「西蘭花通信」Vol.0646  スピリチュアル編 〜スピリチュアル・ノート記:44のライフテーマ〜 
2013年12月11号


旅行中に読み返した「スピリチュアル・ノート」(アメリカ人サイキック(霊能者)シルビア・ブラウン著)から得た、気づきの話を続けます。その中に、「誰もが持って生まれてくる人生の目的」――44のライフテーマ という項目があります。スピリチュアルに興味がある方ならご存知のように、人は生まれ変わる前に今世の青写真を定めてきます。ブループリントは新しい人生の7割を決定し、残りの3割は生まれた後の本人次第で決まると言われています。

(ずっとこんな天気だったおかげで、思わぬ読書ができました→)

「スピリチュアル・ノート」によれば、人はブループリントを描くときに44のライフテーマの中から2つのテーマを選んでくるそうです。これはブラウン氏と数人の催眠術師が千件を超える退行催眠を分析した結果、クライアント自らが催眠中に語ったライフテーマを44に分類することができることを発見したのです。

なぜテーマは2つなのか。その理由もまた興味深いものです。1つ目のテーマは自分が「誰か」を定めたもので、意外に見つけやすいそうです。旅に例えれば、「どこに向かうか」。2つ目は自分が「何をするか」を定めたもので、旅の途中に用意された障害物です。ということは、「向かう先々に障害あり」ということになり、2つの目的は往々にして矛盾するものなんだそうです。人生は最初から、平坦な道を行くようにはなっていないんですね。

人が輪廻転生を繰り返すのは、学ぶためだと言われています。数々の人生で幾多の困難を乗り越える中で、学び、悟り、魂が磨かれ、生まれ変わる必要がない高みにまで到達したら、この世に戻ることはなくなります。長いですが44のテーマを書き出してみます。学びのためなので、善悪では悪に分類されるものもあります。日本語にはなじまない人物像もあると思います。

生まれ変わりたいかどうかは人それぞれでしょうが、まずは今世をしっかりと生きるためにも、ぜひピンと来る1つ目、「これかな?」と思う2つ目を見つけて(というか思い出して)みて下さい。

【活動家】人が見逃している何かを取り上げ、正そうとする紛争解決者 
【美の追求者】音楽、演劇、著述、絵画、舞踏などに生きる人でゴッホやマリリン・モンローが典型 
【分析者】細部まで調べないと気がすまず、科学や技術分野で活躍
【旗を掲げる人】正義を信じて闘いの先頭に立つ人で、狂信的にならないよう注意

【築き上げる人】縁の下の力持ち。目立たないものの物事を成し遂げる重要な役目
【触媒】エネルギーに溢れ動き回っては、じっとしている人を行動に駆り立てる
【理想のために闘う人】旗を掲げて先頭に立つ人に命令を下す将軍役
【コントロールする人】テーマが成功すれば人をやる気にさせ、失敗すれば自分の思うように他人をコントロールしようとする

【感情的な人】感受性が強いものの、バランスを欠くことも 
【何にでも飛びつく人】ひっきりなしに動き回り、時に無責任なほど自分を甘やかす 
【ハンディキャップのある人】一大決心で障害を持って生まれてくることを選択した人
【従う人】社会に欠かせない存在。支持の提供が最大の貢献で、誰の何に従うかが需要

【ハーモニー】平和やバランスを守るために貢献する人。痛手やストレスに弱い
【ヒーラー】ヒーリングの職業に就くことが多い。相手に肩入れしすぎないことが重要
【人道主義者】人類のために自分を捧げる人。問題は無限にあり燃え尽きないように注意
【完全無欠な人】外見、才能、品格など望む限りのものを持ち、恨みや嫉妬を買うことも

【知性】生涯勉強を続け世界を進歩させる。知識のための知識としての溜め込みは失敗
【苛立つ人】悲観主義者で文句に事欠かず、人に忍耐、寛容、前向きさを教える使命
【正義】公正・平等のために一生を捧げる。キング牧師や偉大な大統領はその典型
【法を守る人】法を守ることを職業として選択。法を悪用してテーマを侮辱する場合も

【リーダー】リーダーシップを社会的に活用すると成功し、必ずしも革新的とは限らない
【孤独を好む人】目立つ存在ながら1人でいることに満足し、自分だけの世界を楽しむ
【敗者】心身に障害がないのに欠陥のある人生を送る。人に肯定の大切さを教える役目
【人を思い通りに操る人】善悪双方に力を持つが、良いことに使えば社会に好影響

【受け身な人】感情的な崩壊を怖がる。意見は持っているが対立しない時のみ主張 
【忍耐】非常に難しいテーマで魂の成長を急ぐ人が選ぶ。ストレスを無視する傾向
【利用される人】キリストを裏切ったユダが典型。人類の魂の進化に貢献
【調停者】受け身や調和と違い、戦争や暴力を止めるために情熱を注ぎ攻撃的でさえある

【パフォーマンス】芸能関係の仕事に就くことが多い。クラスや職場の花形である場合も 
【迫害される人】非常に稀有なテーマ。運が悪いだけでなく幸せを怖がる場合も
【迫害する人】例外なく攻撃的。罪の意識もなく心身も健康なまま虐待し殺したりする
【貧困】忍耐、希望、不公平への見方を養うことで、魂の成長を促す

【霊能者】子ども時代は非常に厳しく、他人と異なる能力が非難を浴びる
【拒絶】非常に難しいテーマ。幼少のときに疎外されたり捨てられたりした経験が響く 
【救助者】弱者を見捨てられず、危険を顧みずに助けに走り同情する
【責任】義務としてではなく自分を豊かにするものとして選択し、遂行に喜びを覚える

【スピリチュアリティ】自身の魂を熱心に追求。直感や愛情に恵まれるが狂信的な面も
【サバイバル】これを選んだ人の人生は容赦ない闘いの連続で危機的状況で力を発揮
【自分を克服する人】"乗り越えなければならない"中毒。モノ、酒、セックス中毒等
【寛容】耐え難い状況下でも耐えることを強いられていると感じ、無関心になる場合も

【犠牲者】より良い世界への変化に貢献。殺される子ども、犯罪の犠牲者、冤罪者等
【犠牲を強いる人】自分の力の証明のために大勢の犠牲者を必要とする貪欲なエゴイスト
【戦士】恐れを知らず危険を冒す。戦士、開拓者、宇宙飛行士、消防士等無名の英雄も
【勝者】行動的で何かを成し遂げることに熱心で、次々と変化を求める楽観主義者

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