようです。ともあれ長年の通学、ご苦労様。NZに行ってもがんばってね。 by みこと 2004年6月29日(火) 残り24日:何でも最後 もう誰に会っても、何をしていても「香港ではこれが最後」という段階に入ってきました。今日はこれから2ヶ月香港を離れる予定の古い友人と最後のランチをしてきました。夫も登場して、友人の希望もあって3人でベトナム料理へ。ライスヌードルにしゃぶしゃぶ風薄切り牛肉の乗った看板料理に舌鼓。夫は「香港を離れる前の最後の夕食はこの店で」と決めているようで、22日の夜も私達は同じものを食べているでしょう。 その後、多分最後の10ドルショップ(日本の百円ショップ)回りをし、壊れてしまったネコ用品を買い、こっそりビーズ用品なども買って、銀行に寄って慌てて帰宅。明日は子供が半日で戻りそれ以降は夏休みに入るので、こうして日中に出かけられるのも今日まで。日本人学校の体験入学が始まるまで、一人の外出はしばしお預けです。 by みこと 2004年6月28日(月) 残り25日:荷物の次はクルマ 昨日はさすがに昼近くまでベッドから抜け出せず、元気な善のみ早くから一人ベイブレード(一人でも楽しい?) 温はベッドでゲームボーイなのか静かなもの。こちらは喉の痛みと前夜のワインがやや残る頭を抱えながら、それでも「今日はどこに行こう?」と一生懸命考えていました。 というのも、香港でクルマのある最後の週末なので、「ぜひ思い出の場所を回ろう!」と前々から計画していたのです。しかし、あまりの寝不足に遠出は断念し、住んでいる香港島のみを軽くドライブすることに。まずはビクトリア・ピークにある見晴らしのいいカフェで遅〜いブランチ。ここは何年も来ていて、ちょっと前までは食べ終えるや否や子供たちはおもちゃコーナーに走って行ったのに、今や二人とも走っていく先はコンピューター。ネットカフェなのでネットはし放題ですが、しみじみ「二人とも大きくなったな〜」(←ピークから) その後は愛用のバーベキューポイントだったチュンホムコックへ。スタンレーまで足を延ばすのは諦めて、日曜でもガラ〜ンとしたチュンホムコックのスーパーで買い物をして帰りました。夜は久々にお料理。しかしお皿の数が僅少で、これからは堂々ワンプレートデッシュの日々です。ちなみにメニューはほうれん草豆腐ライスと中華スープでした。 (←大好きな疎らな木の向こうに見える海の風景。あ〜、私に少しでも絵心があれば・・・) 今朝は夫が指定されたコンテナ埠頭にクルマを運転していき船積みし、いよいよニュージーランドで再会するまでお別れです。元々クルマは持って行きたかったのですが、以前NZの専門業者に問い合わせたら、私達の10年落ちのサーブは「輸入対象車に入っていない」と言われ、持って行くのを諦めていました。そこで移住が決まるや否や早速売ろうとしたものの買い手がつかず、廃車にするしかないという段になり、夫がダメもとで自分で調べたら「どうも持って行けそう」ということに。最終的に別の業者で「対象車」というお墨付きをもらい、急きょ持っていくことになりました。どうか何事もなくNZで再会できますように! (↑信じがたいけど、この超ラフな格好の二人が保険会社の人です;´▽`A ) by みこと 2004年6月27日(日) 残り26日:荷物の送り出しと引越し終了 6日ぶりの更新です。前回の21日から徹夜のパッキングを経て、24日にニュージーランド行きの荷物を送り出し、同時にウィークリーマンションに引越しました。前の家から徒歩10分ほどとは言え、NZ行きにならなかった荷物をクルマで何往復も運び込んでしまい、今は新居がかなりのモノで溢れ返ってます。1ヵ月はここで暮らすので、コーヒーミル、エスプレッソマシーン、水切りカゴ、電気蚊取り、掃除機、アイロン台、炊飯器など、普通の入居者はまず持っていなそうな生活用品が一式揃ってます。 (↑3日で廃業となった立ち食い食堂。最後のメニューは夫と食べたそうめん) さすがに引越しの翌日は疲れがドォォォ〜と出たのか、25日は喉が焼けるように痛くなり、あくびをしても水を飲んでも涙が出るような痛さ。おまけに午前中の吐き気がお腹に来たのか、お昼からはお腹の調子も最悪になり、トイレとベッドを行ったり来たり。かなりの水分を失ってしまい、ミネラルウォーターを24時間で6リットルをラッパ飲みし、ビタミンCのタブレットを10日分まとめ飲みしてなんとか乗り切りました(この方法でここ数年は抗生物質要らず)。(←トラックに積まれるまで野ざらしになった荷物。これを目撃した知り合いが何人も) おかげで夜にはほぼ復活し、友人+彼女のお手伝いさんと一緒に西蘭家総出で、前の家のお掃除に。強力な助っ人のおかげで8〜10時の2時間でガラ〜ンとした家はかなりスッキリ♪ 「いい家だったなぁ〜」と思いつつ、思い出の家を後にしました。 昨日は新居の片付け+もうすぐイギリスに夏休みに行ってしまう一家にお呼ばれ♪ 子供がクラスメートというだけでなく、今では家族ぐるみのお付き合いなので名残惜しいことこの上なく、な〜んと大人も子供も朝5時まで延々延々とおしゃべり+お遊び!7歳の善まで最後まで起きていたのにはビックリ。親が親なら子も子? 今朝は再び喉が焼けつく痛み。つける薬がないおバカぶりは十分承知してます、ハイ。 by みこと 2004年6月21日(月) 残り33日:立ち食い食堂「みこと屋」 え〜、突然ですが今夜から、立ち食い食堂「みこと屋」を始めることになりました。というのも、ベッド、パソコンデスク、ビーズデスク、子供の勉強机以外の家具がすべて引き取られていったため、家の中から食卓もソファーも椅子も、み〜んななくなりました。それで、立ち食い・・というわけです。「何かカウンター代わりになるものないかなぁ〜」と探していたら、ありました、ありました!アイロン台が(爆) だからお客様は一度に2名様まで。メニューは麺か丼ものという正しい立ち食い食堂です。来てみます? エージェントから私達のビザが張られたパスポートコピーが送られてきました♪ パスポートはすでに国際宅急便でこちらに向かっているそうです。さすがに移住が現実味を帯びてきました(遅っ!) 明日は香港の休日。最後の買出し日になりそうですが、買い物嫌いの私はやや気が重いところ。せっかく物も減らしたのに、飽くなきイタチごっこ(トホホ) 昨日は独身時代からの長い友人であるフランス人一家と、共通の友人の日本人一家とアフタヌーンティーへ。西洋人はこれからビシバシ夏休みで本国に帰るので、主だった人とは今月のうちに会っておかないと機会がなくなってしまいます。彼らもそんな一組で食事をする余裕さえなく、"送別ティー"になってしまいました。その後、いったん家に帰って荷物の箱詰めをしてから、夜は再び日本人一家でお夕食♪ 排骨茶(バクテー、シンガポールやマレーシアのスペアリブ胡椒スープ)に親子丼というお気に入りメニューで、早くも送別会太りスタート(まずっ!) by みこと 2004年6月19日(土) 残り35日:引越まであと5日! 昨日は善の3ヵ月遅れの誕生パーティーが無事終了し、ホッと一息。しかし、休む間もなく、今日は朝から引越のための保険関連の書類作成でガタガタガタガタ。西蘭家には金目のものはありませんが(堂々)、なくなったり壊れたりしたら困る思い出の品はそれなりにあり、エンピツ舐め舐め一つ一つの価値を査定しながら、「あ〜、いよいよここを離れるんだ〜」という気分に。子供は同じくこの7月に香港を離れるオーストラリア人一家の家に遊びに行き、夜はみんなで回転寿司に繰り出すことに。子供だって名残惜しい気持ちは同じ。なんとか機会を作って少しでも多くの友達と一緒にいさせてあげられるといいのですが、こちらも火を吹く忙しさで、なかなか思うに任せません。 (↑パーティーはさんざん泳いだ挙句、けっきょく最後は復活してきたベイブレード♪) 昨晩は、ミニラグビーと呼ばれている毎週日曜早朝の子供ラグビー関係者の打ち上げでした。かなりフォーマルな人からラグビージャージの人までいろいろいるのが、ラグビー関係のパーティーのいいところ。相変わらずラフなジョークに浴びるほどのビールで(私はワインを少々)、楽しいひと時でした。私は子供のお迎えがあったので、長いスピーチで有名な会長スピーチの途中で抜けてしまいましたが、夫はスピーチの最後に、長年の功績(?)が認められてネクタイをプレゼントされて帰ってきました。功労者は300香港ドル(4500円)のシルバーマグを贈られたのですが、夫のネクタイは320香港ドルだったそうで、20ドル分がお別れ記念? 今は予定をこなすのが精一杯ですが、後で思い返せば一つ一つの出来事、一人一人の友人が猛烈に懐かしくなることでしょう。忙しさの中でも目一杯、それぞれのシーンを目の奥に焼き付けておくことにします。さ〜て、これから子供4人を回収して回転寿司へレッツゴー! by みこと 2004年6月17日(木) 残り37日:分刻み体制 ここ2日、来週の香港内での引越しとニュージーランド行きの荷物の送り出しを控え、涙ぐむ忙しさです。例えば今日・・・ (←今の時期は西洋人の引越しのピーク。これは対面のマンション。相当荷物があるらしく2日がかり。西蘭家は当然1日。半日かな?) 7時:起床。今日は学校でピザを売ってくれる日で、弁当休みにつき30分余分に朝寝♪ 8時:子供の見送り 8時半:ヨガへ 10時半:ヨガ終了後、数人でお別れ「モーニング・コーヒー」(みんな元気でヨガ続けて〜) 11時半:病院へ。5分で用事を済ませ、夫との打ち合わせに夫のオフィス付近へ移動 12時半:引越しの最終の詰めをしながら夫と激辛タンタン麺ランチ。話も淡々?(寒っ!) 1時半:獣医のドリスに届ける花束を買って帰宅 2時:引越し関係の電話&メールに追われながら洗濯&朝食の(!)片付け 3時:子供のお迎え 3時半:誕生パーティーへ行く温にプレゼントを持たせて送り出し。善と九九の練習 4時:友人のイギリス人ママから電話。30分話している間に善は一人で柔道へ(エラい!) 4時半:電話終了後、花束を持ってドリスのクリニックへ。2つめのクリニック開所パーティーに行けなかったので、そのお詫びとネコの移送に向けニュージーランド当局に一筆書いてもらうためのお願いを兼ね、久しぶりにしばしおしゃべり。(本当にいい先生♪) 5時半:途中で買い物をしてすっ飛んで帰り、洗濯物を取り込んで夕飯の下ごしらえ 6時半:不用品の引き取りに友人来訪。いろいろ持って帰ってくれて大助かり(ペコリ) 7時:善帰宅。明日の善の誕生パーティー(なんと3ヵ月遅れ!)の打ち合わせ 7時半:夫帰宅。3人で夕食(チチンプイプイのカンタンさ) 8時半:温が超〜ゴキゲンで帰宅(そりゃそうだろ!) 9時:月刊誌の原稿書き&校正(夫が食器洗い&コーヒーまで淹れてくれました♪) 明日は、午前中は遠出の買い出し、午後は善の誕生パーティー、夜は子供を預けてミニラグビー関係者打ち上げと、更にハードな内容に。ハーハーゼーゼー楽しもう!@。@v by みこと 2004年6月15日(火) 残り39日:遠方より朋来る 昨日はすでに日本へ帰国した友人親子がひょっこり遊びに来たので、3家族で夕食ということになりました。子供たちは突然の再会にハイになりっ放し!ご飯もそこそこに遊びまくってました。たかだか10年ぐらいの人生、そのうちはっきり記憶があるのが3分の2あるかないかだったら、数年一緒に過ごしたことは、とても大きな思い出なのでしょう。もちろん親も話に花が咲き、私にはまったく縁のない、イマドキの日本お受験事情もいろいろ聞かせてもらいました。(タイヘンなんですね〜^。^;) 1年に一回会えるか会えないかの友人なのでこの時期に会えたのは本当にラッキー♪ 日本に帰ってもそうそう友人には会えるものではないので貴重な機会でした。不思議なことに、その夕食に出ようとした直前にかかってきた電話は、温の幼稚園の時の韓国人クラスメートのママで、「まだ居たのね〜。"この電話がつながらなかったらもうニュージーランドに行っちゃったんだろうな〜"と思ってたのよ。実は来週、香港行くんだけど」と言うではないですか!もうビックリ! 朋、遠方より来たるありとはまさにこのこと。なんという絶妙さ!しかも引越しの翌日というタイミング!この巡り合わせにひたすら感謝。 今日は今日で、元同僚がリュックを背負って遠い九龍サイドから、不要になったものを引き取りに来てくれました。子供のビデオ、食器、リネン類、洗剤、文房具、子供の古着、絵本、プラスチック容器、果てはクッキングパーペーの使い残しまで引き取ってくれることになり、感謝感激。海外引越し直前だったらかなりの家が捨てていくであろう使い込んだものばかりですが、まだまだ使えるものでもあり、さすがに生ゴミと一緒にポイポイ捨てるのは忍びなかったので本当に助かりました。おかげで家中ひっくり返し始め、引越しモードはいよいよ待ったなし! by みこと 2004年6月14日(月) 残り40日:物が捨てられない! 「全部捨てられたらどんなにラクだろう?」と思いながら、物が捨てられない貧乏性。あっちに声かけ、こっちに声かけ、家の中のものを徐々に減らしているところです。大きなバンで乗りつけ、壁の飾り棚(あの神棚も!)や額、長椅子やキャビネットを持って帰ってくれたありがたい友人もあり、ただ今、壁には穴が開き、キャビネに入っていたものが段ボールに入ったり、リビングの床に直接置かれたりしている状態で、家の中がスゴいことになってきました;´▽`A しかし、こんなスピードでは間に合わない!なんとしても引越し業者を今日中に決めて、がんがん段ボールを運び込んでもらわねば。 しかし、この引越し業者サンたち、非常に悩ましいことに。決して意識していたわけではないのですが、偶然にも1社は家族ぐるみでお付き合いのある人が担当者に付いてくれたし、もう1社は夫のラグビーのチームメイトが「タカのためにベストプライスを出すよ!」と担当になってくれているし、残りの1社は今まで引っ越し好きの西蘭家が4回もお願いしてな〜〜んの問題もなかった非常に親しいところだし・・・。どこもみんな良さそうで、選ぶのが忍びないです。 しかし、かなりの荷物をあきらめたとは言え、海外引越しとなると相当の額になるので慎重にならざるをえないし・・・。どこになるのかな〜?(笑) ちょっと他人事風に客観的にお値段とサービスで決めさせてもらうことにします。 今日は日本人学校の体験入学の説明会。この期に及んでやっぱり子供たちに最後の日本体験をしてもらおうということになりました。上手く入れるといいのですが・・・。 (←善のラグビーシーズンがとうとう昨日で終了。最後は日本人チームでプレーしてました。仲良しのジョンと) by みこと 2004年6月12日(土) 波乗り再開 季節外れのサクラが咲いたとたん、いろいろなことが起こりました。まず家の電話回線が不通になり、一時電話もメールも使えなくなるという事態に! 修理に来た電話会社の人も「地下ケーブルに問題が出るなんて!」とビックリしていました。私自身も去年11月以来の風邪を引き、2日に渡って寝たり起きたり。さすがに2週間、超睡眠不足のまま突っ走ったので酷使した電話回線ともども、同時にガタが来たようです。 そのせいで楽しみにしていた6月4日の「天安門事件15周年記念追悼集会」には行かれず仕舞い。出席できるのも今年が最後で、毎年出ていたのでとても残念です。しかし、2日後に日本行きの旅行を控えていたこともあり、涙を飲んで断念しました。おかげで6日からは3泊4日で、女友達と「伊勢志摩(熟)女二人旅」をしてきました。二人とも結婚して以来、夫と子供を置いて旅行だのということはしたことがなく、もう羽が生えんばかりの解放感! しかもこちらは3年来の夢が達成できたばかり。最高の思い出になりました。(←いつ行っても心が洗われるような美しさと静謐) もともと4月に家族揃ってお伊勢参りをするはずだったのですが、飼い猫ピッピのガン闘病で私だけが居残ったため、名古屋行きの航空券が残ってしまいました。しかもそれがマイレージを溜めたタダ券だったため行き先も変更できず、名古屋に行くかムダにするかのどちらかでした。伊勢へは毎年行っていることもあり、私は一人でも行くつもりでした。ちょうど5月の終わりには香港の祝日もあることから、「夫に子供を託して、移住に向けて最後の願掛けに行こう!」と密かに決めていました。 それが思いもかけない旅の道連れを得、おまけに移住認可の吉報まで手にしてのお礼参りになるとは誰が予想し得たでしょう? 結果的に考えてもみなかった楽しい旅になりました。丸1日伊勢でゆっくりお参り&食べ歩きをし、翌日には関西の人が「シマカン」と呼ぶ「伊勢志摩観光ホテル」に泊まり、夜は有名なフランス料理のアワビに舌鼓を打ちました。偶然にも私達二人はお互い見ず知らずだった10代の大学生の頃から、「いつか大人になったらこのホテルに泊まろう」と思っていたので、二人して「大人になったもんだよね〜」と、何やら感無量。「女42。大人でなかったらナンなんだ?」と、ツッこまれそうですが;´▽`A 帰ってくるなり、たんまり入れてしまった仕事、引越し準備、各方面へのご挨拶などなど、ありとあらゆることが一気にどぉ〜と押し寄せてきました。「来た来た来た来た!」と思いながら、再び怒涛というビッグウェーブでの波乗り再開で〜す♪ by みこと 2004年6月1日(火) サクラサク! 5月25日の日記の通り、本当に"ひょこ"っと返事が来ました。5月31日、私たちのニュージーランド移住に向けた事業計画は正式に認可されました!ついに夢がかなったのです♪ 昨日はまったく実感がなく、正式な手紙も目にしていないせいか半信半疑で、夜になってとりあえずシャンペンと、な〜んとお赤飯で(!)家族だけでお祝いしました。今朝、再びエージェントと細かい話をし、やっと実感が湧いてきたのでみなさんにお知らせし始めたところです。(←いよいよ、こんな風景が現実になります) 追加書類が金曜にウェリントンに届いたはずなので、月曜に答えが出たとなるとほとんど即決だったようです。メルマガにも書いてきたように、最初のコメントがこれ以上はないくらいネガティブだったので、逆転サヨナラホームランをかっ飛ばしたことになります。これも、エージェント、会計士(2社)、紹介状を書いて下さった取引先+友人、あれこれ知恵を授けてくれたキウイの友人、メールや電話で励ましてくださった読者の方々や友人たちのおかげです。 みなさんの「絶対行って!夢をかなえて!」という想いが、本当に一つにつながって、不可能が可能になったと心から信じています。ガンを克服して、行ける体勢を整えてくれたピッピにも感謝しています。あのまま看病を続けていれば、5月後半の怒涛の日々はありえなかったかもしれません。思い立ってから3年4ヶ月、申請してから1年2ヶ月、有言がとうとう実行になり、こうして結果をお伝えできることを本当に幸せに思います。そして何よりもチャンスを授けてくれたニュージーランドに感謝を捧げます。 ホームにも書きましたが、同じ志を持つみなさん、状況は厳しくなる一方ですがぜひ夢を持って、経過を楽しみながら(これが大事!長丁場とプレッシャーを乗り切る唯一の方法ではないかと思います)、「来るその日」を目指してがんばってください。信じれば道はいつでも残されていますよ。私達のように「これっきゃない!」状態で、頭の中から毎日の生活まで「ニュージー♪ニュージー♪」だと、運命も根負けしてくれるかも?!こちらも「9ヶ月以内の事業立ち上げ」、「2年後以降の永住権申請」と、まだまだハードルはたくさんあります。一緒にがんばりましょう。 長らくの応援、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 by 西蘭一家 2004年5月30日(日) いよいよ、引越しモード♪ 今日、とうとうキャビネット、長いす、壁掛け用飾り棚、その他こまごまとしたキッチン用品が元同僚宅へもらわれていきました。これからもこの調子で、来月24日の引越しまでに、いろいろなものがなくなっていく予定。あ〜、楽しみ♪ 同時に、キャビネットの中に入れていた物(ほとんどガラクタ)などの整理整頓が始まり、本当に家の中に段ボールが積まれていくことになりそうです。 同時にこの週末は英字紙に「車売ります」の広告を出していて、こちらの方も数件引き合いあり。上手く売れてくれるといいのですが。というのも、今度引越すところはウィークリー・マンションなので駐車場がありません。しかも、香港随一の繁華街まで徒歩10分、所属するクラブまで5分という近さで、クルマの売却は引越しを決めた時からの決定事項でした。ところがその後中古車業者を回ってみると、今乗っている10年落ちのサーブはなんと"No value!"だそうで、どこも引き取ってくれません。 となると、個人で買い手を見つけるか、廃車にして政府から8,000香港ドル(約12万円)を回収するしか方法がないのです。「コンディション良好で、ヨーロッパ車らしいフォルムも美しく、つい最近、何の問題もなく車検を通ったばかりのこのクルマが廃車?」と思うと、居ても立ってもいられなくなり、まず所属しているクラブの掲示板、そして新聞に広告を出し、何としても誰かに乗ってもらおうということになりました。長年お世話になってきた愛車です。粗大ゴミのようには捨てられません。製造年の問題でニュージーランドには持って行けませんが、そうでなければ絶対に持っていったところです。 ・・・という訳で、私はこれから一人で超片付けモードに。野郎3人は午前中のラグビーの後、クラブで7人制サッカーの国際試合が開かれているため、夕方の決勝戦までどっぷりサッカー観戦です。マンチェスター・ユナイテッドやアースナルのユースが来ているので、かなり盛り上がっているようです。時間があるのなら観てみたいですが、こんな時はかえって一人でコツコツやった方がいいのかもしれません。さて何箱できるか? (←どこから手をつければ?) 今日、トップのカウンターが30,000を越えました(パチパチパチ)。多数のご訪問に感謝いたします。 by みこと 2004年5月29日(土) 感電寸前? 昨日、とうとう壊れてしまった携帯電話を買い替えました。実は先日、「タイムズ・スクエア」という香港を代表するショッピングモール内の電気屋街に一人で買いに出かけました。ところが、あまりの混雑、キャッチセールのような超アグレッシブな店員、どっかり腰をすえた中国大陸からの買い物客、そして品数の多さに目がクラクラ。一応、すべての店をのぞいたものの、行く先々で立て板に水のような広東語を頭から浴びせられボロボロ。けっきょく何も買わずにスタコラサッサと退散してしまいました。 日本でも秋葉原の駅を降り、賑々しい看板とスピーカーから大音響で流れてくる宣伝を聞くたびに、動悸がしてくる私。あんな場所に何時間もいられ、しかも楽しめる夫が信じられませんが、世の中その方が普通なんですよね? どうして私はこうも拒否反応が出てしまうのか? 「アキハバラデパート」でイジイジ時間つぶしをしながら、我ながら不思議な気持ちに。でも、ダメなものはダメで、ズラリと並んだ電気屋さんを見るだに胸がムカムカ、ほとんど胃痛がしてきます。 そこで平日の空いている時に夫に付き合ってもらい、サクッと1台買ってきました。私など通話ができれば十分ですが、デザインで気に入ったのが見つからず、けっきょく、ラジオが聞けて、ネットができてというモデルになりました。でも通話以外の機能を使うことはまずないでしょう。メールさえ打たないくらいなので。ケータイなるものを「できれば持ちたくない」と心底思っていることも、買い替えを億劫にしていたのかもしれません。 人に迷惑をかけないためにも、なるべく番号を知らせないようにしているつもりですが、それでも切っていれば「つながらない」と言われ、ちょっとしたことでも「ケータイしてくれればよかったのに」と言われ、世の中はもはや、ケータイを前提に回ってるんでしょうね。どこで何をしていてもリーチされてしまうなんて、いまだにすごく抵抗を感じますが、会員制クラブ内はどこも使用厳禁なので、大手を振ってスイッチオフ♪ あの機械音や着メロを聞かなくて済むだけでも私にとってはオアシスです。せっかく買ったこのケータイ、やっぱりなるべく携帯しないようにします(笑) by みこと 2004年5月26日(水) 夫の移住準備 今日は香港の休日です。お釈迦様の誕生日だそうです(って他人事?)。日本人には「それって4月8日の"花祭り"じゃない?」ってとこですが、本チャンの旧暦では今日になるようです。旧暦は毎年正月が変わるなど現代社会にとっては合理的ではないものの、香港ではビジネスや日常生活は新暦で、行事関係は旧暦で、と上手く使い分けています。 こうして旧暦を身近に感じてみると、季節の変わり目やそれに伴う挨拶など「う〜〜ん」と、唸らせられるほど見事に合っていることが多々あり、日本人が合理性重視で旧暦を捨ててしまったのは、なんとも惜しいことです。新暦で季節の挨拶をしてもなかなか実際と噛み合いませんしね。こんなことを感じるのも仕事を辞め、季節や日常をもっと身近に感じられるようになったからかもしれません。辞めてから1年経ちますが、まだまだ小さな発見があるものです。 休日とはいえ家族はまったくの別行動で、私は朝9時から孤児院「マザーズ・チョイス」のボランティアへ。さすがに休日なのでボランティアの数も少なく、風邪を引いて隔離されている子も何人かいて、行って正解でした。その間、夫が子供の宿題を見てくれ、ランチまで食べさせておいてくれました♪ 私が戻るや子供たちはお友達の家へ。夫はジムへ。夕方に野郎達は落ち合って一緒に野球をするんだそうです。私はこのまま洗濯+引越し準備+夕飯作りかな? 夫は「ニュージーランドに移住した時、"ラグビーやってます"と言っても恥ずかしくないカラダになる!」と宣言し、ただ今週6回(!)のトレーニングを自らに課し、高校・大学のクラブ活動以上に激しくやってます(何が彼をそうさせるのか?´ー`A ) タッチラグビー(タックルのないソフトなラグビー)では3チームを掛け持ちし、しょっちゅう試合があり、私は年柄年中ユニフォームを洗ってます。本人以外には良くわからない、非常に奥深い移住準備のようですが、その前向きさ、ひたむきさにこっちまで発破をかけられてます(笑) (←とあるチームのユニフォーム。チーム内にもう一人Takaさんがいて、残念ながら(?)名前の後ろに「シニア」(!)が付くことに。 by みこと 2004年5月25日(火) 野麦峠を越えて? お久し振りです。(「・・・って、自分の日記だろ?」というツッこみが聞こえてきそうですが・・;´ー`A) ホ〜ントにこもってました。メルマガにも書いた通り、12日に突然、移民局から連絡があったことがわかり、その内容が「これ以上はないだろう?」 と思わず苦笑してしまうほどネガティブで、以来、反論+説明+補足+アップデート+資料取り寄せ+紹介状依頼+エージェント&会計事務所との直談判+キウイの友人との連絡などなど、来る日も来る日も電話+英文書作成に追われる日々でした。おかげで英作文が上手くなりましたよ〜、多分(苦笑)。(↑絶対行くぜぃ!待っててねNZ♪) これにて私達が香港からできることはほぼ終了し、最後の書類を昨夜のDHLで送り出しました。バンザ〜イ!!12日以来、平均睡眠時間4時間、ここ一週間では3時間くらいだったので、さすがに昨日は子供より早く9時から今朝6時半まで爆睡しました(はぁ〜、3日分!)その間、夫が子供の面倒+宿題をとことん見てくれて、食器を洗ってくれて、弁当用のお米までといでくれて、完全な二人三脚。行くのをためらっている温まで、「どうせ住むなら青い屋根のお家がいいなぁ〜」などと言い出しました。<NZ在住の方:屋根が青くてエントツが付いている賃貸物件がご近所にあったら、さり気なくチェック入れといてください(笑) 今は野麦峠を越えた乙女の気分です(爆) さ〜て、ここからはエージェントの腕に期待しましょう。さすがに私事で高みの見物という訳にはいきませんが、彼らのプロ意識に望みをつなぐことにします(頼むよ〜!社長ー!)。私は部屋の片付け+洗濯+買い物・・・と、ライフラインぎりぎりだったここ数日分を少しでも挽回することにします。しかし、こんなテンテコ舞いの中で、ちょっと大きめのお仕事が入り、6月はこれと引越しでそれなりに忙しくなりそうです。ワーワー無心で動いているうちに、ひょこっと返事が来るでしょう。この間、メルマガ読者の方からもたくさんメールをいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。これからポツポツお返事させていただきますね。日常生活、復活で〜すv^▽^♪ (あ〜、久しぶりにこんなに長く日本語書きました♪) by みこと 2004年5月16日(日) 有機的つながり 最新のメルマガにも書いた通り、12日早朝から私達の移住申請に動きがあったことがわかり、元々の予定に加えて、てんやわんやと過ごしているうちに週末に。今日は子供二人をラグビーの後、イギリス人一家に託すことにして、ちょっと一息♪と思いきや、いきなり携帯電話がお釈迦になり(あ〜、ニュージーランド行きまでもたせたかったのに残念)、買い替えに行ってきます。すべてこの4〜6月に香港を離れるつもりで予定してきたので、携帯までその意向を酌んでイってくれたみたいでちょっと笑えました^m^=3 どういうわけか3週連続で水曜日に用事が入り、泣く泣く孤児院でのボランティアのベビーシッターを休ませてもらっていたのですが、とうとう意を決してシフトを土曜にしてもらい(家族よ、ごめん!)、昨日、久々に行ってきました。5〜6ヶ月くらいの赤ちゃんだと1ヶ月近くで驚くほど大きくなっていてビックリ!抱くとグニャ〜としていた子がシャンとし、腹ばいで足パタパタが精一杯だったこがハイハイし・・と、日進月歩です。 もっと驚いたのは13人中、5人も里親が見つかって引き取られていったことでした。そのうち2人は私が最後に行った日が最終日で、名残惜しく抱っこしてきたものですが、その時点で他の3人には話がなかったので驚きました。でも、彼らには絶対に温かな家庭が必要ですから、これは祝福すべきこと。生後5ヶ月〜1歳でまったく違う環境に置かれる彼らの大きな不安を想いながら、「大人だってそういうと時はコワいんだよ。でもこうなった方が良かったと思う日が必ず来るから安心して」と、祈らずにはいられません。 (↑いつも窓からみんなで見ていた赤いボディーのピークトラム。ずっと覚えててくれるかな?) いつか香港を離れNZに行く日が来れば、この言葉はそっくりそのまま自分たちに向けられるでしょう。こじつけと言われればそれまでですが、物事は、大げさに言えば生きて行くことは、本当に有機的につながっていると改めて思ってしまいます。生後たった5ヶ月の子供たちからも、学ぼうと思えば学べるんだと思いました。彼らの勇気を称え、一層の幸せを心から祈ります。いつまでも元気でね! All the best! Lawrence, Cately, Lily, Tino and Ashley! by みこと 2004年5月11日(火) NZへの道も一箱から? 「母の日」は思いっきり空振りに終わりましたが(「子供の日」も同じようなものでした)、昨夜はイギリス人の友人の誕生会ディナーに、香港最大の会員制クラブ「ジョッキー・クラブ」のプライベートルームに夜8時から家族揃ってご招待・・・というかなりオトナな企画へ。新しく来たイギリス人シェフが作るフュージョン料理は、ついみんなが無言になってしまうものでしたが(笑)、おしゃべりは楽しく、子供たちもゲームボーイ三昧で超ゴキゲン♪ お手伝いさんがいなくなってから、こうして夜に出かけることもめっきり少なくなり、なんだかワインの回りもいいようで(爆)、帰って来てからは子供と一緒に11時からZZZZ。夜中の3時に目が覚め、慌ててお弁当用の米を研ぎ、サクッとおかずの目星をつけ、ネコのエサやり、メールのチェックなど済ませ、4時ごろ再びベッドへ。まったくナニやってんだか、です。もう一番鳥がピーピー鳴いてましたよ! 今朝は早くから引越し業者が見積もり取りへ。いくらほとんど家具がないとはいえ、夫婦二人でマイカーで引っ越すのは非現実的ということを悟り、あえなく業者にお願いすることに。食器を包んだ薄紙や段ボールはリサイクルするのかどうかなど、ひつこく食い下がって聞いても、ニコニコしながら「もちろん!」 そのうちお互い気心知れて、座り込んで世間話などしてしまいました。「ニュージーランドなら甥と姪がいて、一人は弁護士、もう一人は医者なんだ」と、なんとも香港人らしい、王道の移住組。うちなんかとは大違いです。 (←どんどん引き取り先が決まっていく家具たち。新しいお家でいつまでも元気でね!ついこの間までピッピの点滴をぶら提げていたキャビネ) けっきょく、不要になった私の服をサイズがほぼ同じという、フィリピン人の奥さんに譲ることなどを約束して、かなりいい値段を引き出し(笑)、合い見積もりにしないでここ1社で行くことにしました。節約のためにパッキングは自分たちでするので、あっという間に家中、段ボール箱だらけになりそうです。これもNZへの道、と信じて、粛々がんばりま〜す♪ by みこと 2004年5月9日(日) グループ交際 "グループ交際"だなんて、30年ぐらい思い出すこともなかった言葉ですが、昨夜、急に思い出してしまいました。というのも、親しくしているご夫妻と私達夫婦の計4人で、所属する会員制クラブで、「久しぶりにディナーを・・・」ということになったからです。 「これってさ、いわゆるグループ交際よね?」 「そうそう、ダブルデートってやつ?」 「これなら親も許してくれて。」 「今なら子供が許してくれる?西蘭さんとご飯になっちゃったの・・とか言って。」 「さも、行かなきゃいけないみたいに言って・・・」 「must goってことにしちゃう(爆)」 その間お互いの子供たちも思いっきり遊べるので、文句はないでしょう(ただし野郎たちのみ。先方のお嬢さんはどうかなぁ?) そもそもディナー企画が持ち上がったのは、ニュージーランドのホーキース・ベイにある「セリーニ・エステート」というワイナリーから招待シェフが来ていたからです。ワイン、食材、ヌーベルキュイジーヌというよりは創作料理の域に達している無国籍料理といい、メニューを開いたとたんに「おぉ、That's NZ♪」と大感激。私の前菜はシーフードサラダ。酸味を強くしたサラサラのトマトジュースの赤い池の真ん中に、イカなど白いシーフードがキュッと小山をなしていて、その上にアルファルファが森のようにこんもりと。まるで夕焼けの池に浮かぶ小さな島のようでした。 メインは全員がラムを。中央にミルクレープのように丁寧に層になったものを真四角に切り落としたものが・・・。「なんだろう?」と思って崩してみると、な〜んと"クマラ"(マオリ語でサツマイモ)!周りに程よい焼け具合の薄切りラムが取り囲むように並び、てっきり骨付きのラムチョップがくるもんだとばかり思っていたので意外な演出と骨のない食べやすさにかなり感激。濃い目のソースもクマラの甘みとうまく中和しておいしかった〜♪ わいわい飲んで食べて、気がついたら11時!「きゃ〜〜!子供たちぃ<<」と慌てて帰りましたが、自宅までクルマで5分、先方のお宅もせいぜい15分。これが香港のいいところ。子供も11時半には帰宅し、朦朧としたままバタンキュー。でも今朝は、夫ともどもとっくにラグビーに行ってます。こういう香港ならではのお手軽さは捨てがたいです。ここにいるうちにもっと"グループ交際"しとかなきゃ♪ ところで、今日は「母の日」!うちは何か企画があるのかな? (←善からもらったカード♪) by みこと 2004年5月7日(金) 米喰い兄弟 今日、初体験してしまいました。なにをかっていうと、1日に2回の弁当作り! 子供も夫も送り出し、最近作った神棚のお掃除も終え、ピッピの朝ごはんも終わって、「さぁ、片付け開始っ!」と思った矢先の9時半。電話が鳴って出てみると温でした。「あのさ〜、ママ。今日、おやつにバナナ入れたでしょう?あれがつぶれてグチャグチャになってお弁当がメチャクチャで食べられないから、新しいの持ってきて・・」と。「グチャグチャでメチャクチャで、新しい弁当???」 なにがどうなったらそうなるのか、まったくわからないまま「とにかく今のお弁当は食べられない状態なの?」と聞くと。「うん。」とはっきり。 「どうしてバナナがつぶれたぐらいで弁当箱のフタまで開いて、中身が食べられなくなるんだぁ?」と、大きなハテナ・マークを頭に突き刺したまま、さっそく米研ぎ開始。あまりにも冷蔵庫が空っぽで、今朝の「二色弁当+餃子」のメニューは断念して、「寿司弁当」にチェンジ。「どうせなら、お稲荷さんが大〜好きなインド人のクラスメートにもあげられるようにいっぱい作ろう」と、米2合を炊きました。お稲荷さんの揚げは出来合いの買い置き、後はカニかまぼこの細巻き。1時間ぐらいでできてタクシーを飛ばして持っていきました。感謝してよね〜、温<< 学校から戻って、「ママ、ごめんね」と、持ってきた弁当袋は確かにつぶれたバナナでベッタベタ。「よくまぁ、ここまで思いっきりつぶしたよね〜」というほど。「どうやったらこうなるかな〜?」とハテナ、ハテナながら、本人は「知らな〜い」の一点張り。確かにバナナがこびりついた弁当箱は悲惨な状態ながら、フタはしっかり閉まっていて、開けてみると朝と同じ状態で二色ご飯が出てきました。それを見て、意外にも善が「食べていい?」 な〜んと本当にペロッと、自分の弁当箱の1.3倍はあるアニキの分を平らげてしまいました! 今日はとても涼しかったし、お弁当は冷房ギンギンの部屋に置いてあるので鮮度に問題なかったとはいうものの、恐ろしいヤツ。本人は「今日、サッカーでゴールしたからお腹減ってたの」と言ってましたが、そんな〜バカな! お弁当2個分で、ご飯計1.2合分。温は温で友達と分けたとは言うものの、約1.5合分の寿司を平らげてきたことに・・。合わせてほとんど3合じゃない!しかもランチのみ。恐るべし、米喰い兄弟@_@; (←バナナをつぶしたヤツ。怒らないから、どうやったらあそこまでつぶせたのか教えて〜<) by みこと 2004年5月6日(木) 引越し決定 日本のゴールデンウィークはいよいよ終盤ですが、中国も5月の第1週は丸々1週間の休みになるので、今の香港、どこへ行っても中国からのご一行様がいっぱい!先日もデパートに行ったら、聞こえてくるのは、北京語、北京語、北京語、北京語(ちなみに香港は広東語)で、まるで貸切状態。それに彼ら、本当に買う買う! 「バブル期の日本人もビックリな買い方」×「あの人数」=すご〜く目立つ! 鼻息の荒さに景気の良さを感じます。 そしてあるところまで行くと、急にインフレが床上浸水状態になってきて、「あれ?おかしいな〜?稼いでも稼いでもなんだか足りないな〜。株も最近、あんまり儲かんないな〜?」で、気が付けばカードの支払いや住宅ローンが雪だるま状態!・・・・と、いつか来た道。早くも中国政府はピリピリしてきてますが、お買い物にまい進中の人民も姿は、まさに資本主義を謳歌している真っ最中。経済ルネッサンス真っ盛りって感じです。 一方の西蘭家。「清く貧しく美しく」を地で行く粛々とした毎日。6月末にサービスアパート(日本で言うウィークリー・マンション) に引っ越すことを決め、今週は子供の古着の寄付だの(大袋6袋がモンゴルとベトナムへ♪)、家財道具の処分先探しだので家の中をガタガタガタガタ。どんどん話を進めていましたが、ハタと気が付けば決心はしたものの引越し先とは何の契約もしておらず、「たった一つしか残ってない部屋が人手に渡ったら、私達は住むところも家具もなくなっちゃう!」と、慌てて昨日、担当者に会って正式に話を決めてきました;´▽`A (↑週末はここでブランチでも?@新居) おまけに昨日は子供の日。元お手伝いさんに鯉のぼりをどこにしまったのかを聞こう聞こうと思いながら、なんと当日に!しかも、昨日は別件で彼女と話をしていながら、それでも聞き忘れた超おマヌケな私。汚名挽回に、「よ〜し、夜はみんなの好きなカレーにしてあげるね♪」と、子供たちを水泳と柔道に送り出し、用意開始。ところが中身が煮えてルーを入れる段階になって、「きゃぁぁぁぁ、カレー粉がないっ!」 前回のカレーを作ったのは夫で、その時の使いかけが半分残っていたものの、「これじゃあ、足りないよぉ。」 しかたなく、ホワイトイシューに急きょ変更。ルーが解け終わってお鍋の中が真っ白になってから、改めてカレーの箱を片付けていると、な〜んともう半分、別のブランドのものを発見!「きゃぁぁぁぁ、合わせて一箱分あるぅ!」(号泣) そうでした。前回、「ルーって混ぜるとおいしいのよネ!」と、知ったかぶって2種類を混ぜるようにススメたのはこの私。夫は忠実にそれを実行してそれぞれのルーを半分ずつ残しておいたのです。これこそ身から出た錆ならぬ、「身から出たシチュー」。 さて、帰宅したみんなの反応は? 「ママー、今日のカレー、シチューの匂いがするね〜」(by善 <そりゃそうだ) 「がっかり。キミらしいけどさぁ」(by夫 <3人の中で一番露骨に悔しそう) 「あっそうなの?シチューなの?なんでもいいよ〜、腹へったぁ」(by温 <中身より量?) 個人的にはどうにも気抜けした夕食でしたが、夫が買ってきてくれた柏餅でやっと子供の日らしく。菖蒲湯も兜もなくて、いまさらながらゴメンね、子供たち。 by みこと 2004年5月3日(月) ピッピの次は? 5月ですね〜。お住まいの場所の風は薫ってますか?ここ香港は、まあまあ(無理やり?)薫ってますが、かなり暑いです。日本の7月初旬くらいの陽気で、昨日は家族揃って所属するクラブで初泳ぎ。「夏までに人前で恥ずかしくないカラダになりたい♪」と、ジム通いに励んでいた夫ですが、間に合ったんでしょうか?(ちなみにこの目標は毎年恒例のもので、結果が出たかどうかは本人のみぞ知る) 私は温と平泳ぎで競争して辛勝したので、個人的には「良し」(ナニを?というツッこみは置いといて・・)とします。 (↑今度引っ越すご近所の窓辺) 1週間前の日記では「非常事態」脱出宣言をしたものの、それは気分だけの話で、その後、宣言を具体化すべく、アレコレ動いてました。その結果、@移住エージェントへの追加書類作成+送付、A引越し決定と新居の選定(引越しそのものは6月末)、B「ミニ西蘭花通信」の再開決定、C在宅での求職活動開始・・・と、矢継ぎ早に事が運びました。 これもピッピの容態が一段落したからこそで、この絶妙なタイミングに感謝&感動です。ピッピは流動食こそ再開してしまいましたが、水だけは飲んでくれているようなので、半日ぐらい家を空けることも可能で、ずい分ラクになりました。Aの家賃交渉は結果的に失敗しましたが、メルマガにも書いたように、それが引き金になり前向きに考えられるようになりました。家財道具の処分に向け、早くも家の中をガタガタやってます。@とBはセットで、ずっとサボってた「ミニ西蘭花通信」で詳細をお伝えする予定です。Cは専業主婦1年生を終えたぐらいで無謀なチャレンジかもしれませんが、まずはトライ! by みこと 2004年5月1日(土) すっかり夏に ここ最近、日中の気温が30度近くまで上がっている香港。今日は朝から子供たちはサッカーで汗をかき、プールでクールダウン。10時頃には人の数もまばらだったものの、11時半頃から結構な人の数に。子供の数が増えてくるとプールも賑やかになり、善も温もそれぞれ友達が来たこともあり、当初12時にあがるつもりが12時15分に、さらに12時半に。今日は予定があったのでじっくり遊ばせられなかったので、明日はミニラグビーの後はエンドレスでプールに放し飼いにしておくつもり。 (↑温にとっては2004年初泳ぎ。善は水泳教室で毎週泳いでます。) by タカ 2004年4月26日(月) 「非常事態」脱出 前回の10日前の日記に「かなりの非常事態にあるんだなぁ」と書きましたが、どうも抜けたようです。渦中にあっても本人はなかなか気付かないものですが、いざ脱出してみて改めて谷の深さを思うといったところでしょうか?今日のところはお天気同様、爽やかで、すがすがしいです。水曜配信のメルマガもすでに設定済みという、久々の余裕^。^v 何がどう「非常事態」だったのか上手く言えませんが、いろいろとマイナスなことが同時期に重なり、一つ一つはそれほど深刻ではないものの、それらが一気に押し寄せる運気の谷間にあったとでも言いましょうか? 一番の要因はもちろん、ピッピの病状でした。生死をさまようことはなくなったものの、水分も食事も摂らず、「いったいこの先ピッピはどうなってしまうんだろう?」という不安が、なかなか拭えませんでした。それが「闘病日記」の通り、先週になって突然食べ始め、今朝になって水も飲みと、一気に好転しました。(↑おかげさまで、こんなに元気になりました) 次に移住の件。申請後丸1年経ったところで、それまで「すべて順調」と言っていたエージェントが、担当者が代わったこともあり、「まったく手付かずの状態」と言い出して仰天!慌ててあれこれ動き出したものの、彼らへの失望感が拭えずに、次の一手になかなか踏み出せず、精神的に苦しい日々でした。しかし、現実は現実。今は「その非を追求してみても始まらない」というところまで立ち直り、次の一手への準備に取りかかりました。 それから引越し。今のマンションの賃貸契約はとっくに切れており、大家さんの好意で2ヶ月ごとに何度か更新してきましたが、それもそろそろ限界に。そこで「引っ越すか、ここである程度の長期契約を結ぶか?」で揺れ動いていました。共稼ぎ時代に入居しているので家賃は割高で、お手伝いさんもいなくなった以上、これほどの広さは要らないのですが、しばしここで踏ん張る方向で夫婦の気持ちが固まり、これから大家さんと交渉してきます。 それ以外にも、友人で苦境に立たされた人が何人かおり、ついつい一緒に思考の堂々巡りに陥り気味でした。でも彼らも徐々に動き始めたようで、一友人としてはホッとしています。これからは、ニュージーランド行きもかなり延びそうだし(笑)、主婦業も板についてきたし(と思っているのは自分だけ?)、せっかくピッピも全快してくれたので、新しいことを前向きに考えようと思っています。 まずは専業主婦業が無事満1年を迎えたのを記念して(?)、在宅での仕事にやや積極的になろうかと思っています。これまでも金融翻訳など依頼してくださる奇特な方には、できる限りお応えしてきましたが、「中国での同行通訳」とか「パートでもいいから出社希望」となると対応できませんでした。でも、せっかくできた香港での追加の時間。何か有効に使いたいものです。と、またいつものお忙しモードへ? by みこと 2004年4月16日(金) 言い訳 家族が日本から戻り、子供の学校も始まり、いつもの生活に戻りました。しかし、いざ始まってみると、前にも増して時間がないことを痛感してます。 7時: ピッピの水分補給&弁当作り開始 7時半:子供の朝ごはん用意 8時: スクールバスへの見送り 8時半:流動食を作ってピッピの朝ごはん 9時: 洗い物&洗濯をしながら自分の朝ごはん@キッチン 9時半:片付け&掃除開始 10時: ピッピの2回目の水分補給 と、いった感じで、ピッピの食事は手元のメモと体調を見比べながら毎日微妙に時間と量が変わります。その間に、買い物、ボランティア、ヨガをこなし、今日は久々に友人と家の近所でながら、飲茶ランチをしてきました。今や看病も1ヶ月を越え、生活の中に溶け込んできたとはいえ、圧倒的な時間のなさを感じます。とても今のところ、子供の友達を呼んで何かをしようとか、どこかに連れて行ってあげようという気にはなれませんし、時間的にも厳しいものがあります。 今週はとうとう水曜日分のメルマガが出せませんでした(涙) 書く内容も資料もあるのに、どうしてもまとまった時間が作れないのです。これまでの2年間、体調不良だろうが、旅行中だろうがメルマガだけは出し続けてきたので、「かなりの非常事態にあるんだなぁ」と、改めて気が付きました。ピッピの回復とともに少〜し疲れも出てきたようで、今日は温かいお風呂にでもゆっくり入り、日本から買ってきてもらった本でも読むことにします。よい週末を! by みこと 2004年4月13日(火) ありがとう!「NZ CAFE」 やっと家族が帰ってきました。「おかえり〜♪」「ただいま〜♪」(ヒシッ)という感動も一瞬で、すぐにダァァァァァと日常生活に突入。「コラっ!片付けてから違うことしなさ〜い。あなたたちの部屋片付けるのに、ママ何日かけたと思ってるの?」と、まったくいつもの調子。でもご機嫌な息子達はふてくされもせず、「何日も?どうりで!違う部屋に来たかと思っちゃった〜♪ねっ?」と二人で顔を見合わせニコニコ。なんだかこっちの方が拍子抜け。明日から学校が始まりますが、今日はさっそく宿題に付き合わされました;´▽`A (↑温がよその学校の学園祭で「ママがミシン欲しがってたから」と買ってきてくれた、14円相当のミシン!案の定、ピクリとも動かなかったものの(笑)、その心意気がウレシくて捨てられずにいましたが、今回とうとう処分しました。この写真は記念の一枚。ありがとう、温♪) 最近忙しく、よそのサイトにお邪魔する機会もめっきり減っていたのですが、なんとな〜く虫の知らせで開いた「NZ CAFE」の掲示板。「近々HPを終了させて頂くことになりました」という、管理人のさとしさんからのメッセージが・・・!移住申請を済ませてからはご無沙汰気味でしたが、2年くらい前はよくお邪魔し、すでに永住権を獲得されたOB・OGや、他の申請希望者のお話を熱心に読ませていただいたものです。確かにさとしさんのおっしゃる通り、あれ以降、永住権を取り巻く情勢は大きく様変わりしてしまいました。 でも、ご自分の経験を元に「少しでも他の移住希望者のお役に立てば」という志や、質問へのきめ細かいフォローには一訪問者として、本当に頭が下がるものでした。その上、同じ「香港からニュージーランドへ」という点でもとっても親近感がありました。サイトの閉鎖は残念ですが、これは発展的解消と信じています。ともあれ、さとしさん、ご苦労さまでした。「NZ CAFE」があるうちにOGになりたかったで〜す(泣) イラクの日本人の人質解放は一向に進んでいませんね。日を追うごとに国籍を問わない"無差別誘拐"という情勢になり、主義主張より金銭目的というのが露骨になってきて、問題が長期化しそうで心配です。中国人7人も日本人と間違えて誘拐されたそうだし、なんだか大人しい国民性が裏目に出ているような・・・。日本人のみならず、人質にされた人の即時解放を切に望みます。単なる武力勢力の即時撤退も・・・。 by みこと 2004年4月12日(月) =Day 11=再会&再開 あと5時間ほどで家族が日本から帰ってきます。子供を持ってからはもちろん、結婚してからでさえ初めての"一人暮らし"が終わります。いない間の目標だった@ピッピの回復は順調で、A部屋の劇的片付けは70点というところで(甘い?)、まずまずの成果(自画自賛!)。他には移住関係でニュージーランドの3ヶ所に手紙を送ろうと思っていたのですが、こちらは1ヶ所止まり。一人ですから考え事をするにはもってこいのタイミングでしたが、こちらも煮詰まるところまでいかないうちに時間切れとなりました。(←とうとう奴らが) 普段あまりというか、全然電話をしない質なのにもかかわらず、留守中はピッピの件でいろいろな友人から電話をもらい、4月ということで人事異動や転勤と身辺慌しい知り合いも多く、かなりいろいろな人と電話で話しました。「来る者拒まず」過ぎて自分から働きかけない性格+忙しさ、にかまけて、いかに日頃からご無沙汰しているかを改めて反省した次第。こんな私にでも、「最近どうしてる〜?」と言って電話をくれる貴重な友人たちに心から感謝しています。 =Day 1=ですでに気付いたように、私には一人暮らしはまったく向かないってことが良〜〜〜くわかりました。「忙しい、忙しい」と言いつつも、家族を大事に、彼らとの時間を慈しみながらこれからもやって行こう・・・などと、今のところはしんみりとした気持ちになっていますが、あと数時間で待ったなしの怒涛の暮らし再開です!さ〜て、今夜のメニューは何にしよう?日記更新もストップかな?(爆) by みこと 2004年4月11日(日) =Day 10=秘話いろいろ 昨日、降って湧いたような話で、「うちに下宿人が来るかも!」という事態になり、それまで粛々と進めていた片付けが、一気に「一部屋空ける!」という大胆な発想の転換を迫られるところとなり、あっちのものを友人の子供に、こっちのものを教会の寄付へ、そっちのものをリサイクルにと、ガンガン仕分け、ドンドン移動と・・と本当にコマのように家の中をクルクルクルクル・・・。 けっきょく、今日になってその話はなくなりました。でも、本気で荷物を減らしたければこれぐらいパンチのあるきっかけがないとダメなんだと妙に納得。これって自分の意思の弱さの裏返しでもあります(涙) 最終的に分別ゴミ3袋、普通のゴミ2袋、教会への寄付スポーツバッグ1個分、本が段ボール箱1箱分出て、この件は落着。ピッピの看病関係のものもすべて片付け、病気っぽさを一掃。明日には臨時トイレも片付けましょう(ピッピ、トチるなよ)。ため息が出るほどの量になっている本はたいして減らせず。これってどうなるんだろう?(他人事?) 今日、1日遅れでメルマガを出しましたが、とうとう「ラスサム」最終回!(始めたのは1月末) 映画を最初に見た1月25日以降、タイ旅行へ行った2月12日当日まで頭の中は、この映画ひいては日本、日本人といったもので充満しており、他のことが何も考えられない状態でした。ニュージーランドのことすら入り込む余地がないほどで、自分でも怖いくらいでした。タイに発つ当日まで映画館に駆け込んだものの、その日から新しい封切があって6回目の鑑賞は果たせませんでした。 「このままではどうなるんだろう?私はNZから遠ざかってしまうんだろうか?」と、さすがに不安になっていたら、空港で駐機しているNZ航空の飛行機発見。それを見た瞬間、バチンと音がして身体の中の何かがリセットされたのを感じました。思わず走って行ってガラス越しにもかかわらず写真をとっていると、身体の中を温かいものが循環し始め、久しぶりに呼吸したような不思議な感覚に陥りました。映画の魔法が解けた瞬間だったのか? (←機体のペイントは「ロード・オブ・ザ・リング」。やっぱり映画?) by みこと 2004年4月10日(土) =Day 9=ご近所リサイクル 昨日に引き続き子供の部屋を攻め、ほぼ片付け終わりました(パチパチパチパチ)。この物が捨てられない私ですらゴミ袋にしてゴミ3袋、紙などの資源ゴミ2袋、おもちゃ・ぬいぐるみ1袋、本一棚分、高さにして約70センチ分を仕分けしました。ふ〜=3 しかし、あげてしまう前に、もう一回読んで聞かせたい本がそのうち40センチあり、これを全〜部読み終えて家の中から完全になくすまでには、いましばらく時間がかかりそうです。 (←「ピッピばかりに目が向いているけれど、チャッチャは相変わらず?」という夫の質問へのお返事写真。「この通り丸々太って、いつもそばにいるニャ〜。またたび買ってきてニャ〜。」) 日本で小学校1年生を4ヶ月やった善は、「算数セット」(覚えてますか?私の時にもありましたよ!)を買いましたが、これほど値段の割りに役に立たず、おはじき一つ一つにまで親が何百回となく名前を書かなくてはいけない、ムダなものはないですね。他にまったく用途もなく資源ゴミにすらならず、ただのゴミ箱行き。あ〜、もったいない。こういうものこそ学校の備品にして、みんなで使い回せばいいものを。この春、子供が2年生になったかなりの家が、こっそり捨てているものと想像します(中身が数年ごとに微妙に変わるので、きょうだい間で使い回せないと聞きました)。 大きなゴミ袋を提げてゴミ捨てに行ったら、たまたま2階下の日系アメリカ人の家のお手伝いさんとその家の2歳のカイカイ(ニックネーム)と一緒になりました。カイカイは盛んに話しかけてきてくれます。ずっと赤ちゃんだと思っていたら、こんなに大きくなっていてビックリ。昨年9月に日本から戻って早々、洗濯物を落として取りに行った時にはまだベビーベッドで寝ていたというのに!すぐに家に戻り、仕分けたばかりのおもちゃやぬいぐるみ、英語の絵本10センチ分を持っていくと大喜び! その中に子供達が真隣の若夫婦からもらったディズニーの本が何冊かあったのですが、これが階下のカイカイへ。若夫婦にはもうすぐ子供が生まれるので、「この本が2年後くらいに再び若夫婦に戻ったら面白いな〜」と思ったけれど、そんなことを考えるのは私くらいでしょうね。どこの家もびっくりするくらい盛大にゴミを捨てていますから。カイカイに行ったものの中には3〜4代目くらいのものがけっこうあるんですが、知らぬが仏。子供は一向に気にしないものです。 by みこと 2004年4月9日(金) =Day 8=整理整頓 家族の留守中の二大目標である、@ピッピの回復、A部屋の劇的片付けは、いずれもマイペースというかスローペースで進んで来ましたが、ここへ来てピッピの回復が比較的顕著になっているのにもかかわらず、部屋の方は引き出しの中などという、非常に目に付きにくいところから始めてしまったせいか、なんとなく達成感がありません(涙) 衣替えが済み、子供の服は全引き出しを入れ替え、整頓で不要になったキャビネットが大人用になり・・・と、ずっとやりたかったことができて個人的にはウレシイのですが、なんとも地味な変化。 (←お〜い、子供たち見てる?本、片付けたからね〜。実際はこの倍ぐらいにまとめました) ところで、古新聞を整理していた時、ふと目に入った男性雑誌の広告に口あんぐり。「モテるちょい"不良(ワル)"オヤジの作り方」「イタリアオヤジを見れば"モテる"がわかる!」「ちょい"不良(ワル)"オヤジのクルマの乗り方」「"オヤジ"ジュエリーは、いまプレミアムペン」と、"オヤジ""オヤジ"の連発の割りに、「作り方」「乗り方」「履きこなし」とノウハウ満載。ちょっと待ってよ〜!ここまで"自分はオヤジ"と開き直ってるところを見ると、コレって大学の時"ポパイ"や"ホットドッグ・エクスプレス"をくまなく読んでた、私達世代の40代オトコが読む雑誌ってわけ? だとしたら、こんなに生きてきて、今だにどうやったらモテるのかわからないってこと自体、この人たちもう終わってる!しかも、月刊雑誌で仕入れたお手軽ノウハウで「これでバッチリ♪」などと思ってしまうこと自体、「生涯モテたことのない証明」、「真剣に恋愛したことのない証明」、「マジで生きてこなかった証明」と三ナイ証明揃い踏み〜って感じ!"イタリアオヤジ"の猿真似で何かが変わると思ってるところが、人生ナメてるし、それで寄ってくるだろうと見下してるオンナのこともナメてますよ。 「こんなんで寄ってくる女(ひと)ってカネ目当て以外の何ものでもないじゃん!」と思ったら、なんとこの雑誌のコピーが「必要なのは"お金じゃなくてセンス"です!」とあり、もう椅子から落ちそう。あなたたちに必要なのは、間違いなくカネ!センスは来世に期待しましょう。カネさえあればニーズのかなう女性にはモテるかもよ。しかし、情けない雑誌。こういうのは20代で卒業しましょう。でも読んでそうな大学時代のクラスメートの顔も思い浮かんだりして(苦笑) ねっ?Mくん? by みこと 2004年4月8日(木) =Day 7=WE LOVE HONG KONG♪ 今日は早朝から新しいIDカードの申請に行ってきました。ICチップを埋め込んだ、顔写真や指紋を始めすべての個人データが入ったスマートカードに変わるのです。日本でなかなか導入できない背番号制ってやつですが、香港はスイスイ移行中。市民はこれに対し、個人情報の流出懸念よりも、税関手続きの簡素化、身分証明、個人の照会、ひいては治安維持などの恩恵の方がはるかに大きいと考えているようです。実際、出入国にパスポートを出す必要がなく、スタンプも押されないのはスピーディーで便利です。 全市民が新カードに移行している最中なので、政府は特別のオフィスを繁華街のど真ん中のビルに数ヶ所設け、至れり尽くせり。早朝から夕方まで好きな時間が選べ、インターネットで予約もできるし、買い物ついでにフラリと行くのもOKです。入り口には案内係が立ち、"Good morning! Can I help you?"でスタート。間違えようがないくらい、たくさんの道順が出ているというのに、この手厚さ!5〜6ヶ所はある受付カウンターに行けば、待ってましたといわんばかりの丁寧&笑顔の対応。マニュアル化されているとはいえ、お役所仕事というよりは民間並のサービス♪ 整理番号をもらい、必要書類に記入して、コンピュータとオンラインでつながっているスクリーンに映し出された番号の面接用ブースに行くと、これまたニコニコ顔の担当者が "Good morning! Madam Sailan!"。このブース50ヶ所以上あり、すべてにコンピュータ内蔵型カメラ、指紋記憶装置が備え付けられており、席を立たずにあっという間に手続き完了。再び指定された別ブースに行くと、今度は警察官のような濃紺の制服組からの簡単かつ爽やかな面接があり、新カードの引換券をもらって無事終了。しめて10分くらいです。 予約して行ったものの、ガラすきだったことや15分早目に着いたせいもあり、予約時間の8時45分の前にもう終わってました(笑)。おかげで9時にはスタバでまったり♪ 香港の行政サービスの良さにはほとほと感心させられますが、今日のは特に出色のできだったので、長々と自慢しちゃいました。私達は香港の「永久居民」(永久市民)、納税者でもあり(あっ、私は過去形)、こういうサービスを心から誇りに思います。 ところが、先日ニュージーランドの移住エージェントと電話で話している時、「香港も同じでしょうが、お役所仕事というのはいつ始まっていつ終わるかわからないもので・・」と言ってたので、「いいえ、香港は違います。すべて時間通りですよ。」と思わず答えてしまったら、「じゃ、なぜ香港で起業しないのです?ニュージーランドではなく・・・」と言われ、絶句していると、「・・・って、こちらの移民局は思ってしまう訳ですよ、私ではなく。」と、苦しそうに自分でフォローしてましたが・・・。おいおい、頼むよ〜´▽`A by みこと 2004年4月7日(水) =Day 6=赤ちゃんは抱きましょう 今日は朝9時から12時まで、いつものベビーシッターのボランティアに行ってきました。外出してしまうとピッピの点滴開始時間が遅くなってしまうのですが、調子もまずまずなのでピッピによく説明してから行くことに。前回は配属されている部屋の13人の赤ちゃんのうち7人が風邪で隔離されており、部屋も閑散、残された赤ちゃんも心なしか退屈そうでしたが、今日はほとんど戻って来ており、鼻たらし小僧やお嬢がいっぱい。でも、みんな峠は越えているせいか元気はつらつで、いつもの通り賑やかでした。 5〜10キロの赤ちゃんといえども、ほぼ3時間抱きっぱなしだと最初の頃は腕がだるくなりましたが、最近はすっかり慣れました。やっぱりみんな抱っこが大好きで、寝るにもあやすにも、これが一番。特に体調が思わしくない時は、普段よりもスキンシップの大切さと効果を実感します。それから外の空気に触れることも大切。例え窓越しでも外気を感じると目を輝かせ、クルマの音、鳥のさえずり、近くを走るピーク・トラムの音・・・すべてに聞き入り、どんなオモチャも放り投げていた子がふと静かになるから不思議です。 ピッピが心配でトンボ帰りしたいところでしたが、あえて麺粥専門店「池記」(チーケイ。渋谷のパルコに支店があり、「ワンタン麺」が看板メニュー)へ。家でアボカド・サンドイッチじゃ、いかにも味気ないので、ここで「シイタケ麺」(分厚いどんこ入り)と「芥蘭(ガイラン)のオイスターソースがけ」をかきこんでから帰宅。店に入ってから出るまで正味20分ってとこでしょうか?それでも冷凍食品の解凍ではなく、作りも味もしっかりとした手作り料理が食べられるところが香港のいいところ。おかげで身も心も満たされ(?)、午後は腰の入った看病と家事に専念?!本当にファストフードとは無縁の暮らしです。 (↑「池記」のサイトから) by みこと 2004年4月6日(火) =Day 5=在宅ショッピング ピッピの点滴が1日10時間なので、外出するとしたら点滴を始める朝11時くらいまでとなります。ですから早朝のボランティアや通院のついでに用を済ませてしまい、滅多に外出はしません。ところが私には珍しく、最近は在宅でショッピング三昧です!な〜んて大げさですが、普段あまり買い物をしないので、なんだかとっても買ってる気分♪ まず、アマゾンで本を十数冊。夫がいるうちに実家に届けてもらい持ち帰ってもらおうと思ったのですが、ものによってはけっこう時間がかかり帰るまでに何冊届くか?「翌日発送」の表示は大いに曲者<お〜い、アマゾン!聞いてる(笑)? それから、ピッピ用に「スーパーワンにゃん」、人間用に同じ効用の「スーパーオオタカ」。それぞれ北海道の本社から取り寄せました(これは薬局で市販されていますが、実家の近所では見つからなかったそう) そして、これも偶然、北海道からなのですが、「貝化石」。北海道だけで採掘されている約2000万年前の貝の化石で、これを水道水に漬けるだけで一般細菌を取り除き、塩素を中和して天然の弱アルカリ水を作ってしまうんだそうです。こういう貝殻層を通ってきた天然のミネラルウォーターと同じ効用が自宅でも・・・ということらしいです。昨日の「トラウマ日記」に登場したアロマセラピストの友人に前々から薦められていたもので、とうとう買うことにしました。これも本社からの取り寄せです。 他にも読者の方から教えていただいた、ピッピ用の脳幹活性ペンダント「イフ」も頼むつもりです。「この円高にこんなに日本円で買い物して、大丈夫か?」と思いつつ、本と健康、どちらも譲れないところです。しかし、「掲示板」で教えていただいた本、「インディゴ・チルドレン」は店頭でもアマゾンでも、ずぅ〜っと売り切れのまま(涙)。あきらめて英語にしようか?<その前に読むものがあるだろう?by夫 (←香港の二大スーパーチェーンの一つがやっている、ポイントを溜めて高級タオルとバスローブセットをゲットしようキャンペーン。ところがコレ、「ロイヤル・ダルトン」!おいおい、有名ブランドなら何でもいいってもんでもないでしょう?ピエール・カルダンの便座カバーの存在を知った時並みのビックリでした) by みこと 2004年4月5日(月) =Day 4=粗食の理由 一人暮らしにもずい分慣れてきました。メールや電話でいろんな人から、「ちゃんと食べてる?」と言われますが、食べてません。自分の分だけかと思うと、まな板ひとつ出すのも面倒で、サンドイッチにお茶かコーヒー、フルーツぐらいで終わってます。出かけたら何かテイクアウェイ(やっぱりサンドイッチが多いです)してきたり、近所の麺粥屋でサッと食べてくるか・・・。まぁ、2週間くらい粗食にしてても(普段も別にたいしたことはないんですが^ー^v)、どうってことないでしょう。 昨日は移住エージェントへの手紙だなんだと今朝4時半まで起きていて、一番鳥の声を聞いて慌てて寝ました。朝は8時に起き、ピッピの流動食+水、チャッチャのインシュリン注射、何ヶ所かに電話を入れ、さすがに再びベッドへ。しかし、ゆっくりもしていられず11時半にはピッピの点滴スタート。これが始まると家から出られず(管の上に座ってしまったり、寝返りなどで頻繁に止まってしまうので、しょっちゅう見に行きます。これが延々と10時間!ピッピの我慢は見上げたものです)、今日も衣替えを中心に片付け継続。 (←ピッピを元気づけようと、またたびを使ったので残りをチャッチャにあげたら、ボールにスリスリ♪ かなりハイ) ピッピに植物性酵素「スーパーワンにゃん」を紹介してくれた、東京のアロマセラピストの友人からお見舞いの電話が入りました。彼女曰く、「最近の20代の女性の肌はトシとっていてボロボロよ。顔はキレイなの。でも裸になると隠せないのよ。35歳以上の人の方がよほどキレイよ。60代の人でもツルツルで色白な人がいっぱいいるのにね。食生活の違いが端的に出てると思うわ」と、言われてビッ〜クリ仰天。 「コンビニとかのお弁当は最後に紫の粉を振りかけて蛍光色みたいに艶出しするの。たまにはいいけど、いつも食べててはダメ」とも。前におにぎり屋でアルバイトした友人が、炊いたご飯に塩や調味料以外に、わけのわからない粉を何種類も、何グラムも入れるのを知って、バイトも辞めたし、外でおにぎり買うのも止めたと言っていたけど、それに似た話。「そっか、私の超粗食でもコンビニ弁当よりいいかも♪」と、全然関係ないながら妙にホッとして、夜ももちろん、超手抜き♪ by みこと 2004年4月4日(日) =Day 3=連絡再開 昨夜の願いがかなって、今日は快晴(ただし午前中だけ^。^;) それでも、ずい分洗濯がはかどりました。ピッピの容態が劇的に好転したのは「白猫ピッピの闘病日記」の通りで、気分はルンルン。しかし、朝イチから点滴を始めてしまう関係上、「さぁ、ジョギングでも♪」という訳にもいかず、念願だった部屋の片付けに着手しました。子供がいないので彼らの物をこっそり処分するには絶好のタイミングです。しかし、意気地なしの私は一番簡単そうな元お手伝いさんの部屋で、今は物置と化している部屋からスタート。 仕事をしていた時にオフィスで使ってたもの、ニュージーランドから持ち帰った1年以上前の新聞、子供の工作、古着、誰かにあげるつもりだったオモチャ、引っ越す人が残していったもの、何かの景品など、出てくる、出てくる・・・。@移住まで使うもの、A移住後も持っていくもの、B処分するもの、と分けていくと、この物を捨てられない私でも、かなり踏ん切りがつきました。次は衣替えも兼ね、みんなの服に取りかかります。 野郎三人衆は無事伊勢参りを終え、昨日、夫の実家に到着。さっそくメールが来ました。「お祈りできるすべての宮で"ピッピの回復祈願"を何度も何度も唱え」てくれたそうで、昨夜の好転はそのせいか? (←行けるものなら是非行きたかった伊勢) 今朝は8時ごろ地震があり、とっくにテレビを観始めていた子供たちは(日本では日曜早朝は子供番組が目白押しなんです)、温が「パパ、地震だよ」と起こしに来てくれたものの、善はテレビに向かったまま。夫曰く「どちらが頼れる息子か、なんとなくわかった」とのこと。でも善は伊勢で時折、「ピッピが早く元気になりますように」とボソボソつぶやいていたそうで、どっちもどっちでしょう? by みこと 2004年4月3日(土) =Day 2=ネコと赤ちゃん 昨夜はピッピと同じ部屋で寝てみましたが、特に何事もなく朝を迎えました。すぐに流動食&洗濯と、朝の日課スタート。10時からはベビーシッターのボランティアに行ってきました。いつも毎週水曜に行ってるのですが、イースター休暇中に香港を離れる人も多く、人手薄になっているようなので、「良かったら声をかけて」とメールしたら、さっそく声がかかりました。ピッピの熱も平熱に下がっているので、予定通り行くことに。 ボランティア先は「マザーズ・チョイス」といって、1987年に2人の外国人ビジネスマンが、中国まで堕胎しに行く香港人ティーンエイジャーを救うためゼロから始めたものです。望まぬ妊娠で堕胎しようとする彼女らを説得し、出産まで施設でゆっくりと過ごしてもらい、産後は里親が見つかるまで子供を引き取って育てています。私が担当する生後4ヶ月以上の子供は現在13人。他にも新生児専用ルーム、1歳を迎えたもう少し大きい子、障害を持った子の部屋もあります。この大所帯を毎週延べ500人のボランティアが会計からベビーシッターまで、ほとんどすべてこなして運営しています。(興味のある方、ぜひどうぞ。日本人もけっこういますよ) 土曜の朝だというのにたくさんのボランティアが忙しそうに働いていて、「善意の人がこんなにたくさん」と、思うだけで本当に感動してしまいます。もちろん、それ以上に小さい手を目いっぱい開いて抱っこをねだってくる赤ちゃん達を見ると、もう体中の血が逆流してくるような感動&感激です。本当にどうして、どの子もどの子もこんなにかわいいんでしょう? こうして人の子供を面倒見てこそ、「我が子だからかわいいんじゃない」ということが、自信を持って言えるようになりました。子供自身が絶対的に尊いのです。 午後はピッピの検診。帰ってきてからは大大大洗濯大会!や〜っと、ピッピの粗相関係の物を洗い倒しました。もう洗濯干し場全体に消毒液の匂いがプンプンと立ち込めています。それに対抗するように、友人から教えてもらった免疫力を高める「ティーツリー」に、鎮静・鎮痛作用のある「ラベンダー」をプラスしてアロマポットで焚いてます。明日も天気にな〜れ! (←獣医近くの中国茶屋。でも蒸しシュウマイとかも売ってます。いつもは子供と夫に「豆腐花」(甘い豆腐デザート)を買うけれど、今日は自分用に「廿四味」(24種類の漢方薬ブレンド)を買いました。もう、「効っくぅ〜〜」(何に?)という苦さ&まずさ。でも好き♪) by みこと 2004年4月2日(金) =Day 1=ファミリー・タイプ 最近ずっと3〜4時間睡眠だったので、目覚ましをかけずに寝てみたら8時過ぎに自然に目が覚めました。寝たのが3時頃だったので、やっぱりいつもの5時間睡眠です。私にはこれがちょうどいいのか?ピッピを見に行くと、点滴をしていないのにベッドを出た気配がなく、ずっと眠っていたようです。水をあげ、チャッチャの糖尿病用のインシュリン注射を打ち、ネコで明ける1日が始まりました。 (←近所で咲き誇っている名前も知らない南国の花。うんと遠目には桜色なんですが・・・) しかし、誰もいないとなるとなんと静かなことでしょう。人の気配がないだけで家全体が無機的なただのコンクリート、ガラス、木材の寄せ集めに感じられるから不思議です。子供部屋に行ってもいつもの有機的な感じがまったくしません。食欲も特になく、キッチンで立ったままコーヒーとパンの朝食(実はこの"キッチンで朝食を"はよくやってるんですが・・・)。曇り空とはいえ今週初めて雨模様ではないお天気に、さっそく洗濯開始。ピッピ関係のタオルだけでも相当な量です。 本当は漢方医に行きたかったのですが、今ひとつ元気のないピッピを見ているとそんな気にもなれず、郵便局、リサイクルのゴミ出し、クリーニング屋、スーパーを回って、さっさと帰ってきました。一人なんだから好きなことをすればいいのですが、けっきょく、片付けたり洗濯したり、ピッピに3時間おきに食べさせたり、その準備や後片付けをしているうちに、時間なんてどんどん過ぎてしまいます。今日1日過ごしてよ〜くわかったこと。それは、私には一人暮らしはまったく向かないってこと。 by みこと 2004年4月1日(木) 4月の独り 今朝、夫と子供が毎年恒例の春の里帰りで日本に発ちました。本来は私も一緒に行っているはずでしたが、ピッピの容態を考えると12日間も家を空けるわけにはいかず、「2泊3日の伊勢参りだけに・・・」と、思っていたものの、それも直前にキャンセルしました。今の2〜3時間おきの流動食や1日10時間を越える点滴を考えると、留守中は入院させるしかありません。しかし、ピッピにとって家にいないことの負担がどれほど重いか、この10日間で思い知ったので、最終的に自分で看病することにしました。決めた時はなんだかホッとしました。ですからエープリル・フールといっても、冗談を言う相手もいません。 そういえば前日行った占い師のケン・リー先生に、「旅行は不可」と言われました。いつもは「旅行」、「引越し」など移動を伴うものは、「どんどんやるべし」と言われることが多かったので、言われた時はちょっと意外でしたが、今回のことを指していたのかもしれません。夫と息子の伊勢参り、しかも3人で一生懸命祈っていたら、それがペットの健康回復であっても傍から見たら、「どうか出て行ったママが早く帰ってきますように。」とでも祈ってるように見えるかも(笑) 野郎三人、どんな道中になるのか楽しみです。がんばれ、夫! 今日は私達の14年目の結婚記念日です。結婚記念日に一緒に居られなかったのは今までで2回ほどしかありません。残念ですが、それなりに記憶に残る記念日となるでしょう。一応、昨夜、日付が変わった時に、「ワインでも飲む?」と振ってみましたが、夫は荷造りの真っ最中。そう言う私もコーヒー飲み飲み、ピッピの流動食を作っている最中で(しかもその脇ではプンプンに匂う、漢方薬を煎じてました)、レスのないまま終わりました。去年はSARSで夫が独りになった4月。今年は思いもせぬ出来事で、私が独りになりました。来年こそは、みんな一緒だよ(祈)! (←肝臓をキレイにする漢方薬。一見「クリスマスリースの材料?」って感じですが、子供には「ママ、ゴミ飲むの?」と聞かれました。中央の三日月型の白いものはなんと貝殻!) by みこと |