「西蘭花通信」Vol.0454  生活編  〜タビの旅立ち:一条の光〜    2007年12月3日

交通事故に遭ってしまった外飼いにしていたクロ猫のタビは、SPCA(動物愛護協会)のバンで行ってしまいました。その3週間前に15年も一緒だったシロ猫のピッピを失ったばかり。3匹うちの最後の1匹になってしまったトラ猫のチャッチャを抱きながら、私は茫然自失でした。

「そうだ、あきこさんにメールを書こう!」 そんな時こそ、動物とテレパシーで話すアニマルコミュニケーションができる、みみねっと あきこさんは一条の希望の光でした。 あきこさんにはピッピの時にも大変お世話になり、その前にも3匹一緒にコミュニケーションをとっていただいたことがあったので、タビもあきこさんと話した経験がありました。藁をもすがる思いで私はパソコンに向かい、タビに起きた哀しい事件をしたためました。

もしもこのメールに気づかれ、コミュニケーションができたら、ぜひ伝えていただきたいことがあります。
(『 』内がメールでの依頼内容)

『タビちゃんに、前に「家に入ってもいい」と言って実際に何度か入れておきながら、あまりにもピッピの負担になっているようなので再び締め出し、家の床下で冬を越させてしまい、ピッピが亡くなった後も家に入れずにいたことを心からお詫びしてほしいのです。』

私はこのことをずっとずっと悔やんでいました。タビは14年も飼い猫だった、人間の年で言えば70歳以上の高齢。その年でいきなり路上生活者になったも同然で、ピッピが闘病中だったとはいえ、不憫で不憫で仕方がありませんでした。ニュージーランドでは犬でも猫でも普通は家の中で飼うものなのです。(かなりの大型犬であっても、です。なので犬小屋というものをまったく見ません)

『タビちゃんは再び家に入れなくなり戸惑っていたのですが、わかってくれていたようでした。でもピッピが亡くなってからは再び入りたそうにしていたので心が痛みます。やはりチャッチャの容態が芳しくなく、私には決心がつきませんでした。(チャッチャはただ今、目の病気にかかっているようです)』

実際、タビはピッピが亡くなってやや落ち着いた頃、家に入りたそうにしていました。私はタビの気持ちが飼い猫以上にわかる時があったので、それに気づかぬふりをしてドアを閉めることは二重に辛いことでもありました。しかし、チャッチャの容態、私自身の心構えともにタビを受け入れるところまで回復しておらず、暖かくなってきたこともありそのままにしていました。

『しかし、今、庭に離れを建設中で、そこができたら猫ドアを付けて、タビちゃんにはそこへの出入りができるように・・・と思っていました。それをちゃんとタビちゃんに伝えておかなかったのが悔やまれます。急なお願いで申し訳ありませんが、間に合いましたらぜひお願いいたします。』

(いつも興味深そうに工事現場をチェックしていたタビ。3匹の中では一番元気がよく、好奇心も旺盛でした→)

離れの件は夫にも言いそびれていたくらいで、私だけが心に決めていました。猫にも縄張り意識があるので、急な環境の変化が病弱なチャッチャにどう出るか測りかねていたので、タビにも部屋を作ることは我ながらいいアイデアだと思っていました。夏の間に完成する予定だったので2度と寒空の下で冬越しをさせることはない、と自信を持っていました。


(←左手のドアがタビ用の猫ドアをつける予定だった、私のクラフトルームの入り口。今やもう間に合いませんが・・・)

メールの送信時間はこちらの朝8時59分。日本はまだ早朝ですから、あきこさんがこのメールに気づいてくれる可能性は高そうでした。
「どうか、どうか、間に合いますように。そうでなければ、あまりにも突然過ぎる。せめて何か一言でもタビちゃんに伝えられれば・・・」
私は祈るような気持ちで1日を過ごしました。けれど、SPCAからの哀しい報せが先に届き、タビは黙って旅立ってしまいました。

その翌日、
「タビちゃん、旅立ってしまったのですね。心よりお悔やみ申します。」
というあきこさんからのメールが入りました。しかも、
「亡くなったネコちゃんとのコミュニケートは正式には1月に習うのですが、基本は一緒なので、すでに何匹かとしたことはあります。もし他になにかお伝えしたいことがあればおしらせくださいませ。」
という我が目を疑うような一文が添えられてありました。

亡くなったネコとのコミュニケート・・・
まったく考えていなかった展開に、一度はあきらめた藁にもう一度すがってみることにしました。結果的に、死後のコミュニケートは私にも、多分タビちゃんにも幸せなことになりました。「息のあるうちに」と、慌ててメッセージを伝える必要はなかったのです。あきこさんがあの日、私のメールを目にしなかったことは私などには思いも及ばない天の采配だったのだと、今では信じています。(つづく)

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「マヨネーズ」
今回、みみねっと あきこさんの許可を得て、再びコミュニケーションの内容をご紹介させていただくことになりました。ご快諾に感謝します。1人でも多くの読者の方が、こうした可能性に気づき、愛する動物たちとのより深いつながりを信じられるようになれば、という希望を託して転載させていただきます。

メルマガで取り上げた〜アニマルコミュニケーションのご案内〜はコチラから。
ピッピの生前最後のコミュニケーションはコチラから。
ただ今、あきこさんはアニマルコミュニケーションを期間限定で受け付けていらっしゃいます。ご興味のある方はコチラからどうぞ。
なお、お亡くなりになった動物とのコミュニケーションは08年2月までは受け付けていらっしゃらないので、ご興味のある方はあきこさんのブログで、開始の時期をチェックしてみてください。

この場を借りて、あきこさんの動物とその飼い主さんへの献身的なまでの貢献に心よりお礼申し上げます。

西蘭みこと

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