Vol.0268 「生活編」 〜西蘭家2004年出来事ランキング〜

今年も残すところあと10日! ニュージーランド移住という3年来の夢を果たした記念すべき年でした。夏も冬も2回ずつ経験するという珍しい年でもあります(笑) 昨年に引き続き、「西蘭家2004年出来事ランキング」トップ10を発表して、移住1年目をフラッシュバックしてみます!
注:(   )内は昨年のランキングとその後の寸評です

10位:みことのケーキ作り元年
「買うもの」だったケーキが、「作るもの」になったのは画期的でした。"自給自足至上主義"の私としては、お遣いものにも使え、あれこれ工夫してオリジナルの一品が作れるものが習得できたのは嬉しい限り♪ 来年はオーブン料理にも挑戦します。(夫の独り暮らし:希望通り、移住を機に「理解から実践へ」と家事に一歩踏み込んでくれました)

9位: 温の小学校卒業
日本でいう5年生2学期をもって小学校を卒業。昨年のSARS期間中の日本の学校、戻ってからの香港のインターナショナル・スクール、移住後のNZの公立校と、ここ1年半は環境が大いに変わりましたが、楽しそうに乗り切ってくれました。(人とのお付き合いが格段に充実:専業主婦になってお付き合いを広げたことは新生活でも確実に活きています)

8位:善の「火の玉ボーイ」への変身
パッとしなかったラグビーで突然トライゲッターになり、水泳を始めたとたんオリンピック・プールで泳ぎ出し、「カッコいい」とグランド・ホッケーを始め、今は2キロのジョギングと柔道でラグビー・シーズンに備えています。移住前から兆しはありましたが、この地で完全に火が付きました。(子どもたちが本格スポーツ少年に:善はまさにこれ一直線!)

7位:ビーズ・コネクション
"ビジネス未満、趣味以上"の私のビーズ・アクセサリー作り。この地に来て、それがコミュニケーション・ツールになりうることを実感しています。すでに数百人の子どもたちの前でアクセ作りを実践してみせる機会を得ました。今後の可能性に大いに期待しています。
(←友人から贈られた天然石「インディアン・ブラッド・ストーン」(健康と長寿の石)で作ったブレスレット。来年こそは"天然石元年"にすべく勉強に励みます。)

(チャッチャの糖尿病:朝夕のインシュリンで元気に過ごせているのには心から感謝)

6位:今の家との出会い
メルマガ「ミセス・ダレカ」で連載したほど大きな啓示を受けた今の家。1軒の家との出会いが自分の暮らし方、価値観にまで影響を及ぼしているのを感じています。「家は生きている」ということを疑わなくなり、モノにまで深い愛情を注げるようになりました。(メルマガ読者との対面:移住後は対面どころかお世話になりっぱなし^^;今後ともよろしく!)

5位:みことの運転元年
お座りしかできなかった子が、突然自力で歩けるようになったような一大転機。移住しなければ一生ドライバーにはならなかったかと思うと、大きな出来事です。運転のように無理をせず、相手を思いやり、流れるように生きるコツをつかんでいきたいと思います。40の手習い、捨てたものではありません。(みことの免許取得:資格からいよいよ実践へ)

4位:ポリネシアン社交
まったく予期していなかった、パシフィック・アイランダーやマオリといったポリネシアン系の人たちとの濃ーいお付き合い。週末ともなれば近所の子供の誰かしらんがご飯を食べに来ます。明るく温かく、面倒見が良く、ラグビー好きな彼らが大好きです。(みことの退職、専業主婦業への転身:備えあれば憂いなし? 早めの転身は大正解!)

3位:さらば!香港
移住は、すなわち慣れ親しんだ香港とのお別れでした。私は通算14年、夫は11年暮らし、子どもたちは香港生まれと、誰にとっても間違いなく第二の故郷です。生きる術(すべ)と人情、勤勉さをとことんたたき込まれた街。永住権を持つ市民であることに誇りをもっています。(お手伝いさんとの別れ:彼女から学んだたくさんの事も香港での財産です)

1位:ピッピのガン発病と完治
飼い猫ピッピの悪性リンパ腫(一種のガン)に気付いたのが2月末。安楽死という選択肢と背中合わせの壮絶な闘病。最後は医療さえも離れた"愛療"でとうとう全快! 以来、再発の兆候もないままNZまで来てくれました。元気な姿に今でも目頭が熱くなることがあります。検疫所生活を乗りきり、ここまで付いてきてくれた2匹を一生大切にします。(SARS回避での日本滞在:「家族あっての人生」を実感した日々が今の支えに)

1位:NZ移住
とうとう3年来の夢がかない、NZ移住が実現しました。いまだにふと、ここにいる自分が信じられず、思わず頬をつねりたくなります。寝ても覚めても終わらない、見果てぬ夢。こんなことが可能なのです。これまでの3年間のみならず、これからも夢を見せてくれるであろう偉大なNZに心からの感謝! そしてこの気持ちをかたちに変えていくことを誓います。(NZ移住申請:待っている時は長かったものの、今では貴重な経験と思い出です)

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「マヨネーズ」 ピッピの完治と移住は私の中では甲乙つけがたく、いずれも1位としました。今年最も印象に残った本は、キウイと結婚しこの地で4年前に生涯を終えた、類まれなる才媛、令子エリオットさん、ご主人のロバート氏との共著"Don't come back"でした。

西蘭みこと