「西蘭花通信」Vol.0681  生活編 〜女の地理 男の地理〜                  2014年4月12日

18−22歳の女は『アフリカ』のごとく。やっと見つけ出された未開の地、ワイルドで、肥沃で、自然美にあふれている。

23−30歳の女は『ヨーロッパ』のごとく。よく開拓され、交易に乗り出し、特に真価を持つ人は取引に積極的だ。

31−35歳の女は『スペイン』のごとく。情熱的で、落ち着いていて、自分の美しさに自信を持っている。

36−40歳の女は『ギリシャ』のごとく。徐々に歳を重ねているものの暖かく、まだ訪ねて行きたい場所だ。

41−50歳の女は『イギリス』のごとく。輝かしく、すべてに打ち勝った過去を持つ。

51−60歳の女は『イスラエル』のごとく。戦い抜き、2度と同じ過ちを犯さず、物事の御し方をよく理解している。

61−70歳の女は『カナダ』のごとく。守りに入りながらも、新しい知り合いを作るのにやぶさかではない。

70代以降の女は『チベット』のごとく。あるがままの美しさ、謎めいた過去、年を重ねた叡智を持ち、冒険心と精神的な知識への探究心に満ちている。

ずい分前に、いつもの70代の友人グループから送られてきたチェーンメール。なかなか良くできているので日本語に訳してみました。訳の稚拙さもあってか、英語らしいウィットが出ないなぁ(ぶつぶつ)。まぁ、根本的に女性をこう見るセンスがアジア民族には概ね欠けているというか。女は父に従え、結婚したら夫に従え、老いては子に従え(ということは男はその逆で見てる?)、という考え方がいまだに色濃く残る精神風土ですからね。

40歳までは基本5歳刻みなのに、それ以降は10歳刻み、70歳以降は十把ひとからげというところにリアリティーが出てますねー。70超えたら、みんなまぁ、「あばあさん」ってことのようです(笑) 40代の『イギリス』以降、限りなく女度ゼロのイメージです。これでいくと、私は『イスラエル』ですな。「戦い抜き、2度と同じ過ちを犯さず、物事の御し方をよく理解している」という評には脱帽!なんでわかった?

興味深かったのは60代での「新しい知り合いを作るのにやぶさかではない」という指摘。周りをみても、65歳で定年退職を迎えると人生が新局面に入り、オークランドの自宅を売って風光明媚な地方に引っ越したり、ローンボウルズ(芝の上でやるボーリング。英連邦の国々では老人が好むスポーツの典型)のクラブに入ったり、連れ合いに先立たれたりして?! けっこう新しい出会いがあるみたいですよ。『イスラエル』は子どもが巣立っても、今までの生活をまだまだ引きずっていて、『カナダ』ほどこなれていません。

70代の『チベット』も上等じゃないっスか!英語では"Wildly beautiful"だったり"a thirst for spiritual knowledge"だったり、もうどんだけ物質社会から遠い存在か(笑) 私の場合、40代の終わりからオーラや丹光(目を閉じていても見える光)が見えるようになったり、レイキ(ハンドヒーリング)を習ったりで、かなりチベットに片足を突っ込んだ状態です。

年齢よりも精神の方が先に行っちゃっているのは、長年のヨガが影響しているからかもしれません。ヨガはポーズによって足の裏から大地のエネルギーを吸収して腕から放出したりします。初めは目がテンだったことでもイメージして続けていると、気感と呼ばれる気を知覚できる感覚が磨かれ、実際に体内の気の流れや、気の強弱のようなものがぼんやり実感できます(これホント!)こうなるとオーラも見やすく、レイキもしやすくなります。

実はこれ、いろいろなバージョンがあり、
20代は熱く、エギゾチックな『アジア』
30代は豊かで自由な『アメリカ』
40代は行きつくしても興味が尽きない『ヨーロッパ』
50代は知っていても誰も気に止めない『オーストラリア』
31-35歳が『スペイン』の代わりに『インド』だったり、
60代が『カナダ』の代わりに『モンゴル』で、過去の栄光はあっても未来がないとか。
どれもパクリのようで、ご紹介したものほどのセンスも説得力も感じられないものばかり。でも全て『アフリカ』から始まっていて、これには全く異論がないようです。

では、男の地理は?
1歳から80歳まで"一組のナッツ"に支配された『イラン』だそうです。 (『イラク』バージョンもあり)
"一組のナッツ"は身体の中心にぶら下がる一組のアレですわな。まぁ、英語のナッツはおバカの代名詞でもありますし〜。ゆりかごから墓場まで本能の赴くままに生きてるっちゅーことのようです。意気揚々とラグビーのレフリーから帰った夫が、
「レフリーの極意がわかってきた!」
と豪語するのを見て、妙に納得。

(今年もシーズンが始まり、息子並みに若い選手に混じって奮闘中→)

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「マヨネーズ」

英語でよく言う、
「家族とはチョコレート・ブラウニーのようなもの。概ね甘く、中にはいくつかナッツ(おバカ)が混じってる」
でも、チョコとナッツって絶妙な組み合わせですよね?

日本では草食男子だの絶食男子だの、『イラン』とも『イラク』とも無縁な男子が急増中のようですが、こちらは永遠のイイ戦争中です。

西蘭みこと 

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