「西蘭花通信」Vol.0725 スピリチュアル編 〜七冲を超えて〜             2017年1月22日

ちょうど1年前の1月25日のブログ「さいらん日和」に、
「トラ年にとってのサル年」という記事を上げ、2016年について「なにかと大変な年になると予想されるトラ年にとってのサル年なので、慎重かつ大胆に前に前に進みたいと思っています」
と言っていました。「風水上猫はみなトラ扱いになるそうで一緒にがんばるー」とも言っていました。

果たしてその10日後。2月3日に節分を迎え、干支がヒツジ年からサル年に変わったとたんの4日か5日に、愛猫コロが下腹部に何か鋭い物を刺してしまい大ケガをしました。9日に入院・手術をしていったんは元気そうだったものの、お腹から出ていた体液を排出するためのチューブを自分で舐めてお腹に押し込んでしまい、1週間以内に2度目の開腹手術という事態になってしまいました。その後、1週間ほどは完全看護で体力のない老猫だったら、どうなっていたことか?心積もりをしていたとはいえ、ここまで予想的中になるとは!

トラ年とサル年の因果関係を知ったのは前回のサル年2004年でした。日本からの友人の付き添いで一度だけ会ったことのあった香港の風水師を訪ねたときのことでした。その時は先代の愛猫ピッピが悪性リンパ腫という一種のガンを発症し、てんてこ舞いでした。「今年はサル年だからトラ年にはなにかと試練の年」と告げられ、「風水上、猫はみなトラ扱い」ということもその時に教えられました。トラ年が飼っている猫となったら、サル年には最弱の立場なのか?ピッピもコロも辛くも切り抜けてくれました。

風水師の指摘で改めて自分の過ごしてきたサル年を振り返ると、小学校に入学した6歳。入学早々、自分や自分の家庭が他の子と大きく違う可能性があることに気づき愕然としました。次は大学に入学した18歳。第一志望だったとはいえ、華やかなイケイケ大学でキャンパスの雰囲気に馴染めず低空飛行。そして新婚直後だった30歳。ケンカ、カンカの毎日にうんざりしていました。 42歳は始まったとたんにピッピが悪性リンパ腫、54歳の今年はコロの大ケガ・・・・

(一時はぐったりしていた時期もあり、どうなることかと思いました→)

しかし、振り返りながらもわかったことは辛いのは前半だけで、7月には新たな展開に入っているということ!6歳でも学ぶものです。人と違うことを自分が気にしなければイジめられないか、多少何か言われてもやり過ごせることを知りました。18歳の夏休みに初めての海外旅行だった中国に行き、その後、一生涯続く海外への道が開かれ、移住まで20年続いたアジア暮らしのきっかけができました。30歳のときは「援軍来る」でピッピとチャッチャを飼い始め、7月にはマイホーム購入。42歳には奇跡的に助かったピッピを連れて7月にNZ移住決行。今年もコロが完治し、5月末に日本のマンションも売却して新たな段階へ。

この不思議にして明確な関係にきちんとした名前があることを知ったのは、実は昨年になってからでした。七冲(しちちゅう)というそうです。自分の干支から7番目、十二支を丸く表したときに正反対の位置に来る干支との関係をいい、最も悪い相性なのだそうです。互いに性格や価値観が全く合わないため、相手の良さを認識できず一緒にいてもただただ消耗するだけで、建設的なものが生じない間柄なのだとか。これはトラとサルに限らず、今年の干支のトリでいえば、ウサギがそれに当たります。

よく「女子は占いが好き」と言われますが、私はそうではありません。占いにハマっていた時期もないし、星占いなどは「相性が良い」とされる星座とその良さを実感したことがなく、その逆も然りで普通とされる相性が一番身近に多いように思います。ところが干支だけは占いというよりも、風水と同じように中国三千年だか五千年だかの膨大な経験則を基にした統計の蓄積といえ、正否の確率が非常に高い気がします。あの超現実的な人たちを納得させるには、光だのエンジェルだのではダメで、ズバリ「結果」なのでしょう(笑)

干支は節分で変わります。今年は2月3日なのでそれまではサル年が続きます。1月生まれの人は新暦の干支を見るのではなく、その前の年の干支であることを認識しておいた方がいいそうです。私も長男も2月7日生まれという微妙な誕生日なので、この点は確認したことがあるのですが、新暦でも旧暦でもなく干支は節分で変わるそうです。

年女の年も明らかすぎるほどの試練があり、「自分が試されている」ということを納得した上で、次々に起こる課題や難題に全力で当たってきました。しかし、逃げも隠れもせず、人や何かのせいにもしないで懸命に立ち向かっていけば道は開けました。往々にして自分では想像もつかなかった方角と規模で大きく開けたものです。まさに試験にパスして、次の12年という一段上の舞台に上がったかのようです。

七冲の年もそれに良く似ていますが、私の場合は半年で短めに終わってくれるのがありがたい?!(笑) ということはあと2週間近くサル年が続きますが、大過なく過ごせるよう猫たちも含めて慎重かつ前向きに過ごしていきたいと思います。それが明ければトリ年!確かこれも風水師に言われたと思うのですが、トリはトラを守ってくれる立場にあるそうです。その関係を何と呼ぶのかはいまだに知りませんが、私自身も大の鳥好き。どうか元気で前向きで過不足なくつつがない、夫婦円満、家内安全な1年になりますように。

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「マヨネーズ」

今年は一歩前に出る決心をしているので、2017年がいつまでも記念に残る年となりますように。日本でバリバリ働き、今やテレビでも観られるようになった頼もしい友人から「今年は年女」という連絡をもらい、私の中で彼女は永遠のアラフォーなので
「えっ?!36?48なの???」
と混乱していたら、
「60ではありません!」
という明確な返事。ありゃ、大化けしそう(笑)


西蘭みこと 

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