「西蘭花通信」Vol.0618  スピリチュアル編 〜第4の時代〜               2013年4月13日

最近つくづく思うことは、
「私には自分というものがない」
といういことです。こんなにマイペースに、こんなに自由に、こんなに思うがままに生きているようにみえて、
「自分がない?」
と思われるかもしれませんが、思えば人生の全ての曲がり角に信号のようなものがあり、青信号が点った方向に歩んできました。信号を点したのはもちろん、自分ではありません。

2012年年頭のメルマガ〜夜明け前〜でもお話したように、私は年齢に「9」のつく年(19歳、29歳、39歳など)に大きな決心をしてきました。これが私の言う青信号です。19歳で、大学の休み中に中国語研習に行った台湾で思いがけずアジアに出会い、29歳で、
「30になったら誰も結婚してくれないよ。」
と25歳の夫に半ば脅されながら結婚し(笑)、39歳で、家族旅行に来たオークランドで突然、NZ移住を思いついたのです。

運命はいつも向こうからやってきました。その瞬間まで考えたこともなかった方向に、いきなり青信号が点き、その先がどうなっているのか見当もつかないまま、それまでの慣れ親しんだ、それなりに楽しかった生活に見切りをつけ、新しい方角に歩み出しました。正直な話、49歳でははっきりとわかるような信号が点らなかったのですが、あの年は年明け頃から少しずつオーラが見えるようになり、レイキを学んだ年でした。どちらも残りの生涯の大きな支えになりそうで、後で振り返った時にやはり転機となっていそうです。

これも前にお話ししたとおりですが、降って湧いたような「9」のつく年の決心は「2」のつく年に具体化します。22歳で日本を飛び出し、32歳で長男・温(19歳)を授かり、42歳でNZへ移住しました。ここまで来ると、
「52歳は?」
と他人事のように楽しみになってしまいます。それぐらい今までの人生は自分の意思というよりも、大きな流れに身を任せ、流れ流れてきた結果なのです。

そしてもう一つ、今になって気付いたことがあります。それは「20年ごとにさらに大きな転機が来る」ということです。
19歳でアジアに出会うまでの「日本の時代」
39歳でNZに出会うまでの「アジアの時代」
ここに来て、もしかしたら59歳でどこかに出会い、「NZの時代」が終わるかもしれないという破天荒な発想が飛び出してきました。
「まさかー!」
と思いつつも、アジアもNZも出会う瞬間まで考えもしなかった選択だったことを考えると、第4の時代が到来する可能性はゼロではありません。

「9」のつく年は数え年でいけば、大台に乗った年。59歳は還暦です。人生の最終段階をより良く深く生きるための場所や方向性を見出すに相応しい年かもしれません。では、どこへ行って何をすべきなのか?今までの転機は青天の霹靂のようなもので、事前に考えたこともないものでしたが、さすがに何度も同じことが繰り返されると、先読みをして心の準備をしておく、という知恵が生まれてくるというものです。

「日本の時代」はその後の時代を生き抜く基本のキを授けられた時代で、努力と忍耐を学びました。「アジアの時代」は学んだことを存分に試す大きなステージで、リスクを取っても前に進む技と度胸を得ました。「NZの時代」は心から望んだ家族の時間を取り戻し、親子で夫婦で「これでもか!」というほどたくさんの時間を過ごしています。もしもこの先に新たな時代が来るとしたら、それはどんな時代なのでしょう?

漠然とした考えですが、自分を取り巻く全てのものとのつながりや調和を悟る時代な
のではないでしょうか?言葉としてしか知らないワンネスというものを、身を持って会得していくような日々ではないかと想像しています。だとしたら、知っている場所の中ではインドネシアのバリ、行ったことはないもののハワイなど、神々が宿っていそうな島々が似つかわしく思えるのですが、いつも青信号はとんでもない方向に点るので、浅薄な人知など及ばない展開になるのでしょう(笑) NZ国内という可能性もありそうです。

20年に1度のうねりという、人の一生としては相当大きな展開に想いを馳せていると、受験だの、失恋だの、就職だの、リストラだの、ローンを背負って家を買うだのという、普段の生活において非常にインパクトがあるはずのことが、なんと小さく思えることか!その時々には胸や頭を一杯にすることであっても、長い目で見れば日常に埋没してしまうもののようです。その一方で、結婚や子育てはうねりとともにあり、それがいかに自分にとって重要かを思い知らされます。私にとって猫たちもまた、日常ではなく、うねりとともに息づく大切な存在のようです。

             (思えば猫を迎えたのも20年ぶりでした→)

「今の生活がガラリと変わるときが来る?」
つい昨日まで一度として考えたことがなく、「私はNZに骨を埋める」と前向きに覚悟していたはずなのに、ふと、
「第4の時代もアリかも?」
と、ちっぽけな覚悟など簡単に上書きされてしまいそうで、人生ってホントに予想外で面白いです!こうした運命を全て司っている宇宙の偉大なる意思というものは、
「なかなかセンスあるなぁ♪」
と思ってしまいます。このつづきは59歳で!(8年後につづく?)

===========================================================================
「マヨネーズ」
今から11年前の2001年に〜10年周期〜というメルマガを書いていたので、「8年後につづく」もあるかもしれませんよ〜(笑) 人生の周期というか癖を知っておくのはなかなかいい方法だと思うので、ご興味があったらお試し下さい。

教えてもらった方法は「思い出せる限りの記憶を辿り、その年の一番印象に残る出来事を思い出し、それがプラスだったのか、マイナスだったのかを判断して周期を探る」というもの。

「いつまでも続くプラスはない。」
と、日本の株式相場やNZの不動産相場を見ながらチラリと思ったり
^^

西蘭みこと 

ホームへ