2004年12月31日(金) 2004年最後はシーフード・ナイト♪

大掃除に心残りはあるものの今日も人をお呼びしていたので、これ以上の掃除はあきらめいつものグレン・イネスへ買い物に。今夜のテーマは「オール・シーフード」。肉は一切使わないお約束。というのも先日、キウイの友人が「ソバが食べたい」と言い出したのが発端でした。「ソバって?年越しそば?」と、日本にもちょっといたことのある彼のことだから、「ひょっとしたら知ってる?」と思ったら、なーんのことはない「サバ」のことで、「サバの味噌煮」が食べたいんだそう^^;

「でも、ニュージーランドにサバはないし・・・」と言うじゃありませんか!「ちょっと待ったぁ!あるある!新鮮な、しめサバにできそうなのが!」「えぇぇぇ?」「じゃ、次はうちで"ソバ味噌"でも^ー^*」ということになった訳です。ところが、今日はサバがなく(あちゃー!いつもあるとは限りません。でもこのアバウトさもグレン・イネスの魅力♪)、夫がどうしても「塩辛を食べさせたい♪」と言い出したこともあり、代わりは「イカ」に。イカについても彼は、「NZじゃイカリングぐらいしか食べたことないなぁ」と言ってたので・・・。

けっきょく、前菜は「ピンクサーモンの大根サラダ」、「イカのイタリアン・マリネ」、「しまアジのお刺身」、そして「塩辛」、メインはぐっと中華になって「タイの姿蒸し」(40センチ近いのでさすがにカマは落としました。残念T_T。ちゃんとした中華鍋が欲しいよ〜)と「イカとブロッコリーの炒めもの」、「タイの肝吸い」(こんなのアリ^^?)。それにチョコレート・ブラウニーにコーヒーってとこで、一丁上がり。年越しとはぜーんぜん、関係ありませーん(笑)

さんざん食べておしゃべりして、今年も暮れていきました。後片付けをして、年越しソバ(まだ食べる西蘭夫婦^^;)を食べたら、ちょうど新年でした。2005年が誰にとってもいい年になりますように!
(←「シンネンだって、ナニかニャン?」「知らニャン」)



2004年12月30日(木) たった1日の大掃除

今日は朝から気合を入れて3人で大掃除。善にも近所の子と遊ぶのはあきらめてもらいました。お天気はかなりの雨で、外を駆けずり回れないため火の玉ボーイも納得。ただ窓拭きにはあいにくのお天気。しかし、「今日は絶対に窓を全部拭く!」と決心していたので、雨の合間を縫いながら窓枠によじ登り、窓から身を乗り出して、拭きに拭きました。
(←イライジャ家からもらったサルーンが気に入って、寝る時までパジャマの上からしてるミョーなヤツ)

玄関周り、テラスも夫と善が掃除してくれ、私はひたすらキッチンなど水周りを攻めました。 換気扇→オーブン→オーブントースター→炊飯器→食器棚(一部)→レンジ周り・・とややこしいことをやったはいいものの、なかなかキッチンから出られず、達成感はやや低め(涙) バスルームやランドリールーム、カーぺット掃除も、どーんとはかどる予定だったのに・・・。予定はいつも予定(グスッ) とにかく1日中、掃除&掃除&掃除。しかし、引越し荷物が入れっぱなしの開かずの間は段ボールもそのままに、開かないまま2005年を迎えることになりました(汗)

すごい雨だったので洗濯はすべて中止。でも、合間にちょいと草むしりをしたら、土が軟らかいのでいつもはてこずる芋のような根っこの草もホイホイ抜けて、思わぬ収穫。これから草むしりは雨上がりにします♪ ついでにネギを植えたら、ちょうどいいタイミングで再び雨がザァァァァ、助かりました。そうこうするうちに、友人がウェディング・ベールを取りに来て、大いに気に入って持って帰ってくれました。よかった、よかった^。^v


2004年12月29日(水) 温が長期キャンプへ

朝5時半起きで、スカウトの10泊11日の長期キャップへ行く温のお見送りに。途中、忘れ物があってスーパーに駆け込むなどのハプニングはあったものの(24時間スーパーが近所にあって大助かりでした・・はぁ)、無事出発。がんばれよー、楽しんで来いよー。たまには家族のことも思い出せよー(笑)
(←キャンプ用のちょっとカッコいいスカーフ)

帰ってからは友人のウェディング・ベールのビーズでの飾りつけのために篭り、半日作業に。夕方には完成してホッと一息。あと一週間で結婚式本番です♪ 昨日のパーティーのちょっとしたものが残っているので、なんとなく料理の手間が省けるのは、忙しかったあとのご褒美かな? しかし、今回残った最大の物は、「もしも食べ物が足りなくなったら・・・」と買っておいたソーセージの50本パック。開けてしまったら一気に食べなくちゃいけないし、うちでソーセージを食べるのは夫と温くらいなので、どうしよう???


2004年12月28日(火) イライジャ一家のお別れパーティー

朝10時きっかりにイライジャ家から電話が入り、「ゆうべ帰ってきたから、パーティーは今日でもいいわよ」ということに。「よっしゃー、天気も上々、今日やろう!」と夕方のパーティーを即決。一家は来月中旬にクルマで2時間以上かかる場所に越して行ってしまうのです。親子ともども本当にお世話になっているので、残念無念。「せめて感謝の気持ちをこめて、近所のみんなとお別れパーティーでも・・・」という企画でした。

本来は明日29日に予定してましたが、温がキャンプに行ってしまって参加できなくなるので、「もしクリスマス休暇から早めに戻るようだったら、1日早めてもいい?」と出かける前の彼らに意向を伝えておきました。気を効かせて早めに戻ってきてくれ、大助かり。そうと決まれば、用意にまい進!メニューを決め、子どもたちに招待状を作らせ、近所に配って参加人数を確認させました。最大20人ということがわかって、即買い物へ・・・

午後はキッチンにこもって下ごしらえ。焼き鳥60本(こっちの串は直径4ミリくらいあるので、かなり大振りなものに^^;)、これまた大きめの中華春巻き20本、太巻き12本、お好み焼きのタネ4リットル、他にもお菓子、ジュース、アイスクリームとこまごましたものを用意。ドレスコードは「トロピカル or アイランド」でみんなには民族衣装やアロハシャツで集まってもらうことにしていたので、私もハイビスカスを耳に差し、バティック柄のラップスカートに着替えて、準備完了!

時間きっかりに子どもたちが怒涛のようにテラスに流れ込み、食べる食べる食べる(笑) そして、遊ぶ遊ぶ遊ぶ(笑) スイカ割り代わりに風船割りをやったら、景品はチョコバーだというのに、クルマでももらえるかのように、みんな必死にやってくれました。途中小雨がぱらついたものの念願のガーデン・パーティーができ、イライジャ一家も楽しんでくれたようでよかった、よかった^ー^* 今度はこちらが新居に押しかけまーす♪


2004年12月27日(月) 久々の徹夜

来月結婚するキウイの友人のためのブライダル・ビーズ・ジュエリー(なーんて言うとちょっと豪華^^?)を作り終えたのが、朝の6時。「やばーい、子どもたちが起きてくる〜」と、慌ててベッドへ。でも、ほんの仮眠のみ。ブライドメイド2人分のデザインは最初のものより小ぶりで華奢なものに変えることになり、指定カラーが「チョコレート・ブラウン」だったため、華奢な感じを出すためにあれこれ、あれこれ。オレンジ味の強いパールを混ぜたり、細いワイヤーをビーズに巻いたりと、最初のデザインより手を加えて完了。
(←満開の庭の紫陽花)

徹夜明けのボーっとした頭で、朝から彼女の家へ。たくさん友人が集まってのモーニングティーの最中でしたが、夫と子どもを残して私は彼女とドレスメーカーのワークショップへ。そこでブライトメイド以外では初めてというウエディングドレスを見せてもらって感無量。自分はまったく興味がなく着なかったくせに、友人のこういうシーンに立ち会うと本当に感動します。大切なベールを預かり、髪に留めるクシの部分をジュエリーに合わせて、天然石のクォーツやパールで飾ることに。さぁ、年末までにもう一仕事!

夜は友人宅で、なんということはないバーベキュー・ディナー。両家ともそれぞれの理由でクリスマスを外した家。なんとなく苦笑しつつもお祝い気分ゼロのまま、屈託のないおしゃべりとおいしいワインでくつろいだひと時に。こういう力の抜けた食事というのもいいものです。徹夜の疲れも忘れておしゃべりに花が咲きました。しかし、双方の夫君(+子ども)ともクリスマスをしないことにご不満らしく、今後の対応は来年の課題に^^; 前日に起きたスマトラ沖地震とそれに続く未曾有の津波が新聞の1面に。英語では「ボクシング・デー・ツナミ」。ネットでニュースをチェックするたびに、暗澹たる思い。


2004年12月26日(日) 噂のボクシング・デー

「買い物するならクリスマス翌日のボクシング・デーが絶対お得!」というのは、なんとなーく耳にしてましたが、ここまで力の入ったものだったのは!!! 朝から新聞広告を見てビックリ仰天! 大手量販店や家具屋、電気屋、カメラ屋の全面広告のみで副刊ができているほど! いずれにしても、年末から長期キャンプに行く温のために、買い足すものがあったため予定通り買い物へ。

いつも行くマウント・ウエリントンへ行って、またまた仰天。「パッ、パーキングがない!」 クリスマス前ですらこんなことはなかったのに、駐車できないクルマがショッピングセンターの広大なパーキングの中をウロウロウロウロ。私たちも夫をクルマに残し、目指す店へ! そして再び仰天! 「なっ、なんなのこの人出!」 思わず目を見張るほどの大盛況。老弱男女がカートを山盛りにして、お買い物の真最中。クリスマス・プレゼントらしきものを山積みで買い込んでいる人も! 鍋釜、シーツ、釣り道具、健康器具と、みんな、ここぞとばかりのお買い物@@!

温は念願のアーミーナイフと寒さしのぎに寝袋の中に使うインナーを買って(いずれも最後の一品でした^。^)、ニッコニコ。これでキャンプに必要なものはすべて揃い、私たちは早々に退散〜! いやぁ、すごい人出でした。来年は彼らに混じって鼻息荒く買い物をする、賢い消費者になっているかもしれません(笑)


2004年12月25日(土) それでもサンタが・・・

飾りなし、祝い事なしで迎えたクリスマスですが、それでもサンタさんは来てくれたそうで、子ども達は贈られたマオリの銀のペンダントを首から提げ、朝からご機嫌♪ 「初めてオモチャじゃない物もらっちゃったー」と、半分がっかり、ちょっと大きくなった気分で半分得意気な善。二人とも今のところ、シャワーの時以外、プレゼントを肌身離さず着けてます。
(←クリスマス・カラーのスカイタワー)

相変わらず温はお腹が不調で、とても出かけられる感じではなく、とうとう昼間から寝てしまいました! 近所の子がクリスマスのプレゼントを見せに来てくれたくらいで、本当に静かな1日。遊び相手がいない善は退屈そうで退屈そうで、見ていて気の毒なほど。とうとう夫が散歩に連れ出してくれました。近所もさすがに終日ひっそりとしていて、こちらに来て、芝刈り機の音を聞かなかった初めての土曜日か^^?

私はここぞとばかりに季節の挨拶状書き(メールでですが^^;)。送るそばから「○○様へグリーティングカードを送りました」という確認メールが来て、開封されれば「○○様へ送ったグリーティングカードが開封されました」という知らせが追っかけて来ます。その後すぐに、「○○様からグリーティングカードが届きました」となることもあり、あっという間にメールボックスがいっぱいに(笑) 年内いっぱい、時間を見つけてはこうしてゲリラ的にカードを送ることになりそうです(汗)



2004年12月24日(金) ワンツリーヒルへのピクニック

夏休み企画も始めのうちらしく^^ ;、さくさく進んで第5弾。ちょっとお天気に不安が残る中、ワンツリーヒルにピクニックへ。善の同級生兄弟も誘ったはいいものの、途中けっこう降られました。大人はクルマに退避、子どもは大きな木の下で雨宿りしながらも遊びに夢中。この辺にキウイ度の違いが(笑) 途中、羊に大接近できる場所があり、子ども達はなにげに追いかけたりして楽しそうでした。

夕食は温のお腹の不調もあって、チキンの丸焼きはあきらめ、なーんと予想外のお好み焼きに! ここまで徹底したクリスマス外しにかかると、さすがに夫も子どもも寂しそう。「男ってセンチメンタル」と思いながらも、ちょっと反省?



2004年12月23日(木) なんということはないパーティー

夏休み企画第4弾は我が家での、なんということはないお子ちゃまパーティー。このタイミングでもクリスマス・パーティーではなく、飾りなし、ケーキなし、プレゼントなしで、子ども7人、大人6人が集まりました。奇しくも去年のこの日は総勢18人の子どもを集めて、ゲーム三昧のクリスマス・パーティーをしていたかと思うと感慨深いものが・・・。

お客さんがクルマで我が家に向かっている途中ですらザーザー降りだったのに、いざ始まったらカラリとしたお天気に。やっぱり「天は善良な主婦に味方する」^^? でも、いつ雨になるかわからなかったので、ガーデン・ランチは早々に諦め、狭いダイニングでぎゅう詰めになりながらみんなでワイワイ&パクパク♪(リビングは跳んだり跳ねたりしている子ども達に占拠されてました^。^b) 差し入れの手作りパン、中のあんまでお手製の「キティーちゃん焼き」に大感激! (←手前がキティーちゃん焼き。おいしかったー♪)


2004年12月22日(水) 雨、雨、ひょう、雨

ずっと降ったり止んだりの天気です。時折、ひょうも降るので上空はかなり冷え込んでいるようです。降れば土砂降りで、窓を叩くような大粒の雨がザーッときます。夏のスコールというにはあまりに寒く、降った後もカラッとした感じがありません。かといって気密性の高いマンション暮らしではないせいかジメジメした感じもなく、ひと雨ごとに庭の緑が深まるのを見ながら、ただただ自然の恵みに感じ入っています。

それでも、クルマ以外での外出が多い人には悩ましいでしょう。洗濯のタイミングも重要です。ただ、1日中降っているわけでもないので、空と相談しながらあれこれやっています。「天は善良な主婦に味方する」と見ました(ホント^^?) 明日は人をお招きしてるので、なんとかその間だけでも天気がもってくれれば。お天気ならガーデン・ランチ、雨ならリビング・ランチです(ダイニングは狭すぎ^^;)

夏休み企画第3弾は、通り一帯のクリスマス・イルミネーションが有名なフランクリン・ロードに行ってきました。かなりの人出にもかかわらず、すんなりクルマが停められるのが、ニュージーランドのいいところ(笑) この通りは住人たちが自主的に飾り付けを始め、今ではすっかりこの時期の観光名所になっているとかで、テレビクルーも来ていました。どれも個人の家だけあって趣向を凝らしたものばかり。中には人工の雪を2階から降らせて大サービスしていた家も。私が気に入ったのは写真のお宅でした。原色を大胆に組み合わせた非常に難しい色使いながら、なんとも個性的かつ上品で、2階のベランダの天井が無数の青いライトで輝く様子はとても幻想的でした。

まったく予想外だったのは、ずっと続く坂道をノロノロ運転のクルマが数珠繋ぎになっていたせいで、息子たちは嗅ぎ慣れないディーゼルの臭いに大ショック! クルマを降りて早々に2人揃って「臭くて気持ち悪い。もう帰ろう」と言い出したことです! 善など涙目で、イルミネーションどころではない様子。2人とも香港の大気汚染の中で生まれ育ち、最後に住んだ家は心臓破りの坂の上だったのでどのクルマも吹かしに吹かして通り、夏に窓を開けていると排ガスの臭いをかなり感じたものですが、それがこんなにあっさり過去になるとは! 野生児回帰はここまで本格化しています。


2004年12月19日(日) ガレージセール

昨日のフリーマーケットに触発されたというよりも、近所のアイランダーの子が「クリケット・バットが買いたいからやる」と言い出したのを聞きつけ、温と善も急きょ一緒にガレージセールをやることに。うちからテーブルやパラソルを持ち出し、子どもによる子どものための子どもガレージセール開催。売り物は「これで売れたらすごいなぁ」と思うような代物ばかり(笑) そこで残っていたビーズのブレスレットを何本か提供しました。

約半日、3人でワイワイおしゃべりしながら店番してましたが、お客さんが来ている気配はなし。昼を差し入れに行ったら、やっとお客さんが!(←この通り) この女の子と別の子がそれぞれブレスを買ってくれて、二人の売り上げは計1.3ドル(約100円!) 相棒のアイランダーくんはおもちゃのギターと置物が売れて、堂々6ドル(約500円)の売り上げ! クリケット・バットへの道は遠いようで^^;

午後遅くなって店じまいをしているところに、「ガレージセールをやってるのはここかい?」という大人の男性登場。私は塀のこちら側にいたので彼の姿は見えませんでしたが、「パパかママはいる?何を売ってるの?キミたちは引っ越すのかい?」といろいろ聞いてるじゃありませんか! 子どもたちがうちの住所と「ガレージセール」と書いた紙を近所に張ったので、それを見て尋ねてきてくれた模様(汗) 「出て行って謝るべきか?」と思っていると、「そうか、クリスマスに向けたお小遣い稼ぎなんだね」という声がして、立ち去る気配。ホッ!(しかし申し訳ない)

なのに善ときたら、「ねぇ、おもちゃは要らない? アクセサリーもあるよ!ブレスレットとかどう?」と墓穴を二重に掘ってる始末。長生きするよ、キミは! 片付けが終わり次第、子ども達に張り紙回収に行かせたのはいうまでもありません。そんなこんなで、夏休み企画第2弾は人様に迷惑をかけつつも無事終了。お金を稼ぐというのは、そう簡単にはいかないと気付いてくれただろうか?


2004年12月18日(土) オタラ・マーケット

今日は夏休み企画第1弾で、南オークランドのマヌカウというところにある「オタラ・マーケット」に行ってきました。と言っても買い物に行ったのではなく、なーんとビーズの行商へ。突然の行商デビューでした。このマーケット、雑誌の人気投票で昨年のマーケット部門のナンバー1になっているだけあって、かなりの規模。(←トロピカルムードもここならでは)

面白いのは白人不在なこと。来ている人は売る人も買う人もパシフィック・アイランダーやマオリなどポリネシアン系が圧倒的に多く、中華系もかなりの数の店を出しています。白人は青果商などいるにはいますが、比率は低く、お客の中にもカメラにデイバックという観光客風の人が多く見受けられます。

結果は、15分置きにやってくる暴風雨にたたられましたが(その間には一瞬カラッと晴れ間も!)、一口では言えない貴重ーな体験をしてきましたので(笑)、詳細はいつかメルマガにでもしますね。日光皮膚炎怖さに日焼け対策万全で臨んだので、横殴りの雨には無力もいいところ(泣) トロピカルな明るーいムードがウリのポリネシアンたちもダウンなど着込んで寒そうでした。(あっ、もちろんフツーに半袖+短パン+裸足の人もいましたよー)しかし、寒かったー!ブルブル・・・あの悪天候の中でも買ってくれた人、一緒に来てくれた家族に感謝!


2004年12月17日(金) 温の卒業

ここ4、5日、用事がいろいろ立て込んでいるうちに、昨日で学校の4学期が終了し、子どもたちは今日から夏休みに入りました。温は日本で言う5年生の2学期をもって、小学校を卒業しました@@! 年明けには中学生@@!! 善ですら(?)小4に@@!!! 「いーのか、こんなんで!」と思ってたら、「ママー、ここはニュージーランドだよ。キウイはこれでいいんだよ」、温に諭されました。夫からは「学校で習う内容と12、3歳で卒業ってことを考えると、ここの中学校がちょうど日本の小学校高学年だと思えばいいんじゃないのか?」と現実的なことを言われ、思わずツボでした。確かにそうか・・・・。

温たち卒業生は3クラス、約100人。先週には「卒業社交ダンス」という名のディスコパーティーがあり、外部からDJまで呼んで、学校のホール(いわゆる日本の体育館ですが、体育はせず朝礼や劇、コンサートなどにのみ利用)で盛り上がりました。なーんと、行事はこれのみで、卒業式も謝恩会もありません。親はまったく出る幕がなく、最後の日もいつも通り制服で出て行き(←この通り)、帰って来た時はポロシャツが寄せ書きでいっぱいでした。(→この通り)

「みんな大泣きだったよ」と、本人もやや赤い目。クラスの半分が私立や学区外の中学校に行ってしまうため、なかなか名残惜しかったそうです。しかし、なんともあっさりした終わり方。親はディスコやクラスの持ち寄りランチに食べ物を差し入れるのみでした! ともあれ、ご苦労さま。卒業おめでとう、温!


2004年12月14日(火) 庭の鳥

今朝、門の外の植え込みの草むしりをしていると、大きな植木の下に羽を広げた鳥がいました。ギョッとしたものの、よくよく見るともう死んでいました。羽の感じからみて、死後それほど経っているわけでもなさそうです。大きな外傷もなく、どうしてあんな場所に隠れるように死んでいたのかはわかりません。ともあれ、うちの敷地内。私が見つけたのも何かの縁でしょう。

そっと持ち上げると何枚かの羽がはらはらと落ちていきました。信じがたいほどの軽さ。「魂を失った亡がらとはこんなに軽いのか」と、改めて思いました。裏庭には家庭菜園用に最近掘り返した柔らかい土の一角があるので、そこの一番はじの何も植える予定のない場所に弔いました。「大空をさんざん飛んだの?今度はゆっくり土に帰りなね」と、祈りながら・・・。

数日前には別の鳥が家の外壁に激突し、脳震盪でも起こしたのか、庭のはじでしばし動けなくなっていました。タオルでくるんで抱き上げられるほど無抵抗でしたが、そのうち意識がしっかりしてきたのか、急に手の中から飛び立って行きました。スズメより大きな鳥でしたが、多分、更に大きな鳥のヒナだったようで、上手に飛べずにぶつかったようです。これも何かの縁。「犬や猫につかまらないように、しっかり飛ぶんだよ」と、鳥が飛び去った方角に目をやると、あたり一面みごとな夕焼けが広がっていました。
(↑動けなくなってしまったヒナ鳥)


2004年12月11日(土) スシくれハカ

「ママー、ガレージセールやってるよー」と善が教えてくれ、数軒先の見知らぬお宅にお邪魔してきました。欲しかったサンデッキチェア(4脚)とゲームの「スクラブル」、善が気に入ったサンヨーのアラーム付きラジオを買い、しめて28ドル(約2千円)。いい買い物でした。さっそく善は近所の子とラジオやゲームで遊び、私はみんなの大好物の寿司ランチ作り。

黙って作っていたのに、ガラス越しに気がついた子どもたちは大騒ぎ。誰のアイデアか即席の「スシくれハカ(マオリの戦いの前の踊り。日本語ではウォークライとも)」を踊り出し、もう大興奮! 本当にみんな寿司(=太巻きですが)が大〜好き。買ってきたサンデッキチェアがすぐに役立ち、テラスは寿司バーに早変わり。

温が1泊2日でキャンプに行ってしまったので、善はさぞや退屈するのかと思いきや、そんなことは全然なく(笑)、夜も近所の子が泊まりに来てくれ、目いっぱい遊んで11時就寝。温が善のキャンプの時にあんなに萎れていたのとは全く違う展開になりました。次男強し?


2004年12月10日(金) しばしのお別れ

今日は2回目の皮膚科検診へ。かゆみはもうほとんどなく、原因はともあれ「治った♪」と思っていたものの、先生曰く、「ここで気を許してクルームや薬を止めると、わぁーっと戻ってしまい、来週当たりにはここに駆け込んで来ることになるわよ!」と! わぁーん、まだダメぇ?(涙) 「どちらにしても来年の11月にまた会うことになるでしょう」とも!花粉にしろ日光にしろ、季節的なものらしいのはほぼ確実なので、その可能性も高そうです。でも、でも、なんとかしたーい!!

夜は柔道の打ち上げへ。同じ先生のやっている3ヶ所の道場の子ども50人近くが一堂に集まっての稽古試合。温も善もどう見ても2歳以上は年上の相手と当たってしまいましたが、善はなーんと辛勝。「こんなチビと?」という感じで出てきた相手は涙目に。見ていた私たちでさえビックリなくらいで、さぞや心外だったことでしょう。善は緑帯の意地にかけて、誰が相手でも絶対勝つつもりだったとか。こういう場では初白星なので、本人は大満足。(←先生に送り出されて、いざっ!)

その後は恒例のバーベキューに流れ、他の道場の親御さんとも話をし、しばしの歓談。こういう時はけっこう持ち寄りムードになるので再び太巻き8本分、64個の寿司持参で行きましたが、いつもの通り前菜代わりにパッとなくなりました。あの食べっぷり、100個あっても200個あってもなくなってたことでしょう(笑) おかげでマリネしたチキンに自家製アボカドディプを持参したキウイ一家におすそ分けしてもらい、焼きたての香ばしいチキンに舌鼓。こういうところで味わう家庭料理は、また格別です。

ニュージーランドの12月は年末であるばかりか学年末でもあるので、子ども関連の行事が目白押しでしたが、これで一連の行事をすべて終えました。みんなと「メリークリスマス!また来年!」と言って別れ、来年の2月に学校が始まるまでしばしのお別れです。温が週末にスカウトの長期キャンプを前にした予行演習キャンプに行くものの、来週は比較的静かに過ごせそうです。さーて、クリスマスカードを送らなきゃ!


2004年12月9日(木) 太巻き相関

「ひょえ〜!もう木曜日@@!」・・・という感じの日々です。月曜は外出して用事を済ませ、火曜は家にこもって1日中ビーズ・アクセの製作。昨日もそのまま製作に励み、夜になって1月に結婚するキウイの友人宅へ。ヘアドレッサーやブライドメイドなど関係者の初顔合わせでした。必死で作っていたのは彼女のウェディング用アクセで、花嫁本人、ブライドメイド2人、ジュニア・ブライドメイド(フラワーガールよりずっと大きい中学生)の計5人分のネックレスでした。ネックレスなど今まで何百となくデザインしてきましたが、さすがにウェディング用となると初めてで、安っぽくならないよう、ドレスに負けない華やかさと彼女らしい楚々とした感じが出せれば・・・と、あれこれ材料を引っ張り出してはうんうんやってました。

結果的に自分の好きな天然石、淡水パール、インドビーズのオンパレードになりましたが、何よりも彼女が気に入ってくれて、ホッ。ブライドメイド用もメールで打ち合わせただけで、ドレスそのものは写真さえ見ていなかったのに、色も胸元のデザインもピッタリ合い、ちょっと大振りなデザインも張りのあるタイシルクによく合って、一発でOKになりました。バンザーイ!! あとはサイズを合わせ(やっぱりキウイは大き〜い@。@!)、揃いのピアスや髪飾りを作れば一丁あがり! 久々に根詰めて作っただけに、なかなかの充実感です。大事な友人の最も大切な瞬間に、こんなかたちで携われるなんて本当に幸せ〜♪

今日は朝から学校へ行ったり、週末の温のキャンプに向けた買出しへ行ったり。夜は彼の卒業謝恩会があるので、これから太巻きを7〜8本作ります。明日も柔道の打ち上げでまたまた太巻き(作る方はげんなり +_+b) いったい12月に入ってから何十本巻いたことか? 「ニュージーランドって年がら年中太巻き巻いてます」という先輩移住者の言葉をしみじみ噛みしめている毎日です。巻いた太巻きの数と忙しさは完全に比例しますね。なので巻けば巻くほど、ドタバタした日々になります。今はまさに真っ最中!
(↑日本で言えば5年生の2学期でもう小学校を卒業しちゃうヤツ! いいのかぁ?)


2004年12月5日(日) バーベキューの季節到来!

目まぐるしい1週間で、師走に入ったのをひしひしと実感してます。前半は"ピー納豆事件"(どうも真相は日光皮膚炎だったようですが)で大変な目に遭いましたが、火曜日に医者に駆け込んで大枚を払った(保険会社がですが・・・^^;)甲斐あって、すぐに回復に向かい、後半はかなり楽になりました。しかし、侮れませぬ、南半球のUV!

その間も赤ら顔のまま、スカウトの資金調達の助っ人へ。子ども向けのビーズ・アクセサリーを寄付し、2日間にわたって彼らのバーベキュー会場での行商を決行。寄付した50個をほぼ売り切ってお役目完了。アイデアを気に入ってくれたスカウトのリーダーが、「今度はレミュエラの商店街にブースを出して、みんなで制服着て売ろうよ!」と言い出し、ただ今、市に掛け合ってくれています。クリスマス商戦真っ盛りの高級ショッピングストリートに、真緑のスカウト軍団がいきなり繰り出すだけでもかなりインパクトがあるはずですが、どうなることか? まさかのレミュエラ・デビューが実現するかどうか? お楽しみに♪

昨日は夜7時半からというちょっと大人のバーベキューへ。大人20人以上、子ども8人と圧倒的にアダルトな雰囲気?! シャンペン、ワイン、ビールがガンガン空いて(おーい、みんなクルマだぞぉ)、持ち寄りのお料理もなくなる、なくなる(笑) グラタンの用意をしていたら、夫が「日本人だから、やっぱり"寿司"を期待されてるんじゃないかぁ?」と言い出し、急きょご飯をといで太巻き6本も用意。けっきょく、食事前のアペリティフの段階でおつまみ代わりに消えてました(すごいゾ、キウイくんたち・・・笑) おしゃべり+ワイン+ゲーム+ディナーで、家に帰ったのは12時過ぎ! 思わずかゆみも忘れて、弾けちゃいました♪


2004年11月30日(火) ピー納豆

明日から12月だというのに、少々凹んでます。というのも、突然アレルギーになってしまったようで、首を中心にモーレツなかゆさ。今までアレルギーというものをほとんど経験したことがなかったので、初めてのかゆさにさすがにちょっと参ってます。「何がいけなかったんだろう?」とよくよく考えてみたら、どうやらピーナッツのようなのです。

木曜の夜にチョコレート・ブラウニーを焼いたはいいものの、クルミを切らしていたので見た目が似ているといういつもの乱暴な理由で^^;、クラッシュしたピーナッツを入れて焼いたのですが、どうもそれがいけなかったよう。金曜の朝からかゆみが始まり、「今日はお客さんがあるのになー」と憂鬱な思いで鏡をのぞいていたのを、よく覚えています。

そして土曜に同じブラウニーを倍の量焼き、自分もつまみ、翌日のソフトボール大会に持って行ったのです。そこで「ピーナッツ+日焼け」という最悪のことをしてしまったみたいで、以来2日経ってもかゆかゆが収まらず、むしろ広がるばかり。医者に行った方がいいのか、消化されて症状が引くのを待つのがいいのか(引くのかどうかわかりませんが)、とりあえず様子を見てますが、とても改善している感じはありません。困った〜+、+b

夫は「チョコレート・アレルギーって可能性はないの?」と言いますが、一生チョコが食べられないのは困るぅ。普段からそんなに食べているわけではないものの、フルコースの後にデザートをパスして、ちょっとつまむ無垢なチョコにコーヒーっていうのは捨てがたいです。私にとってはまだナッツ類の方があきらめがつきます。ただ、ピーナッツオイルとか知らないところで摂取しているはずなので、いずれにしても体質が変わってしまったのなら大変なことに変わりはないのですが・・・。今さらながらアトピーで苦しんでいる人やお子さんにアレルギー反応の出ている親御さんのご苦労がしのばれます。

ピーナッツと言えば、善はつい最近まで(もしかしたら今も?)「ピーナッツ」と言えず、「ピーナット」と言ってました。どうもそれは「ピー納豆」だったらしく、形も似ていることから(?)彼にとって「納豆」と「ピーナッツ」は同じものだったようです。こちらに来てからというもの食卓から納豆が完全に消えたので、移ろいやすい7歳の記憶の中で、「ピー納豆」も消えてしまったんでしょうけど。う〜ん、悩ましいぞ、ピーナット!


2004年11月28日(日) とんかつバッファローズ

今日は天候不順で2週間延期になっていた、夫のソフトボール大会の日。朝からおにぎり20個を握ってレッツゴー!(前回は太巻きを巻きましたが、2回目ともなるとそんな情熱もナシ^、^; なんたって8時半集合ですから〜) ニュージーランドに来てからこんなにたくさんの日本人を見たのは初めてで(香港時代ですら滅多になかったこと)、わかっちゃいながらちょっとビックリ。「日本人社会からはかなり遠〜いところで暮らしてるんだなー」と改めて思いました。

夫のチームも善戦したものの、優勝は「近鉄バッファローズ」に! ところが、善は何度言っても名前が覚えられず、とうとう「ママー、"とんかつバッファローズ"って強いよねー。でも初めて優勝したんだってぇ!」と言い出す始末。せっかく優勝したのに「とんかつ」なんて言われちゃあ、立つ瀬がなくて申し訳なーい。しかし、「き・ん・て・つ」がどうしても覚えられないもうすぐ8歳っていうのも、いかがなものかと・・・。(←被り物が大〜好きで、さっそくこんな格好で玉拾いしているとんかつクン)

今日はかなり曇り空で時折雨も降ったというのに、日焼け止めをギンギンに塗ったはずの顔はヒリヒリ。北半球の6〜7倍という紫外線の威力を存分に感じてます。(コワ〜!) これでもサングラスにつばの広い帽子を目深に被り、かなり人相悪くも最大防御してたつもりなんですが・・・次はいよいよUV日傘か? しかし、ソフトボールに日傘はなぁー。昨日はプチプチ家庭菜園で、パセリ、ジャガイモ、ネギを地植えしましたが、紫外線を避けるためにちょうど日が暮れる夕方8時頃にしました。夜中に芝刈りする日も近い^。^?


2004年11月27日(土) ママ失踪事件

スカウトの2泊3日のキャンプに行っていた善は、野生児になって戻ってきました。行く前から鼻水をたらしていてティッシュペーパーをたくさん持たせて送り出したのに、迎えにいったら固まった鼻がセメントのように鼻の穴を塞ぎ使った形跡はなし。「顔洗ってないの?」と思わず聞いてしまったら、3日間で歯磨きと洗顔は2回、シャワーは1回だけということで納得。これでも案外きれい好きな善、「シャワーを浴びたい」と付き添いの大人に言いに行ったそう。そうしたら、「あら、今日泳いだじゃない?」と言われて、チャンチャン^。^♪ そりゃ、たくましくなりますよ。

今週は4組2回のお客さんがあり、子どものお友だちも1回お招きし、不動産屋による3ヶ月に1回の定期検査(?)もあったので、なんとなく片付け&掃除ばかりしていました。こういう時に慌てなくていいように日ごろからきれいに、「ミセス・ダレカ」のように(笑)と思いつつ、なかなかそうはいかず、あっちのものをこっちへ、こっちのものをあっちへ・・・すでに目いっぱいの収納にさらに押し込んで、押し込んで(汗)、とうとうお招きしたお客さんのお子さんに、いろいろと持って帰ってもらう始末(自爆)

その間にもパーネルのローズ・ガーデンで満開のバラも見られたし(←気に入ったちょっと寒色のバラ)、映画「ブリジット・ジョーンズ2」、夕べは一家で「オズの魔法使い」のお芝居も観てきました。確かに何かと慌しかったわけです(納得) 今日は最近いただいた三つ葉やパセリの植え替え+芽が出たジャガイモの地植え(&そのための家庭菜園コーナー作り)、伸び放題の草木の芽を刈って、できたら雑草も抜きたーいと、ちょっぴりガーデニング気分♪

実は昨日も朝6時から1時間半ほど庭掃きをしました。なかなか続きはしませんが、夏の朝を堪能するためにも早起きした日はこれからもやってみるつもりです。ただし、家の中では「ママ、失踪!」と大騒ぎだったそうで(ずっと庭にいて、カーテン開ければ見えるのにぃ!)、慣れないことすると大変です。111番通報されないよう、みんなにはしっかり申し渡しておかにゃ^^;


2004年11月20日(土) 温の長い週末

昨日、学校が終わるやいなや、善はスカウトの2泊3日のキャンプへ。生まれて初めてのキャンプデビューに本人はナチュラルハイ^0^/~ ところが任意参加のため、自宅からクルマで2時間はかかるキャンプ地まで送って行かなければならないという、なーんともニュージーランドらしいアレンジ!(ついでにキャンプに参加+手伝う親も多数)そのため夫と善は夕食用のおにぎりを持ち、途中でインド人の友だち母子拾って出かけて行きました。

残された温は近所のポリネシアンたちと遊び始め、しばらく10人ほどの子どもがうちの庭を走り回っていましたが、6時過ぎには「もう遊ばない」と言って戻ってきてしまいました。今は日没が8時過ぎなので、いつもなら探しに行かなければ帰ってこないのに、「なんか疲れちゃった」と、普段はしないゲームボーイなど引っ張り出して退屈そうに遊び始めました。「善がいないとつまんない?」と言うと、「なんとなくねー」と寂しそう。

そのうち、温と善の影響で最近「ポケモン」カードに目覚めた(!)、マオリの中学生ナーホアパイくん登場。温がぼそぼそとルールを説明し、2人でしばらく遊んでいました。こんなに閑散とした週末は初めてです。けっきょく、3人でお好み焼ディナー。ナーホアパイは初めての"ジャパニーズ・パンケーキ"(力づく訳^^;)に「おいしー♪おいしー♪」と、お好み焼ソース代わりのとんかつソースをかけガンガン食べているにもかかわらず、温は食が進まないのか3枚止まり。いつもの、小学生たちが集まっての怒涛のような夕食に比べたら、本当に静かなものでした。

今朝も「あー、明日まで帰ってこないのかぁ」と暇そうな温。午後は同級生宅にお呼ばれだったので救われたものの、午前中は近所の子とも遊ばずに、「一人っ子ってさ、つまんないね」とかなんとか言いながら、不景気な顔で再びゲームボーイ。こんなに温が萎れてしまうとは想像だにしてませんでしたが、これで兄弟のありがたみでも噛みしめてくれたら、「しばらくはケンカもしないかな?」とほのかに期待してます。きっと当の善は「エンジン全開、バリバリだぜぇい!」とやってる頃でしょう。明日の再会が待ち遠しいです。
(↑スカウト楽し♪ キャンプはもっと楽し♪ 温ー、待ってろよー!)


2004年11月19日(金) 夫の関心事

一時期、夫が盛んに気にしていたことがありました。

「今日もスゴかったよ!」
「どこから出てくるんだろう?」
「昼間はどこにいるのかな?」
「いったい、どれぐらいいるんだろう?」

と、夜のゴミ捨てや戸締り前のネコ探しに外へ出るたびに(うちはドアにネコ用ドアをつけていないので、私たちが寝る時間でネコの散歩も終了)、感心して戻ってきます。

彼がここまで関心を寄せていたもの、それは「カタツムリ」です! 私も最初に見た時にはその数と大きさにビックリしましたが、ほとんど毎晩のようにゴミ捨てに出ているうち、見慣れてしまいました。雨上がりの日などは、テラスの階段にまで十数匹も張り付いていて、踏まないように気を使わなくてはいけないほどでした。大きさは貝殻(と言うんでしょうか^^?)の直径が4、5センチもあり、かなり大きいものの、色も形もフランス料理のエスカルゴそのままです。肉付きもよく、伸びきった姿などちょっとアワビを彷彿とさせます。

そのうち、彼らが日中はテラスの木板裏の陽が差さない場所に張り付いていること、30〜40匹じゃきかないほどいることがわかりました。ネコが食べなかったキャットフードを、庭を通りかかる近所のネコのために出しておくと、そこにも集まってきて「けっこう肉食らしい」ということも把握。そして、かなり頻繁にトリに食べられているということも! よく主のいなくなった殻が庭やテラスに転がっています。くちばしの一撃で殻が潰れているのもあります。こんな小さな庭にも弱肉強食の現実が・・・。
(↑お気に入りの花壇に隣のネコが座り込んでいるのを見つけて愕然とするチャッチャ。ここにも過酷な現実が?!)

さんざん観察してすっかり彼らの生態に詳しくなった夫はご満悦。ちょうどその頃から本格的に暑くなり雨も降らなくなってきたので、彼らがびっしり張り付く姿も見かけなくなりました。「いざとなったら、これを食えばいいんだね♪」という、大のエスカルゴ好きの夫の弁。「"いざ"っていつ? だっ、誰が料理するのぉ??」とこれまたエスカルゴには目のない妻の返答。


2004年11月17日(水) 猫猿の仲

仲の悪い象徴と言えば「犬猿の仲」でイヌとサルですが、風水で言うとこれが「猫猿の仲」となり、干支で言えばトラとサルに当たるそうです。私はばっちりトラ年なので、サル年の今年はそれなりに覚悟していました。しかし、年とともにこの手の"向こうからやってくる災難"を上手くかわせるか、ダメージを小さく抑える知恵がついてきたので、「多少のことなら大丈夫かな?でも用心に越したことはない」と思っていました。旧正月(農暦正月)が終わって干支として新年を迎えても、特に変わったことはなくホッとしていた矢先、なーんとなんと愛猫ピッピにガン発覚!あれは新年に入ってすぐの2月末でした。

「こう来たか!」と覚悟を決め、二人五脚の看病体制に入ったことは「シロ猫ピッピの闘病日記」の通りです。風水師にも「トラとネコは同じ生き物として認識されるから、今年ネコが大病しても不思議はない」とサラッと言われ、"トラ年の飼い主のネコ"というダブルパンチの痛みを骨の髄から味わいました。
(←今年は2匹とも命が脅かされる思いをしましたが、元気になって今はこの通り♪ 最近は温かくて今年2回めの抜け毛の季節)

しかし、悪いことばかり続くわけではありません。普段めったに会えないトリ年の友人が東京から遊びに来て、「ピンチのトラ(=ネコ)にはトリ」という風水師のアドバイスに従い、翡翠でできた小さなニワトリをプレゼントしてくれました。ピッピはしばらく、それをくるんだハンカチを首に巻いて闘病しました。

今でも庭に遊びにくる鳥がかわいくて仕方なく(もともと大好きですが)、神棚からのお下がりの白米を毎朝外に置いては餌付けしています。ただし、これは個人の相性の問題とは別のようで、私にはとても親しいサル年の友人が何人もいます。ただ、どういうわけか知り合って1、2年で、相手が遠いところに行ってしまうケースが非常に多く、あまり会えなくなってしまうのは不思議です。

なのでどうも「今年は今イチ」、「体調不良になってしまった」というお心当たりのあるトラ年の方、新年以降、運気の潮目が変わるのを待つのも一考かもしれません。もちろん、「えー?今年はけっこうラッキーだけどなー」というトラも身近に何人もいるので、一概には言えませんがね。まぁ、そういうこともあるということで・・・。今は大病をしてしまったトラ年の知り合いの健康を、心から祈願しているところです。


2004年11月14日(日) 早起きはサーモンの得?

今日は全員早起きをして、夫が始めたばかりのソフトボールの大会へ。ところが、明け方まで降っていた(らしい・・私は知りませんでしたが)雨で、芝のグランドが滑るということで、なーんと延期に。ラグビーというスポーツは雨が降ろうが雪が降ろうが絶対にやるので、4人とも「へっ?延期?」とビックリしたものの、ないならないでいつものグレン・イネスにレッツゴー♪
(←前歯がなくても天然内股でもおいらはロッカー、イェイ♪)

8時からやってるチャイニーズ・マーケットは日曜早朝といえども、いつもと変わらず。同じ肉売り場のおにいさんに、同じレジのおねえさん。魚屋もまったく平常通りで、新鮮なイカとマグロとアジを買いました。スーパーに寄って足りないものを買い足して家に帰ってもまだ10時前! なんだかとぉぉぉっても得した気分で、思わず「早起きは三文の得!」と口走ったら、それを聞きつけた温が「何ソレ?早起きはサーモンの得って?」とマジで聞いてきました。がんばれよー、日本語^^!

時間ができたので、一気に衣替えをしてしまうことに。ここ1週間、家族全員が半袖短パンだったので、1、2枚を残して長袖というものを全部しまい込み、半袖袖なしにチェーンジ。いったい今年は何回衣替えをしたことか? そうこうしているうちに、「ねぇ?ねぇ?時間計ってなーい^^?」と言いたいくらい、ドンピシャリなランチタイムに近所のマオリくんとアイランダーくん登場(笑) ソフトボール大会に持っていったお弁当じゃとても足りないので、きゅうきょサンドイッチを作り、巻き寿司とサンドイッチの奇妙奇天烈ランチに! 

夜は香港まで15分1ドル(約75円)という激安国際電話を見つけたこともあり、懐かしの友人と久々の長電話。双方夫婦総出で、しゃべりにしゃべった2時間半! 私たち夫婦は普段めったに電話をしないので、ニュージーランドに来てからでは新記録! 他の友人の近況もいろいろ教えてもらいましたが、みんなブッ飛んだりカッ飛んだりしてるので、電話を切ってからしみじみと、「うちが一番平凡で、ろくなニュースもないよなぁ」という夫の一言に、二人で深くうなずいてしまいました(笑)


2004年11月11日(木) その後のフォーローアップ

5日(金)の日記「ウソかホントか?」で触れた、「ニュージーランド国籍を持ってない人が消防車を呼ぶと1台当たり150ドル(約1万円強)とられる」という、あるキウイの話の真偽を確かめたくて、「ニュージーランド・ファイヤー・サービス」(NZFS)にメールを送って確認していましたが、返事が来ました! 結論から言うと、「国籍の有無を問わず無料」ということで、ホッ=3 万が一私達が呼んでも、費用はかからないということです。

ただし、「悪質もしくは度重なる偽通報、極端な遠隔地、化学・有害物質火災に関してのみは有料」だそうです。クイーン・ストリートのケバブ屋のボヤがこれらに相当するとは思えないので、消防車が8台来てても無料だったことでしょう。良かった、泣き面にハチにならなくて。ということで、お騒がせしましたが、一件落着。オークランド消防管区司令官補(かな?英語ではAssistant Fire Region Commander Auckland)からのお返事でした。

そうそう、6日(土)の「11月のセミ」で取り上げたセミくん、夫が撮影に成功したので写真をどーぞ。そうなんです!洗濯バサミの中にすっぽり入ってしまうほど小さくて、他にも何匹か見ましたが、みなこの大きさ。何でも大きいNZにあって、このサイズはかなり意外です。ただし、至近距離で写真を撮っていてもまったく逃げないどころか、そのまま鳴き続ける人懐っこさは、大いにNZらしいところ。

ここではイヌネコ、鳥、ハエ、ハチ、カタツムリ、クモまで、本当に人懐っこいですよー。鳥は半径1メートル以内までなら平気で寄ってくるし、夜、食器を洗っていると目の前の窓をカタツムリがゆっくりゆっくり這っていくし(地上から2メートル近くある場所なのに!)、ちょっと生乾きの洗濯物をランドリールームに干しておいたら、朝までに小さなクモの巣が張ってるし・・・といった具合。

運転している時、道を歩いて渡っている鳥のために(!)スピードを落とすのなんてしょっちゅうです。先日、「鳥なんだからさぁ、飛びなよー」と思わず言ってしまったら、隣にいた夫が「だからキウイになったんじゃないのか?」と鋭い一言。ごもっとも^^;


2004年11月9日(火) 懐かしのアジア

今日は朝から郊外のマヌカウまで出かけ、帰りにマウント・ウェリントンに寄って、来週キャンプに行く善のために、必要なものをまとめ買い。とうとう寝袋を買いました。(←マウント・ウェリントンは苦手な高層階のショッピングセンターがなく、グレン・イネスの次のよく行ってます。本ちゃんのマウントの方は牛がのんびりお散歩するカルデラです。牛糞にご注意^^;)

お昼になってしまったので、近くのベトナム料理の店へ。外見も一歩店に入った印象も、夫と同時に「中華じゃーん!」と言ってしまったほど、「ベトナミアン華人でござーい♪」の構え。流れているのも演歌の中華アレンジのカラオケで、「懐っかしー!」 知ってる、知ってるこの雰囲気♪

運ばれてきたメニューを見て、「ホントにベトナム料理?」と思わず表紙を見直してしまいました。うーん、表記にべトナム語がなかったら、見落としてしまうかも^^; これで天井で大きな扇風機がゆっくり回って、生暖かい空気でもかき混ぜていれば、マレーシアならシンガポールと接した町ジョホールバール辺りにありそうな店。中華系の人が話す独特の英語と、これまた強いアクセントのある北京語が半々ぐらいで聞こえてくる感じもマレーシアっぽ〜い♪(シンガポールはもうちょっと英語度が高いんです)

初めてのベトナム料理だったら、「生牛河」という生の薄切り牛肉が乗った平たいライスヌードルでお手並み拝見ってとこですが、どうもメニューの写真にオーラがなく、パス。代わりに同じ麺のチキンヌードルの写真に惹かれたものの、「初めての店で失敗しないためにはカレー」といういつもの手で、カレーチキンヌードルにしました。でも、夫が惹かれた方を頼んでくれたので、「両方楽しめる♪」

運ばれてきた麺はアジアらしからぬ日本のラーメン並みの大盛りで、さすがニュージーランド、なんでも大きいんでしょうか? モヤシと一緒に出てきたのは、なーんとレモン!ライムはやっぱり高いのか? タイでは長いことレモンの輸入が禁止されており、"紅茶にもライム"だった頃が懐かしく思い出されました。ところ変われば、です。カレーはココナツミルクたっぷりで全然辛くない代わりにコクがあって、もろアジア!(インドではなく^^) チキンヌードルはスープを一口すすったとたん、ぽあ〜と頭に広がる大〜好きな台湾の屋台! 知ってる、知ってる、この舌にネト〜と絡んでくるアジア独特の化学調味料の味! わぉ!

デザートメニューも名前は違うものの、「これはシンガポールの○○」、「これは台湾の△△」ってな具合で、もう懐かしいったら♪ たったの30分で東南アジアを一周したみたいで、なんだか得した気分でした。オーナーは福建系かなぁ?


2004年11月7日(日) 学園祭「ガラ」、終了

今日は子どもの学校の学園祭「ガラ」の日。(←お天気は最高でこの賑わい!)

昨日は近所の子5〜6人が1日中出たり入ったりで、なかなか落ち着かなかったため(アイスココア8杯作りましたよー)、夜10時になってから学園祭用のケーキを焼き、12時に終了。学校が希望している2個を焼いたのはいいものの、できたとたんに大チョンボ(死語!)発覚。一つはハート型(「柄じゃない」というコメントは謹んで拝聴)で問題ないものの、もう一つはパウンドケーキにしたので、支給されていた真四角で平たい普通のケーキ箱には入らないという問題が! 箱を変形させてみようと試みたものの見栄えに難ありで、けっきょく自家製レモン入りの「カルトカール」(マドレーヌ生地のケーキ)一個で行くことに。なんだかんだと3時就寝(おバカ!)

今朝は温と2人で、10合炊きのご飯でいなり寿司140個を作り、9時過ぎに夫が寿司パックを詰める会場になっていた日本人宅に運び込んで準備完了。10時半にはビーズ行商セット一式(笑)に鏡を携えて、学校へ。11時からなのに、すでに人がたくさんいて、先に渡してあった600個のビーズの販売がキウイママの手で始まっていました(汗) さっそく道具一式を開いて、いよいよ開店! あとは終了時間の3時まで、ずーっと作り続け、人が多い時には販売も手伝い、子どもたちと話し、知り合いと挨拶し・・・と、香港時代のイベントと変わらない行商状態に(笑)

最終、追加で74個作り(子どもたちが私の持ち込んだ材料で、自分でデザインしたカスタム・ジュエリー^^;もあり)、計674個のうち397個売れましたー! 売却率60%、1時間当たり88個、1分当たり1.5個の勢いで売れてったってことです。道理で忙しったわけです@@! でも5〜6回来てくれた子が何人もいて、「あぁ、この気持ち、女同士としてわかるなー」と思いながら、小さいお客様のリクエストに応じていくつか作りました。(→「ジュエリー」@@!と書かれた私のブース)

物を売って学校に利益を落とすだけでなく、「子どもたちの前で実演して、作る楽しさや簡単さをわかってもらえたら・・・」と思っていたので、結果は上々です。目の前の金具とばらばらのビーズが数秒でピアスになったり指輪になったりするのを、驚きながらも嬉しそうに見つめるたくさんの目、目、目。いつかこの目が自分で作ったものの中に、同じ驚きと楽しみを見出していってくれれば・・・と思います。学校への利益も800ドル(約6万円)近くになったはずで、買ってくれたたくさんの子どもたち、挨拶に立ち寄ってくれた人、もちろん支えてくれたスタッフや家族に感謝しています。

お寿司も早々に完売だったそうで、何より。(←木陰のなかなかいい場所)日本人ママのがんばりをのぞきに行くことさえできなかったものの、お客さんの中に「もうスシ買った?早く行かないとなくなっちゃうわよ」と話しているキウイママが何人もいて、内心「シメシメ^。^v」 ケーキもさっさと完売したそうで、ケーキ作り暦1ヶ月半の、私の「カルトカール」もどこぞの家庭に無事持ち帰えられたようです。あー、中までしっかり焼けてますように(爆)


2004年11月6日(土) 11月のセミ

11月になったとたん、「待ってました!」と言わんばかりにセミが鳴き始めてビックリ仰天!「カ、カ、カレンダー読めるの?」と言いたいくらい、11月1日からピッタリ鳴き始めました(笑) まだクローバーもあじさいも咲いてないというのに! よくわからない季節感ですが、毎日どんどん陽が伸び、気温も上がってきています。今日もTシャツ、ホットパンツです。

庭の花もあっという間に花盛り。幸いなことに、うちの庭はかなり長い間丹精されてきたようで、生垣も古く(←生垣は生き物たちのミクロコスモス。たくさんの生き物がここに生息しています。新芽から古い葉っぱまでのグラデーションも本当に美しいです)、植わっている花の種類もゆうに30を超えます。最近はモーニングティーにお呼ばれされるたびに、庭から花を見繕って持っていくようになりました。これから、かなり先まで楽しめそうです。

ビーズアクセの製作も終わり、ホッと一息つけた昨日は、イライジャ一家の3きょうだいを夕食に呼んで、みんなでワイワイガヤガヤ。「余るだろうけど足りないよりいいかなー?」と思いながら炊いた、7合のご飯がきれいになくなったのにはビックリ! 10才2人(しかも1人は女の子)、8才、7才、5才(しかも彼はご飯一粒も食べずじまい)の子どもたちだけで、太巻きと握り寿司で軽く5合強食べてしまいました!(残り2合弱は大人用のちらし寿司に)つまり、子ども4人で5合以上! 善とイライジャは早々に切り上げてカードで遊んでいたので、2人はせいぜい各1合。ということは温とアリシャの10才2人組で3合以上? まっ、足りたのでいいけれど、恐るべき食欲(怖)

おかげでこちらは寿司バーの板さん状態で、巻いては運び、握っては運び・・・。日頃から10合炊くようになる日はすぐそこなんでしょうね(良かった〜、大きい炊飯器に買い替えてきて♪) しかし、「野菜も取らにゃあかんでー、アイランダーくんたち!」と、いつもの通り、メニューにはしっかり野菜が! みんなの嫌いな玉ねぎで思いっきりオニオンスープを作ってみました。息子たちは大好物なのでもちろんペロリ。アリシャも「初めて♪」といいながらペロリ。イライジャはきれーいに玉ねぎだけ残してガーリックブレッドとスープを平らげ、5才のノネは見ただけで「パス!」 これにみんなが大好きなチキンのドラムスティックという、相変わらずのハチャメチャ・メニュー。次は春キャベツで攻めようか?

明日はいよいよ学園祭です!


2004年11月5日(金) ウソかホントか?

夫が聞いてきた話です。昨日、オークランド随一の繁華街クイーン・ストリートのケバブ屋でボヤがあったんだそうです。そこに消防車が8台来たとかで、それ自体は「ふーん。ボヤで良かったねっ」という話なのですが、その話をしてくれたキウイ曰く、「ニュージーランド国籍を持ってない人が消防車を呼ぶと1台当たり150ドル(約1万円強)とられる」とか・・・!さらに「ケバブなんていう中近東料理を売ってるくらいだから、オーナーがNZ国籍でない可能性が高く、それで8台も集まったんじゃないか? 最寄りの消防署には消防車が2台しかないはずだから、他からも応援を頼んだはず」と!(↑ただいま我が家は花盛り!ウレシイよ〜ん♪)

繁華街のクイーン・ストリートともなれば、類焼したら大変なのでたくさんの消防車が集まるのも、わからなくありません。でも、有料だったらケバブ屋には泣き面にハチ。話してくれたキウイによれば、「通報者が完璧な英語を話したら無料なので2台しか来ない。でもアクセントがあったら、有料になるかもしれないからジャンジャン来る・・・」って、そんな〜〜=3=3=3

これが本当の話なら、私たちのような外国人には由々しき問題! 「111」(日本でいう119番通報。ちなみに警察も一緒です)の時は「あの〜、3台までにして下さいね」って頼むとか?ソバ屋の出前じゃあるまいし!! この国の消防署は政府の大リストラで大幅改組されており、マンパワーを地域の消防団に頼りつつ、火災保険加入者からの税金徴収で経費を賄っている状態なので、火災通報が国民以外に有料というのも、あながちウソではないかも。しかし、いい加減なことは言えないので、ただいま、「ニュージーランド・ファイヤー・サービス」にメールを送って事実関係を確認してます。返事が来たらまたご報告しますね。なので今日のところは、「こういう話もある」程度に聞いといてくださーい。


2004年11月3日(水) ビーズアクセ完成!

今日は学園祭に向けたビーズアクセサリー作りの最終日だったにもかかわらず、朝から外回り掃除♪ 「急がば回れ」で、こういう時こそお掃除?! デッキブラシで玄関に通じる階段やたたきをゴシゴシ。玄関口の花壇の花を刈り込み、玄関のガラス戸もタワシでゴシゴシ。暖かくなってきたせいかクモがやたらに巣を張るので、ドア回りの死角も入念にゴシゴシ。ちょうどいい高さにフックがついていたので、ずっと前にモーリシャスで買ったトタンで作ったクレオール(アフリカとヨーロッパのミックス・スタイル)の家を飾ることに。(←昔から好きな小さな家。今の家にそっくり)

掃除の後はビーズに戻りました。途中、子どもが帰ってきたものの、なーんとクラスメート宅にお夕飯付きでお呼ばれされ、兄弟セットでレッツゴー♪ おかげで準備に没頭でき、とうとう最終600個完成!!!(パチパチパチ) ニュージーランドの玉子は日本の玉子ケースを開いてフタの部分も広げたような、フタなしトレーに立てて30個入りで売られているのですが、玉子を立てる穴に5個ずつアクセを入れ、「ブレスレット」「キーホルダー」「イヤリング」「指輪」「寄付分」のトレーを作っていよいよ完了♪

「明日、学校に持って行こう!」と思いながら夕食の用意に取りかかったら、学園祭の実行委員長から「今から取りに行ってもいい?」と、まるで見透したような電話が入ってビックリ仰天。まさにできたてのホヤホヤのところを持って帰ってもらいました。「協力ありがとう!」と実行委員会が作った、学園祭のロゴ入りTシャツをもらっちゃいました〜♪ 全〜部売れても(ってことはないでしょうが)、学校に落ちる利益は1,115ドル、約8万円超と、かなりカワイイ金額なのですが、他のブースでも利益が2〜3万円もあれば万々歳という高校生の模擬店並みの規模なので^^;(香港とは一桁違います)、まずまずの学園祭デビューになるといいな。

アメリカの大統領選挙は大接戦ですねー! 執筆時で獲得した推薦人の数はブッシュ254、ケリー252人。最終のカギを握るオハイオ州はいかに??


2004年11月2日(火) 運動会、そして学園祭

ハロウィーンも終わり、西洋社会ではここからが一年のクライマックス! クリスマス、年の瀬と一気に駆け抜ける季節となりました。学校もこの季節はイベントが盛りだくさんで、運動会、学園祭、遠足、各種施設の見学、クリスマスショーと、西洋人ではない身からすると、「もうちょっとバラしてやってくんないかなぁ?」と嘆きたくなるほど、あれこれ予定が入ります(どれも親の手伝いや参加あり)。子どもも2人となればカレンダーの書き込みもかなりの量で、キウイのように子どもが3、4人という日には、もうカレンダーの日付も見えない^^?

今日は子どもの運動会で朝9時半からお昼過ぎまで見学してきました。暑かった〜!用事があって最後までは見られませんでしたが、日本の運動会を想定しているとビックリするほどカジュアルなもの。香港のインターナショナル・スクールと比べても、先生も含め非常ーにカジュアルでした。
(←私服、制服、スニーカー、裸足、なんでもありの800メートル走。がんばれ温!彼も裸足!)

まず普段からそうですが体操着というものがないので、みんな自分が所属するチームのカラーのTシャツを着てくるのですが、それとて模様あり、タンクトップありで完全私服状態。「このままビーチにレッツゴー♪」状態のサーファーまがいがゴーロゴロ^。^;香港ではいくら中国に返還されたとはいえ、旧英国植民地のイギリス系学校として「スポーツウェアの白は譲れない!」といった雰囲気がありましたが、ここでは皆無。先生も親御さんと見紛う超カジュアル!(←教頭先生どぇ〜す^^♪)

競技の方もそんな雰囲気に合わせて、これまたカジュアル・・・。善の年齢での800メートル走は「ちょっとがんばったかなー?」という感じでしたが、あとはサラサラサラ〜と始まり、サラサラサラ〜と終わり、上位10位まで入賞で、裾野が広いこと、広いこと(爆)息子たちは「参加することに意義がある!」を地で行く結果でしたが(笑)、二人とも大いに楽しんだようでした。特に12月で小学校を卒業する温にとっては、たった2学期しか通わない学校で運動会ができたのはラッキーでした。

さーて、これからは今週末の学園祭に向けて追い上げです。ビーズアクセサリー作りは学校から頼まれた500個に加え、香港在住の友人から一足早いクリスマスプレゼントでドーンとビーズの寄付があったので、追加で100個を学校に寄付することにし、計600個を鋭意作成中です。あと38個というところまで来たので、今夜で完成かな?(寝不足〜−。−)他にケーキを2個焼き、当日の朝にいなり寿司100個作れば準備完了!西洋人に混じってアジア人も突っ走ろう!


2004年10月30日(土) ハロウィーン外し

この週末はハロウィーン・パーティーであちこち盛り上がってるんでしょうが、個人的に年々このお祭りが好きではなくなる私。冗談とはわかっていても悪魔礼賛的な感じが鼻につき、どくろだの血みどろのマスクだの、マンガの「シンプソン」でも首切りシーンが笑い声とともに出てくるなど、本当にヤになってきました。
(←こんなことしてた時期もありましたが。2年前の善@5歳)

元々好きだったわけでもないのですが、子どもが小さい時は幼稚園や近所でいろいろな催しがあり、それなりに楽しかろうとコスチュームを用意したり、パーティーに連れて行ったりしてましたが、さすがに大きくなって考え直しているところでした。「なんとか今年は外せないものか・・・」と思っていたら、運良く当日の明日、午後からは乗馬、夕方からはパジャマ・パーティーと立て続けにお誘いが入り、バッチリ外せることになりました♪ 

子どもたちは金曜の夕方こそ、地域のコミュニティーセンター主催の子ども向けパーティーに行ってきましたが、学校よりも近い近所だったので本人たちに行かせ、私はパス。家の飾りつけも関連グッズもなし。念のため「トリック・オア・トリート?」で近所の子が回って来た時のためにガラス瓶に入ったキャンディーだけは買っておきましたが、それも「このガラス瓶なら後々使えるだろう」という計算のもと。

香港でも息子たちが通っていたイギリス系小学校では、"故意に"アメリカ色の強いハロウィーンを避けている傾向があり、何の行事もないままで助かってました。ニュージーランドでもカトリック系の人は"あからさまに"避けている感じで、明日の乗馬、パジャマ・パーティー企画も偶然ではないでしょう。二人とも熱心なカトリックなので確信犯と踏んでます(笑) 子どもたちにしてみれば、近所でキャンディーをもらって回るよりも楽しそうなら、なんでもOK! 巻き寿司を作って、ありがたい企画にそれぞれ差し入れましょう♪


2004年10月27日(水) 春の4連休

お久しぶりです。「西蘭花通信」だけは何とかUPしてましたが、それ以外はそうそうパソコンの前にもいられない状態でした(新潟県中越地震の報道だけは追ってましたが。本当に1日も早い復旧をお祈りします)。子どもの4連休も無事終わり、学校が始まってホッと一息。しかし、このまま11月初旬の子どもの学校の学園祭「スクール・ガラ」に一気に突入の構えで、引き続きバタバタした日が続くことでしょう。(いつも通りですが)

4連休中に「プリンセス・プリティー」と私が勝手に呼んでいる、可愛い可愛い1歳10ヵ月のプリプリを1日預かり、もうホックホク♪ オムツを換え、赤ちゃんマグで水を飲ませ、手づかみでなにかを食べさせ、抱っこしてお散歩と、なーにをしていても「可愛ーい<<<(叫)懐かしーい<<<(叫)」 プリプリは1日中ごきげんでママもパパもいない状態で丸々9時間、お昼寝も一睡もせずに遊びまくりでした。
(←"召使その2"の善と)

>ちょうどその日は息子たちが近所の子と、家の前の道で「バンド合戦」をやっており、フタのついたゴミ箱をボンゴ代わりに叩いている子がいるかと思えば、アフロヘアのウィグを被って(どこで見つけてきたの?実はうちにもあるけど)モップやほうきをギターやベース代わりにする子もいて、なんだか10人ぐらいで盛り上がってました。そこにプルプリも紅一点のダンサーとして飛び入り参加し、お尻をフリフリ終始ごきげん♪ 

温をあごで使い倒し(善を選ばないところが、1歳にして立派な渡世人!)、抱かせたり、靴を履かさせたり、脱がさせたり・・・で、おニイさんに混じって立派に遊んでました。息子たち以外はみんなマオリかアイランダーでしたが、彼らはきょうだいが多いせいか小さい子に優しく、相手の仕方も十分心得てるので、プリプリも大満足だったことでしょう。

もう1日は、近所の子二人を誘っていつものタマキ河河畔へピクニックへ。なーんとその日はアイランダー一群の草クリケット大会の日で、みんなサルーン(腰巻き)を巻いた姿で重たいバットを振ってました。男も女も大人も子どもも、みーんなで打って、走って、笑って、食べてと、とーっても楽しそうでしたよ。公園には100人以上の人がいたはずなのに、白人はゼロ。アジア人も私たちだけ。けっきょく、いつもの通りアイランダーくんたちとの付かず離れずの、のんびりした休日でした。今夜は温の中学校の説明会へ。


2004年10月18日(月) プチ韓国体験

オークランドのアジア人と言えば、ここ数年中国人が急増しましたが、ちょっと前までは韓国人が非常に多く、学生街でも飲食街でも韓国系の人をよく目にしたものでした。ところが子どもの同級生には1、2人しかおらず、近所でも食品や簡単な日用品を売る「デイリー」のおにいさん以外見かけたことはなく、生活圏に韓国人や韓国文化がまったくないままでした。ところが、ついに夫が韓国人と知り合いになり、いろいろ話を聞いてきました。

その中の有力情報の一つが、オークランド東部ボタニーのコリアン・マーケットでした。昨日、イーストコーストへピクニックに行ったので、さっそく、その帰りに寄ってみました。
(←すごく良いお天気。でも海風はちょっと冷たかったかな?お店は入り口からしてドーンとコリア)

はっきりとした場所がわからなかったにもかかわらず、歩いていた韓国人風の人に尋ねたらすぐわかりました(笑) お店は文房具から便座カバーまで日用品も揃い、行き慣れている生鮮食料品中心のチャイニーズ・マーケット(チャイマ)とはかなり違った雰囲気。

目的は「刻みわかめ」、「薄切り肉」や「カルビ」、「韓国もち」、「韓国麺」。わかめは刻んだのがなかったものの、今使っているのと同じものをチャイマより安くゲッツ。肉は思ったものがなくパス。キムチ類や冷麺もよーく下見しときました。韓国もちは棒状のものと太目の棒状のものを斜めにスライスした両方が手に入り、さっすがぁ〜♪ 特にスライスはチャイマにもありますが、韓国製の方が煮た時のとろみ加減が好みです。

これを上海風に炒めても(鮮やかな青菜との塩味でも油こってり甘辛醤油味でも)、ズッキーニや鶏肉と一緒に韓国風スープにしてもいいし(勤めていた頃、会社近くにオヤジが集まるタバコと焼肉の煙モウモウのおいしい店があったな〜)、見た目を気にしなければ、日本風に力うどんや力そばにもなります(ならない?薄くてあまり力が出なそう^^?)

ボタニーは超新興住宅地で、起伏の少ないペタンコな眺めといいノースショアに良く似た印象を受けました。すっかり苦手になった高層のショッピングセンターがなく、よく行く家具屋の「アーリー・セトラー」もあるし(その割には出会いがなく一度も買ったことがありません)、他にも気になるお店を見つけたので、橋を渡って東部方面に行く時は寄り道するようになりそうです。アジア系住人が多いだけあって、「世界最強の英系香港地銀」HSBCの支店もあり、思わずニンマリ。また、出直しましょう。


2004年10月17日(日) 月曜日の指先

金曜日に善の同級生が遊びに来て夕食を食べて行ってくれたのを最後に、この週末は近所の子が何度か出たり入ったりしていたものの、食事をして行った子はおらず、ひょっとすると引越し以来初めて、"小さいお客さん"のいない週末でした!そのせいか、思ったより家事がはかどりました。

中でも最大の功績は、土曜に子どもと総出で草むしりをしたこと!温は参加しているスカウトの課題で今後8週間は決まった家の手伝いをしなければならず、「草むしり」を頼みました。と言っても土も草も触ったことのない、超情けな系都会っ子。軍手にスコップでタンポポの根元にスコップを差し込み、テコの原理で引っこ抜くのを実演して見せても、なかなかどーして抜けません。この手の手伝いは飽きてくると、急に効率が悪くなるものなので、とにかく花だけ取ってもらい、これ以上、種を飛ばさないようにしてもらうことに。
(↑どうしてこーゆーとこにはタンポポが生えないのぉ??)

私も監督を兼ねてスコップ片手に根掘り葉掘り(ってちょっと意味違うか^^;)。最終、スーパーのビニール袋にして2袋くらい抜いて取ったところで終了。でも、1週間も経てばまたあちこちで花が咲き出しそうです。そのうちクローバーも咲き始めるでしょう(汗)雑草との競争はまだまだ続きます。課題の出ていない善もどさくさに紛れて手伝わされ、小さな指先をアクで真っ黒にしながらがんばりました。

よく月曜日に、爪の中や指先が土やアクで黒くなっている人に会うことがあります。図書館の人だったりスーパーのレジの人だったり。お互い知らない同士ですが、「あぁ、この人、週末にガーデニングしたのかな?」と思うと、なんとなく親しみを感じます。「汚ーい。接客業なんだから手ぐらいよく洗っておいてよ!」という発想にまったくならないのは、自分も子どものお古の歯ブラシで、ゴシゴシ爪の中を洗っているくちだからでしょう。ここに来て3ヶ月。庭も含め、家のすみずみまで慈しむことを覚え始めています。


2004年10月14日(木) 春はオタクで

先週は2組、2回。今週は2組、1回。西蘭家を訪れてくれた(大人の)お客さんの数と回数です。おかげで小まめに家の片付けをし、ちょっとまともなランチを作り、花など飾って(と言っても庭から切ってきたラベンダーとかですが)、ややもすれば単調になりがちな毎日にアクセントがつきました。家具も揃わず、引越し荷物を押し込んだ開かずの間が一部屋あるのは相変わらずですが、人が訪ねてきてくれるのはなんともいいものです。今月後半は来月初旬の子どもの学校の文化祭に向けたアクセサリー作りがあるので、ご招待はお休みしてそちらに専念しますが、それ以降は、週1回はどなたかをお招きしてみようと密かに思っています。

こうやって出不精になっていくのかもしれませんが、今のところ、街中のシャレた話題の店に繰り出してみたいというような思いがまったくなく、すっかり顔なじみになった鳥が、庭先でミミズをほじくり返してはおいしそうに食べるのを眺めつつキッチンに立ち、増築中の隣の家の大工さんがたてる木槌の音を聞きつつ洗濯物を干し・・・という生活が気に入っています。
(←お花がいっぱい咲いてきたニャン)

庭の花を見ながらパソコンに向かって仕事をするのは、SOHOを決めた時からの夢でもありました。移り住んでかれこれ3ヶ月。思い描いていた暮らしに向けて一歩一歩近づいています。季節は春。日ごとに開いていく花々。ネコは日向でぐっすり。自宅にあっても楽しまない手はありません。


2004年10月13日(水) ラクサ食べた〜い!

だいぶ買い物のツボが押さえられるようになり、最近は1週間に2回の買い物で回るようになりました。今日はその買い物の日。いつもの通りグレン・イネスへ。魚屋やインドショップには寄らず、チャイニーズ・マーケット(チャイマ)2軒とスーパー1軒のみで終了。幸い雨が降ってこないうちに帰ってこられました。グレン・イネスにはショッピングセンターがないので、雨の日は防水のレインコートを羽織って行きます。年々ショッピングセンターという場所に足が向かなくなっているので、小さいお店をちょこちょこのぞけるこの界隈は、本当に私のお気に入りです。
(←タイ華人の小母さんがいる店)


2軒目のチャイマでラクサ・ペーストが目に留まるや、「ラクサ食べた〜い!」と引っつかむように買ってきてしまいました。この東南アジアのリッチなチリペーストは鍋物のソースとしてもイケますが、私たちにとってはシンガポール時代に慣れ親しんだ、麺のスープにするのが最高です。ところが発作的に買ってしまったので、ココナツミルクもモヤシもありません。そもそも数え切れないほど食べたことがあっても、私は作り方がわかりません。

とにかく記憶ベースで、エビ(殻付きではなく茹でた剥きエビの冷凍といういい加減)、ネギ、ブロッコリー(モヤシの代わりにしてはあまりにも乱暴^^;)、茹でチキン、ニンニクなどを炒め、トロ〜リとしたペーストも加えました。香ばしい香りが漂ってきます。ココナツミルクの代わりにミルクとチーズで色とコクを加え、あとは適当に味付けして茹でた麺にたっぷりかけます。準備の間に茹でておいた卵も輪切りにして、ポンッ!本当は揚げて白身がゴワゴワになったゆで卵を使うのですが、もちろん省略。ライムの代わりにレモンを絞って、ハイできあがり。

材料もデタラメなら、作り方も力づく、麺も白い韓国麺ととんでもないものでしたが(本当はビーフンを太くした米線か太い中華麺が一般的)、それなりの物ができ、発作は収まりました。しかし、これをラクサと呼ぶのはあまりにも図々しい話で、後日材料を揃え、作り方を調べて、謙虚にやり直してみることにします。


2004年10月11日(月) 香港ライフ@NZ

10月も早くも3分の1が終わってしまい、この速さはもう日常生活そのものです。移住してきた当初は夢がかなったのと、来る日も来る日も違う場所で違うことをしていたせいか、本当に毎日にメリハリがあり、1ヶ月経った時には、正直言って「まだそれしか経ってないの?」という感じでした。小さなことにも一々感動し、「これは香港じゃ望みようもないな」とか「そうそう、これぞニュージーランド♪」と感謝に満ち溢れた思いでしたが、それも毎日のこととなると、どうあがいても徐々に慣れていってしまうものです。

それでも「香港ライフからは足を洗って、思い描いていたゆとりのある暮らしを・・・」と思ってはみるものの、実際の生活は"香港ライフ@NZ"というだけで、ゆとりもへったくりもありません。相変わらず睡眠時間は5時間あるかないかで、子どもが9時に寝るやいなやワァァァ〜〜とキッチンの片付けや自分のことが始まり、途中テレビでニュースを見て、「そろそろ寝ようか」となるのが1時過ぎ。シャワーだなんだで就寝となるのが2時近く。以前の生活と何ら変わりありません(涙)

先週はピッピのホームページ立ち上げに続いて仕事もあり、寝不足が続いたせいか、さすがに週末は早めに休みました。するとどうでしょう!朝の寝覚めのいいこと!普段も決して悪いと思っていたわけではないのですが、外が明るくなるのに合わせて自然に目覚める感じで、どんなに気分が爽やかか!「1時間でも就寝時間を早めて(最終目標12時!何度目の挑戦?)穏やかな目覚めを日常にしよう!」と、つくづく思いました。

しかし、読みたい本は山積み。新聞だって拾い読み。面白そうなテレビ番組もほとんど見てない状態で、これにビーズもケーキも、アレもコレも・・・となると、本当に時間が足りません。
(←先日、見るに見かねて近所の人が刈ってくれた芝。ありがとー!!この時ばかりはタンポポの花もちょん切られて一瞬キレイに♪でも、2日後には大輪の花を咲かせ始めました)

家事の時間もばかになりません。家の広さは香港のマンションと同じくらいですが、玄関の階段掃除(よく雨が降るので子どものクツの足跡だらけ)、ベランダの鳥のフン掃除(大雨が降った後すぐにデッキブラシでゴシゴシ)、庭の草むしり(抜いても抜いてもタンポポが!)、子どものクツや靴下洗い(まるでぬかみそ!)、拭き掃除(カーペットのせいかホコリがしやすく雑巾片手に拭いて回ってます)・・・と、香港時代にはなかった仕事がたくさんあります。減ったのはアイロンがけくらい。専業主婦2年生、まだまだ道遠し・・・。


2004年10月6日(水) 4学期&夏時間スタート

春休みが終わって今週から4学期がスタートしました。ニュージーランドは日本と違って、1月の夏休み明けの1学期、4月の復活祭明けの2学期、7月の冬休み明けの3学期、9月の春休み明けの4学期と、1年が4つに分かれています。
(←どこもかしこも春めいてきました)

今月3日からは「デイライト・セービング」と呼ばれる夏時間も始まりました。これは時計の針を1時間進めて生活を日照時間に合わせ、電気代を節約しようというものです。緯度が高い場所では夏の日照時間が非常に長くなるので、理にかなった合理的な方法です。

ところが私たちはこれを知らず、2日の夜遅くにニュースを見ていた夫が「明日から夏時間らしいよ。テレビで時計の時間を合わせるようにって言ってぞ」と言い、寝る直前に半信半疑で時計の針を進めました。果たして翌朝7時ごろに起きてみると、前日までは6時だったはずの外は意外な明るさ!「へ〜、こんなに日が伸びてたんだ」と二人でカーテンを開けて感動したものです。とは言え、その日は日曜日。春休み最終日とあって何の予定も入れずに家族と子どもの友だちとだけで過ごしたので、まだ時間が変わった感覚ゼロ。

ここではマンガの「シンプソン」がテレビで毎日7時からやっているのですが(ホントに土日も含め毎日@@!)、そのテーマソングが前日まで6時だったやたらに明るい時間から流れ始めて、「う〜ん(バートのママの声で)、やっぱり夏時間なんだ!」と実感したものです(遅っ!)学校が始まり、もうすっかり慣れました。それでもこれからグングン日が伸びて行きます。これで時差は日本とが4時間、香港とは5時間になりました。香港にいた頃、「ニュージーランド・ヘラルド」でニュースを読みながら、「えっ?NZってもう明日?」と、翌日のヘッドラインを前日に見れて、「トクした♪」と思っていたものです。(←単純)

4学期に入り、親子ともども毎日の午後の予定がガラリと変わりました。
月曜=宿題
火曜=(善)4時半−5時半(柔道)、5時45分−6時20分(ボーイスカウト)
     (温)5時半−6時半(柔道) 7時に二人を連れて帰宅。
水曜=(温)7時−9時(ボーイスカウト)
木曜=(善)4時−5時(柔道)
     (温)5時−6時(柔道)
金曜=友だちとエンドレスで遊ぶ日

水曜だけは夫が送迎しますが、それ以外は今月から私がやることに!特に火曜はレミュエラ内を行ったり来たり。これで完全に、みんながやってる「ドライバーママ」デビューです。「死にたくなかったら静かにして!」と申し渡しても、子どもが黙ってるのは1分間だけ。すぐにワイワイガヤガヤ、ひっきりなしに話しかけてくる向こう見ずな連中。こっちが慣れるしかなさそうです^^; ともあれ無事故無違反の安全運転で行きましょ〜♪


2004年10月4日(月) 春休みを終えて

とうとう終わりました、春休み。ふぅぅ〜=3と思ったら、もう10月。朝からギンギンにハイになった子どもたち。どんよりとした雨雲が垂れ込めているというのに、制服を着て早くからドタバタドタバタ。2週間ぶりに弁当を作り、小雨が降っていたのでな〜んと私の運転で、近所の子まで乗せて学校への初送り。朝は空き空きで問題ないのですが、お迎えは道の両側にびっしりママ車が駐車している上、小さい子がウロチョロしている、私にとっては難度の高い状態。だから雨でも自分たちで歩いて帰ってくるのだゾ、息子たち!

春休みの後半は外出に努めました(おかげでガラスの被害は2枚でストップ)。晴天に恵まれた木曜はとうとう動物園へ。檻のないオープンな造りで、家族全員エンジョイし、閉園まで5時間もいました。

(←3時のティータイムに生肉や馬の足をもらって、かなり情けない表情でご満悦な人間臭いライオンと、遊びまくりの善。「けっこうスケッチもしたよ・・・」なにを描いたのかは本人以外わからないものの・・・)

一家揃って動物好きなので動物園へは比較的行く方だと思いますが、動物がここまで幸せそうな場所を他に知りません。上野動物園の、動物によっては目を合わせられないような痛々しさを感じる環境とは無縁で(私はもう2度とあそこへは行けません)、こちらも心底リラックスできました。さっそく西蘭家の「お気に入り」のトップランク入り♪

金曜日はひょんなことから手に入ったタダ券でガーフィールドの映画へ。ネコ好きですがあまり期待しないで行ったところ、本当にネコの性格をまったく考慮していないリアリティーのなさにガッカリを通りこして、なんだかムッ!「こんなのネコじゃなくて、イヌじゃない!」とブツブツ言いながら映画館を後にしました。ネコは嫉妬なんかしませんし、媚もしません。さすがに子ども騙しにもならなかったようで、息子二人も「ふ〜ん」てなもの。夫は「絶対、"ドッジボール"の方が良かったよ〜」と一言。←これも極論なのであまり参考になさらないように(爆)

土曜はこれまたタダ券で一家揃ってラグビーのNPCの「オークランド」VS 「カンタベリー」戦へ。夫の「優勝争いのからまない巨人・阪神戦」との言葉どおり、かなりの観客の入りながら試合全体に気迫のようなものがなく、特にどちらのサポーターと言うわけでもない私たちは、オールブラックスの花形選手がそこここに散らばっているので、単純に個々の選手を追っていました。結果はアウェイの「カンタベリー」が粘り勝ち。

日曜は先週同様、タマキ河河畔の公園へ。夫は重量級のポリネシアンの大人たちがやっていたタッチラグビー(タックルのないラグビー)に飛び入り参加し、子どもも一緒に行った近所の子や公園で会ったポリネシアン系の子とラグビーをしたり、河でエビやカニを取ったりして遊び、私はポカポカ暖かい車中でたっぷり読書・・・と、それぞれ楽しみました。白人をほとんど見ない場所ですが、西蘭家は非常に気に入っており、これからの季節、日曜にはよく出没することになりそうです。(タッチは1時半からだそうで、ご興味ある方ぜひどうぞ)


2004年9月27日(月) 突然コンテスト

今朝も8時ちょうどから近所の子どもが遊びに来て、1日がスタート。スケボやラグビーでさんざん遊んでもまだ10時!さすがに外遊びに飽きたのか、急にお絵かきコンテストを始め、審判に呼ばれました。7〜11才まで5人がけっこう真剣に描いて、1位は8才のシオネに。線の太いハッピーな絵は、なかなか可愛いぞ!その後冗談で、「今度はダンシング・コンテストをやったら?」と言ったら、なんとみんな真剣に練習し出してビックリ。家にCDを取りに帰る子も!
(↑「審判ウェルカム・ダンス」だそうです^^;)

けっきょく、側転をバンバンやってノリノリで踊った善が1位(参加者2名^^;)でも、シオネとリサはちゃ〜んとハモッて歌ってその後の「シンギング・コンテスト」で1位に(こちらも参加者2名^^;) ワーワーやってお腹が空いたところにドーンと握り飯ランチ。今日はいつものツナマヨに加え、試しに味噌おにぎりも出してみたものの、み〜んなペロリ。う〜ん、なかなか侮れないアイランダーくんたちの食域!いいぞ、いいぞ、でも野菜もしっかり食べるんだよ(笑)(コンテスト優勝者はミニおにぎりの追加あり!)
(↑いつも歌っているのかとっても上手!)

食後は全員が1時間の算数をやって、軽く頭の体操。足し算、掛け算、応用問題とそれぞれにトライ。う〜〜ん、みんなレベルが思いっきりバラバラ^へ^♭ 午後の強行外出はコミュニティーセンターで、スケボーのランプに挑戦・・・。ところが、超ビギナーの善はもちろん、温たちも初めての傾斜にビビリビビリでぜんぜん上手くいかず、あっという間に退散してきました。今は近所の高校生のおニイさんに相手をしてらっていて、誰〜も帰ってきません^▽^v 明日はお天気が良ければ動物園にでも行こうか?


2004年9月26日(日) 外出強行

ここでもお伝えしてきたように、春休みに入って一週間もたたないうちに、子どもたちが立て続けにガラスを割り、「これ以上は勘弁!」ということで、最近は外出に勤しんでます。

金曜は家族全員が気に入っている「オークランド博物館」へ。前に訪れた時は観光客ですから、マオリのアートや彼らとイギリスからの入植者との関係などを興味深く観た覚えがありますが、今回は視点がガラリと変わっていました。まず、1階左手の南太平洋諸島の各島ごとの展示をかなり丁寧に観ました。子どもの友だちにパシフィック・アイランダーが多く、自然に「トンガは?」「クック・アイランドは?」「サモアは?」ということになり、みんなでつぶさに観て回りました。どれも似ていると言えば似てますが、トンガの華やかさなどにはやはり違いも感じました。

次に長く時間を費やしたのが、ニュージーランド人が参戦した戦争についての記録です。前回は完全に飛ばした部分です。両大戦はもちろん、ベトナムや韓国にも有志が多数行っていたことを初めて知りました。南アフリカ戦争などという、「いつで、どこ対どこの戦争?」というのにも参戦してます。大戦での犠牲者は人口比で考えるとかなりの割合です。まだまだ知らないキウイの歴史。勉強しなくてはと思いつつ、視点が観光客から住民に変わっているのをつくづく感じました。
(↑出征兵士の名前を刺した国旗。NZ版千人針か?)

昨日の土曜日は友人一家と西オークランドでワイナリー巡りをした後、ムリワイビーチをキウイの友人の4WDで走りました。黒光りするような真っ黒な砂がとてもきれいでした。なぜキウイがここまで4WD好きなのか、良くわかったような気がします(笑)身体にカイトをつけて風を最大限に利用しながらサーフィンをする、カイト・サーフィンをしている人が何人もいました。う〜ん、この寒空にすごい!でもここ数日の強風、彼らにはたまんないんでしょうね。南島のオタゴで10メートル級の波に乗るサーファーの写真が新聞の一面を飾ってたくらい、ここ数日の風はすごかったんですよ〜。

今日は近場のピクニック・ポイント探しも兼ねて、マウント・ウェリントンへ。いつも買い物に行っているのに、山(というより丘ですが)に登ったのは初めてでした。ワンツリーヒルとはまた違う眺めで、こぢんまりとしていて、それはそれでとてもよかったです。ここはマウント・イーデン同様のカルデラで、頂上部分が火口まですり鉢状になっています。もちろん熱はまったく残っておらず、今や内側は一面の緑で、放たれた犬が楽しそうに斜面を上り下りしていました。うちの息子も同様ですが・・・^^;

その後はタマキ河に沿ってドライブ。途中の公園で夫と息子はポリネシアン系の2家族のタッチラグビー(タックルのないラグビー)に飛び入り参加し、1時間近く楽しんでいました。のんびりとした春休みの中日(なかび)。後半も楽しく過ごせますように。息子たち!ガラスだけは割るなよ〜<<<


2004年9月23日(木) レッスン

夕べからものすごい強風で、レモンが2個も落ちてきました。今も相変わらずの風で、「オズの魔法使い」のドロシーのように、家ごと空にさらわれるんじゃないかと思うような音です。周りが開けているわけでも、海でもない住宅地なのに、この風当たり。場所によってはもっと、もっと風を感じるんでしょうね。久しぶりに聞いた風鳴り。一戸建てに住んでいた子どもの頃を思い出します。

さて、春休みも今日で4日。週末を入れれば6日となりました。日曜に温がさっそく窓ガラスを割り、月曜に大枚はたいて修理してもらったと思ったら、水曜には近所のノネが息子たちのキックボードのT字になった取っ手を壊してしまいました。無理に芝の上で走ろうとして転んでしまい、T字の横棒の部分がポロリと取れてしまったのです。今やスケボーに棒が一本突き出たような妙なかたちに。5才のノネは怖かったのか、何も言わずに家に逃げ帰ってしまいましたが、兄貴のイライジャ、うちの息子たち3人が目撃してました。

今日は友人が手作りケーキを持って遊びにきてくれているところに、いきなり子どもたちが走ってきて、「善がガラス割った〜!」見に行くとシオネの家のガラスに思いきり穴が!きょうだいの多い家なので、中に誰かいなかったか気が気ではなかったのですが、おねえさんのリサが手を振っているので、大事にはならなかったよう。さっそく、シオネのママに平謝り。善は日曜にこの家のポストを壊し、夫が修理したばかり(涙)

さっそく、同じガラス屋に電話をし、修理してもらいました。痛い出費がダブルに!(号泣)今日くらい男の子の親であることを実感させられたことはありません。ガラス屋には「自分でガラス屋やった方がいいんじゃないですか?」と言われる始末(トホホ)昼になってノネのママがやってきて、「息子がキックボードを壊したそうで、見せてもらえる?」と言ってきました。さすがに昨日、夜になってからノネが白状したんだそうです。
(←頼むよ〜、キミたちぃ。手にしているのは「パシフィック・アイランダーズ(3人)対ジャパニーズ(2人)」のご近所ラグビーマッチの旗)

「もしも私があなたの立場だったら、何が起きたのか正確に知りたいから、知っていることを全部言うわね。イライジャもいたそうだから、詳しくは彼から聞いて」と前置きしてから、無理をしていて転んだこと、謝らなかったことなどを伝え、「今朝遊びに来た時も"どうするかな〜?"と思ってたけど、何も言ってなかったわ。」と正直に言いました。

「わかったわ。すぐにあなたたちに謝らせるわ」と言う、ノネのママ。「ううん、私はいいわ。温と善のものだから、彼らに謝ってくれれば。そして、これからこういうことがあったら、真っ先に謝るように伝えて。何があっても近所だし、仲良しだし、いつも一緒に遊ぶんだろうから、これからもいろんなことが起こるでしょう。だから、今回のことが一つのレッスンになるといいわね。私たちもたった今、シオネの家に謝ってきたとこなの」と言いつつ、二人で苦笑。彼女は「なんとかしてみるわ」と言って帰っていきました。

キックボードはどこかで溶接ができればT字に直せそうですが、いくら日曜大工を趣味にする人が多いとはいえ、溶接までする人は身近にいません。例のガラス屋に、「ひょっとして窓枠の溶接とかしてないかな〜?」と思って聞いてみると、「"We're Glass people." 溶接なんかしないさ」というお答え。チャンチャン。他を当たることにします。


2004年9月21日(火) 善の手紙

メールを打とうとしたらこれを見つけ、あまりに可愛く、可笑しいのでそのままここに張ります。これは善が初めて書いた、友だちへのメールです。今までは私が口述筆記してましたが、今日は夕食を用意している間に一人でカタカタ打ったようです。なのでそのままですが、意味はだいたい通じると思います("did you moved house."は「引っ越した?」とでも聞きたかったんでしょう)
(←ボクもメチャクチャ元気です!)

Kay are you fine? In New Zealand it is going to be hot. Do you have school? I do not have school for two weeks. Kay do you have more friends at Year 3? 1 month ago I started Medowbank school, it is a very great school. I have lots of friends like Year 2. At New Zealand I do 3 sports Judo, Boy Scout and rugby. In Hong Kong did you moved house. I am great in New Zealand, it is the best contry in the world. By Zen

スポーツの中にボーイスカウトが入っていたり、自分の学校のスペルが違っていたりするのはご愛嬌^ー^*("contry"も違うど〜!ワードに張るとガンガン訂正の波線出ま〜す♪)まあ、逆に言えばこれぐらいの英語でも、ここの3年生として、本人には何不自由なく過ごせてるようですよ〜^^;(周りの苦労はさておき?)ともあれ、彼が自分の学校を"a very great school"、この国を"the best contry in the world"と思ってくれていると知り得ただけでも、親冥利に尽きます。ありがとう♪ 

でも、明日からは漢字やろうね。いつまでも「人」を「レン」と読むのはマズいよ〜、善。「レン」は中国語(北京語)の読み方です。香港の学校は週2回ナンチャッテながら中国語の授業があったので、日本語として漢字を勉強したことのない善にとって漢字はすべて中国語、読み方もそれなりなのです。「"日本"が"リーベン"になる前に、早いとこ手を打たねば・・・」と思いながら、こちらもノラクラしてましたが、ここ最近、温が子ども向けとはいえ、日本語の「オズの魔法使い」の続編を読みながら笑い転げているのを見て、「善もなんとかせねば・・・」と思い始めていたところ。「日本人」は「ニホンジン」だからね〜、ガンバロー^□^/


2004年9月20日(月) 安上がり一家

一時かなり暖かくなったのに、ここ数日は日中何度も雨が降って陽が差さなかったり、夜にはかなり冷たい風が吹いたりで、低温の日が続いています。温が割ったガラスは夫が段ボールで応急措置をしてくれたものの、放置しておくわけにもいかず不動産屋経由でガラス屋を呼んで修理してもらいました。40センチ四方で80ドル(約6000円@@!)と痛い出費です。今月から子どもへのこづかいを復活させるつもりでしたが、これでフイに。一緒に遊んでいた善も連座で、計80ドル分になるまでお預けということを言い渡しました。(↑「寒いニャン」これ以上ないくらいピッタリくっついてお昼寝。ただし、春休み中は安眠できそうもなく、今日は寝る場所を探して2匹ともウロウロ。)

と言っても、香港のように自分でバスに乗って好きな時におもちゃ屋やカード屋に行けるわけでもなく、二人ともこづかいへの執着はたいしてないようです。それにここでは流行があるようなないようなで、「えっ?これ知らないの?」「こんなのも持ってないの?」的な強迫観念とも無縁です。逆に遊びに来る子に「なんでこんなにいっぱいおもちゃ持ってるの?」と聞かれて、親子できょっと〜ん??? 香港では"おもちゃのない家"と見なされ、遊びに来た子が「つまんない」と帰ってしまったこともあったくらいだったので・・・。

いずれにしても二人ともラグビー、スケボー、サッカー、バスケ、ドッジと、「転がるものだったら何でもOK!」という毎日で、本当におもちゃで遊ばなくなり、ゲームボーイなど「どこに行ってしまったんだろう?」というくらい目にしてません。最後に電池を換えたのがいつかも思い出せないくらいです。その代わり図書館でスケボーの本を借りてきて、善などまっすぐに滑ることもろくにできないのに、「やれターンがどうのこうの」と二人で"研究"^^;しているという、親に似て安上がりな連中です。

温はさっそく今日から、友だちとグレン・イネスの1日1ドル(70円!)の春休み活動に参加して、思いっきりスポーツを楽しんできました。今はみんなセント・へリアスの図書館で借りてきた日本語の本を読んでおり(「オズの魔法使い」の続きという、ずっと探していた本を2冊もゲッツ♪)やっぱり安上がり一家!


2004年9月19日(日) 厄日

今朝も早くから近所の子が来て、子どもたちのはしゃぐ声が外や部屋から聞こえてくる中、大人だけでゆっくり朝食を取ろうとエスプレッソマシーンを温めていると、「ママー、ガラス割っちゃった!」と温が血相を変えて走ってきました。見るとリビングの窓ガラスにきれいな放射状のヒビが・・・。あ〜、穏やかな日曜日の朝が(涙) すぐに謝ったし、叱っても間に合わないので、すぐに子どもたちを外に追い出し、そまままゆっくり朝食に。
(←窓のヒビをチェックするチャッチャ)

すると今度は「ママー、善がシオネの家のポスト壊した〜」と再び温が走ってきました。今度は人の家のことなのでこちらも走っていくと、棒にくくりつけられたポストの2ヶ所ある留め金のうちの1ヶ所が外れていました。ポストも留め金もかなり錆が来ていたところに、善の一撃でポロッといったようです。シオネのママに親子で謝りに行き、逆に慰められ、「なんだかな〜」の1日の始まり。こうい時はややこしいことが連続し易いので、大人しく家の片付けなどしながら新たな災難に見舞われないようにしましょう(祈)

ところで、昨日のラグビーの「オークランド」対「タナラキ」戦はオークランドがホームという地の利もあって圧勝でした。これでオールブラックスの面々が揃うオークランドはかろうじて面目を保ったものの、首の皮一枚でつながっている状態はまだまだ続きます。ホームでの試合ながら客の入りは「横浜・ヤクルト戦」てなもので、準決勝ぐらいにまでいかないと「イーデン・パーク」が埋まることはないのでしょう。テレビでしか見たことのなかったオールブラックスの生スペンサーが、生ロコココが、生ケビンがテレビと同じ顔で走ったりジャンプしたりしていて(当たり前ですが^^;)、なんだか不思議でした。

試合もさることながら、なんとも興味深かったのがチアガールたち!「採用に"体重60キロ以上"という制限でもあるんじゃなかろうか?」と思うくらい、コロコロ、ムチムチしたおネエさんがたくさんいて、そのボリュームは圧巻!確かに胸も大きいんだけど、ウエストもあるようなないようなで、白いブーツ(ハイソックスかも?)をはいた、ついついアグネス・チャンを思い出してしまった逞しい足を力強く蹴り上げるパワーダンス@@! チアガールといえばもっと小柄で華奢な女の子たちがアクロバット的に踊るイメージがあったので、「ところ変われば」です。確かにテレビの芸能番組でも歌手の後ろで踊っているダンサーはあの運動量でありながら、みな太め。国民的好みなんでしょうね。


2004年9月18日(土) 春休み突入

とうとう昨日の3時をもってして、子どもたちは2週間、正確には16日間の春休みに突入しました!大人だけの静かな時間はこれでしばらくお預けです。夕べのうちに「朝起きて遊びに行きたかったら、朝ごはんは自分で用意してね」と念を押しておきました。最近すっかり電子レンジに慣れた善は「まかせとけ!」とばかりに大得意。温はトースターでカリカリにしたトースト、善はレンジで軽く温めたパンが好きなので、それぞれが好みのものを作り、ミルクも温めて一丁上がり。これで何時に出かけて行ってくれてもOK!

さっそく近所の子が朝から来て、3人で一緒に朝食を用意し、食べ終わった後の片付けもしてとっととラグビーへ。2軒先くらいから聞こえてくる善の大声を聞きながら、こちらはゆっくり朝シャワー♪ 明日からは出かける前にカーテンを開けることとベッドメイクをしていくことも約束にしよう。これくらいしてくれれば文句はありません。これでネコも自分でやってくれたら超楽チンなのですが、そうはいかず^^;缶詰を出し、焼き魚を添え、ドライキャットフードも足し、トイレを掃除して、どちらか知らないけど夜中に少々吐いたらしく(しかも白っぽいカーペットの上に!)、その吐き後も掃除して用意完了。

(こういう時のカーペット掃除のお助けテクをご存知の方、ぜひ教えてくださ〜い)

今日は春休み企画第一弾で、ラグビーの試合観戦へ。絶不調の「オークランド」対、絶好調の「タナラキ」戦です。会場は大試合の殿堂「イーデン・パーク」。西蘭家にとっては「イーデン・パーク」デビューとなります。座席はグランドに近いものの、屋根がなく割安なファミリー・シートなので、雨が降らないことを祈るばかり。ここはニュージーランド、やっぱりラグビーは見なきゃ♪ 「せっかくなので電車で行ってみよう!」ということになり、夫が時間等をネット調べた結果、「乗りたい電車が今日は"運休"らしい」ということがわかり、クルマで行くことに。やっぱり、ここはニュージーランド^^?
(↑乗ってみたかったな〜、電車)


2004年9月16日(木) 「ビーズ」と「寿司」

子どもの学校があるのもあと2日。大人だけで動ける貴重な時間を、フルに使わなくてはいけません。ということで、今週火曜日に続き、今朝もスクール・ガラ(文化祭)の打ち合わせのために朝から学校へ。本当はビーズ・アクセサリーを作ったり、教えたりするクラフト・チームをお手伝いするはずでしたが、今年のクラフターは今のところ私一人という状態で^^;、収拾がつかなくなる恐れもあり、教える方は断念。
(←けっきょく、しょっちゅう学校へ)

その代わり、学校に500個の子ども向けのアクセを原価のみで供給し(1個35円とか〜´ー`A)、それを学校が150〜200円くらいで売ろうという企画! 上手くいけば、単独ブースとしてはかなりの利益になるはずですが、どうなることか??とにかくがんばって作らねば・・・。でも、理由はともあれ、これでビーズ作りまくり生活に突入するので、個人的にはウレシイかも。オホホホホ♪

他にも日本人ママを中心とした寿司ブースも手伝うことになり、さっそく朝から6人で顔合わせをしてきました。息子たちは徒歩で登校しているので、他のママにお会いする機会はほとんどないため、私にとっては貴重な機会でした。更に韓国人ママでも加わってくれればもっと作れそうですが、どうなることか? とにかく今日のところは「100パックは作って、そこそこの利益を上げよ〜☆」ということに。

なぜこんなに「利益、利益!」と言うかというと、ニュージーランドの公立学校の運営は各校独自のもので、経済的にもかなり独立採算制になっているからです。そのため各校とも寄付を募ったり、イベントで利益を上げたり、高額を払う留学生を受け入れたりと、あの手この手で資金獲得に出ています。特に息子の学校では近々体育館を建て替える計画で、資金調達は待ったなしの状態なのです。

それでも文化祭全体はママを中心とした父母の手弁当企画で、外部の業者などは一切使わない手作りイベントを目指しているようです。業者を上手く使ってコストの部分は完全にカバーした上で、父母や生徒の企画で更に利益を上げていた香港のやり方とはずい分違いますが、「郷に入れば・・・」なので私なりにできることは、楽しみながら参加してみようと思ってます。ということで、「ビーズ」と「寿司」・・・ガンバロ〜^□^/~


2004年9月15日(水) グレン・イネスの実力

ネコが戻り、今週からいよいよ"本当の生活"が始まりました。半日仕事だったネコの面会がなくなっただけでも、ずい分時間ができるはずです。「その分をどう活かすか?」これがズバリ、今週のテーマです。

さっそく夫が、二人で気に入っているグレン・イネスをとことん歩き(途中、強持てのおニイさん4人に会ったそうですが^^;)、どっさり情報を仕入れてきました。最大のお手柄は来週から始まる春休みに1日1ドル(たったの70円!)で子どもを預かり、いろいろな活動やスポーツに参加させてくれるところを見つけてきたこと。弁当持参にしても、この値段! 同じような企画で、所属しているラグビークラブ主催だと1日40ドル、地域のコミュニティーセンターでは半日十数ドル(ただし、スケートとかボーリングとかもともとコストがかかる内容が多いので、それを考えると割安ですが)なので、とにかく激安!
(↑お世話になってます、グレン・イネス

温に3種類のパンフレットを見せたところ、自主的に1ドルコースを選んできました。エラい!子どもながらに1ドルにはビックリだったようで、「行かにゃ、ソンソン♪」の気分?この値段なら友だちも誘いやすく、一緒に行く人が見つけやすいのも○!ただし一つだけ難点が・・・。それは「8歳以上18歳以下限定」なので7歳の善が行けないこと。でもついでに、施設のすぐ隣が室内プールのあるYMCAであることを確認してきてくれたので、こちらで善のプールに付き合うという手もあります(誰が^^?)

その次のお手柄は図書館発見。な〜んのことはない、いつも行っているトルコ料理店の真向かいのハデハデの建物で、ここなら借りるのもラクです。さっそく、以前に家の修繕に来てくれたカールから紹介された本を見つけて借りてきました。職員の対応の良さには心底ほれぼれ♪ 頼んでもいないのに、日本語が借りられる図書館まで探しておいてくれて感激でした。決して大きくはありませんが、ニュージーランドの本はほとんど読んだことがないので、ちょくちょく来れるくらいに本を読めれば・・・と思います。

更に教会主催の英語クラスの場所と時間を確認してきてくれたので、今日さっそく行ってきました。想像を超えるビックリ体験でしたが、なかなか面白かったです。英語よりガンガン中国語が聞こえてくる環境で、「ここはどこ?」状態^。^; その上、夫は激安のジムに入会。1回2.5ドル(200円以下!)は月間費を払って"行き負け"するよりずっと合理的で、施設も新しく、器具もかなり揃ってて、万々歳!グレン・イネスのこの実力に、二人でますます感服してます。今後はもっとお近づきになりそう♪


2004年9月11日(土) ネコの帰宅

昨日10日に予定通りネコが家に戻りました。いくら家とは言え、見知らぬ場所、最初は身を隠す場所を探すのに躍起になっていました。ピッピが鍋がしまってあるキッチンのキャビネットに飛び込むかと思えば、チャッチャはクローゼットのしかもご丁寧に吊るしてあるイブニング・ドレスの間に^^; けっきょく、おもちゃがごちゃごちゃ入った子供部屋のクローゼットか、ベッドの下が当面の隠れ場所となり、なんとか落ち着きました。
(←部屋の片隅で、これ以上小さくなれないくらい小さくなって・・・)

ちょうど金曜日で子供が6人遊びに来ていたこともあり、かわるがわるにいろいろな子に抱っこされたり追いかけられたり・・・。寒くて犬がいたものの、個室でゆっくりのんびりの検疫所生活からは激変しました。「どうする?ネコたちが "検疫所に帰りたいニャ〜"と思ってたら?」と言う夫。んなこたぁ、ありません!何はなくても我が家が一番!・・・のハズ。ところがネコのために買っておいた電気毛布に電気が通らず、確かレシートももう処分してしまっており、はて、どうするか??? これじゃ、夜は家の方が寒いって??

今日は朝からコロッケを揚げて友人宅へ。彼らの家は私たちが2年前にニュージーランドで初めて私宅に泊まらせてもらった記念すべき家で、キウイ・ライフを実感した思い出の家でもあります。ところが彼ら、「いくらなんでも広すぎる」と昨今の不動産ブームに乗じてこの家を手放し、来月には引越す予定。(本当に広い家でうちの5倍くらいあります^。^;)目の前に見渡す限りの公園が広がり、私たちを東オークランドへと誘(いざな)ってくれた家でもありますが、あと何回お邪魔できることか。引っ越す前に写真でも撮らせてもらいましょう。

そうそう、友人宅へは往復私の運転で行きました。私が運転するクルマに一度も乗ったことがなかった子供たちは半信半疑の疑心暗鬼。上手くても下手でもそのうち柔道の送り迎えはママだぞ〜!


2004年9月9日(木) 春うらら

今朝起きてびっくりしました。カーテンを開けた時、窓が曇っていなかったからです。くっきりと見える外の景色が妙に新鮮でした。「そんなに一気に暖かくなるもんだろうか?」と思いましたが、朝食を用意しているキッチンも心なしかいつもより暖かいような・・・。そういえばここ数日、起きてくる子供のためにストーブをつけることもなくなっていました。朝のジョギングから戻った夫も「今日は暑いや!」と言って、いつもより汗びっしょり。本当にいきなり春になってしまったようです。
(←家の前の街路樹もこの通り)

いつの間にかずい分と雨が降らなくなり、1日に何回も雨が降っていた日々がとても遠くに感じられます。こちらに来た早々は、読者の方からのメールにあった「冬は雨が多いのでちょっとがっくりすると思いますが慣れちゃってね」という言葉の通りでした。でも「この雨こそが豊かな緑の源なのかも」と思うと、それほどがっくりという訳でもありませんでした。外出がほとんどクルマで雨天の不便をあまり自覚しなかったということもあるでしょうが、不便は洗濯物が乾かないことくらいでした。しかし、濡れそぼった緑の匂い立つような美しさは、そんなマイナスをはるかにしのぐほど力強い感動に満ちていました。

そして迎えた春。いろいろな草木が新芽を出し、つぼみを膨らませ、花をつけています。我が家のささやかな庭も急に賑やかに華やかになってきました。移ろいゆく季節がこんなにも豊かに感じられることを、何十年かぶりに思い出しました。子供時代を終え、野山を駆け巡らなくなってから、いかに季節から遠ざかっていたことか。これからのしのぎやすくなる季節を家族で楽しみましょう。寒さにずい分悩まされたはずのネコたちも、明日には家に戻ります。このレモンの木のある家に引っ越して今日で丸1ヶ月経ちました。段ボールは残り14箱に。そうそう、先のメールにはこういう一文も添えられていました。「そして夏も結構短く思えると思いますが許してね。」


2004年9月6日(月) 本当の生活

あと4日でネコたちが家に帰って来ます。ストレスでチャッチャの血糖値が上がってしまった上、拒食に近い食欲不振で一時は検疫所、獣医、私たちに緊張が走ったことも、ピッピが寒さにすっかり弱ってしまったこともありましたが、何とか乗り切り今週中には家族が揃います。今日も検疫所までクルマを飛ばして行ってきました。気温が上がってきたこともあり、すっかり元気そうな2匹。とにかくすべての困難を乗り越え、耐えしのんでくれたことに心から感謝しています。
(↑先週、寒さですっかり元気がなくなってしまったピッピ。二重の電気毛布と犬用の服で乗り切りました)

体調が思わしくない時は、電話が鳴るたびに「検疫所からではないか?」と、ドキリとしたものでした。これからは病気の悪化以外にも、迷子、交通事故など今まで考えたこともない危険を心配しなくてはなりませんが、とにかくずっと思い描いていた、2匹が土の上を、草の中を歩く姿が現実のものになります。「ネコが帰ってきて、いよいよ本当の生活が始まるんだね。見舞いもなくなるし、時間の使い道がガラリと変わるんだろう」という夫の一言に深くうなずいてしまいました。まったくその通り。いくら見た目のかたちが整っていっても、2匹がいない生活はやはり本当の生活ではありませんでした。新居に移って丸1ヶ月目に、とうとう家族が揃います。そしていよいよ4人と2匹の新生活が本格的にスタートします。
(→拒食が収まり、すっかり元気になったチャッチャ。ただ今、検疫所内を巡回中!)

ピッピとチャッチャ、本当にがんばってくれたね。ありがとう。一生大切にするし、もうどこにもいかないよ。みんなで待ってるから元気に戻ってくるんだよ!


2004年9月4日(土) 初めてのご招待

今日は香港の子供のラグビーで長年一緒だった、名コーチのマーティン宅へ。ニュージーランドに来て初めてのキウイのお宅へのご招待で、家族全員ワクワク。私は朝からおみやげの、コレしかできないアップルパイを焼き、レッツゴー♪ 本当はうちと同じくメドウバンクに住んで自分の出身校でもあるメドウバンク・スクールに子供を通わせようとしていたマーティン一家。けれど実際はもっと東のセント・へリアスに家を借り、ご近所にはなれませんでした。
(↑セント・へリアス・ベイからの眺め)

ところが、訪ねたお家も周りの環境も、「これぞ思い描いていたNZ暮らし!」とみんなで大感激!!! 丘あり、海あり、いくらでもラグビーのできる、見渡す限りの緑の公園あり・・・。大好きなグレン・イネスからも遠くないし、う〜ん、このエリア、かなりいいかも♪ 「次に引越す時はこの辺にしよう!」と不動産の相場も知らないまま、夫婦で堅く誓ったほどでした。息子たちをボーイスカウトに入れる計画もあり、最寄の主催している学校もたまたまこのエリアで、ひょっとしたらしょっちゅう訪れることになるかもしれません。ご縁ができるといいなぁ。

マーティン家は入れ替わり立ち替わり子供や大人が訪れる賑やかなお家で、彼らの人柄をよ〜く反映してました。延べにして1日で10人以上の子供がいたんじゃないかと思いますが、正確な数はわかりません。夫婦はお客さんが代わるたびにお茶やコーヒーに付き合い、最後には「お腹いっぱい〜」と言ってました。おかげでこちらもいろいろな人と話ができたり、途中で用事を済ませに子供を置いて出かけたりと、たっぷり堪能させてもらいました。温と一緒にラグビーをしていたウィリアムは違う学校になってしまったものの、これから行き来が始まればいつでも会えるので、香港同様、これからもヨロシク♪


2004年9月2日(木) 「オソトの日」&「オタクの日」

昨日、「思い出深い1日を送った人も多いかもしれませんね」と書いたものの、ロシアではチェチェン・イスラム武装勢力らしきグループが350人もの人質を取って、あろうことか学校に立てこもるという信じ難い事態に・・・。子を持つ親として、親御さんの心境を思うと言葉が出ません。テレビでも顔面蒼白のママたちがたくさん映し出されていました。一刻も早く全員無事に解放されることを心から祈っています。

ネコの容態が安定してきたので、今週はお見舞いを1日おきにしました。そのため「オソトの日」、「オタクの日」が交互に来ることになり、出かけるついでに用事を一気に済ますため、あちこちに出向くことになります。今日は「オタクの日」で家にこもって片付け続行。段ボールはとうとう25箱に♪ しかし、そのうち3箱はアルバムで、段ボールごと天袋に入れてしまいました。でも、私は古いアルバム(といっても温が生まれて以降のものですが)を繰り返し見るのが好きなので、いずれ家具が揃ったら下に降ろし、いつでも出して見られるよう収納しなおす予定です。(←早くも散り始めた家の前の桜)

「オソトの日」の明日は朝からネコ用にイワシを焼き、そのまま温の中学校へ入学申し込み兼見学へ(魚臭かったらどうしよう^^;)その後はネコのお見舞いへ行き、帰りがけにオネハンガに寄って家具を探す予定です。気に入ったのが見つかりますように。


2004年9月1日(水) 完全な暮らし

9月ですね。南半球では何でもない1日でしたが、北半球では今日が学校の新学期という国がたくさんあるので、思い出深い1日を送った人も多いかもしれませんね。香港の息子たちが通っていた学校も夏休みが終わってみんなが揃い、休暇の話で持ちきりだったことでしょう。今はこうして南北を比べながら、「へ〜、ぜんぜん違うね〜」とそれなりに感動を覚えますが、こちらのペースになってしまえばそうした感動もどんどん薄らいでいってしまうのでしょう。そう思うと42年も暮した北半球がずっと遠くに感じられます。(←Dear香港、お元気ですか?)

夕べはあまりにもネコたちのことを思っていたせいか、明け方夢を見ました。2匹がとうとうこの家にやってきて興味深そうに各部屋をのぞきこんでいます。その後をついて歩きながら感無量の私。しかし、はたと気がつくと餌の準備がしてないのです。「わーん、どうしよう?餌がないっ!」とつぶやくと、すぐ後ろから女の人が英語で、「大丈夫ですよ、マム。用意してますから。2匹とももう食べてますよ」と言うではないですか!ところが私は声の主の存在には驚かず、「ありがとう!」と言いながら、なぜかランドリールームに走ると、確かに2匹がボールに顔を突っ込んで一生懸命食べています。「良かった〜」と思いながら、改めて、「ありがとう、ジーナ。すっかり忘れてたわ」と声の主に言いました。

声の主は紛れもなく、9年間一緒に暮したフィリピン人の元お手伝いさん、ジーナです。私より4歳年上なだけなのに、本当にいつも落ち着いていて、仕事も完璧、精神的にも感心するほど安定した人で、一緒に暮すのに彼女くらい好ましい人を他に知りません。私は心からホッとして彼女に感謝し、多分ニュージーランドに来てから1ヶ月の間でこれ以上はないほど安らかな思いに浸っていました。その後、目が覚め、ネコが無事に夜を越し、多分おとといより元気になっていると確信しました。同時にジーナがいてネコがいた5人と2匹の生活が、私にとってある意味で"完全な暮らし"であったことを感じました。

私たち夫婦が外で稼ぎ、彼女を雇い、その彼女が自分の子供や孫を養い、彼女の子供が香港に遊びに来ては息子たちを弟のようにかわいがってくれ、息子たちは言うに及ばず、私も彼女を姉や友達というよりは母のように慕い、彼女も息子たちを実の息子か孫のように手塩にかけて育ててくれ、私たちは持ちつ待たれつ大きな惑星のようにお互いにお互いの周りを回っていたのです。その球形な関係こそが"完全な暮らし"だった気がします。今となっては彼女との暮らしはかないませんが、これから遠のいていくであろう北半球の記憶の中で、例え輪郭がぼやけても、いつまでもいつまでも忘れられない春の陽だまりのような暖かな安らぎの記憶だけは永遠に心の中に残るでしょう。

途中で買った小型犬用の服を手に検疫所に行くと、果たしてピッピはずっと元気になっていました。頼んでおいた2枚目の電気毛布が予想以上に暖かく、鼻の色も顔色も見違えるようでした。担当の職員に改めてお礼を言うと、「香港から来たネコが外に出たことがないなんて、あなたたちに指摘されるまで考えてもみなかったわ。ずっとマンションの中にいたのなら寒さには慣れてないはずよね。これからは気をつけるようにするわ」と、嫌な顔ひとつしないどころか、本当に謙虚で、頭が下がる思いでした。親身になってくれる職員に、がんばったネコに、夢の中のジーナに感謝しつつ、「大丈夫。ネコたちは無事に家に帰って来る」と確信して検疫所を出ました。10日には家族がここに揃います。


2004年8月31日(火) 寒い夜は毛布を抱いて・・・

オークランドは晴天が続いていますが、朝夕の冷え込みはびっくりするほどで、相当の温度差があります。ネコのいる検疫所はプレハブに各ブースがズラリと並び、暖房は電気毛布だけなのでこんな夜は本当にピッピとチャッチャが心配です。寒いのか昨日訪ねた時、ピッピはやや元気がなかったので、電気毛布を二枚に増やし、座っている下の部分と背中の部分に置いて欲しいと頼んできた件は、無事そうなったかどうか。夜になって深々と冷えてくるにつけ、2匹のことばかり考えてしまいます。あと10日、何とか乗り切って!(↑寒いかな?ごめんね、何もできなくて。がんばるんだよ)

今日は1週間ぶりに外出せずに、家の片付け専念しました。おかげで引越の段ボールは残り30箱に。しかし、ここまで来るとテレビ台、本棚、もう一台のパソコンデスク、コーヒーテーブルなど家具なしでは乗り切れないところまできており、再び家具屋巡りをしなければならないようです。本なども無理やり収納してしまえば仕舞えるかもしれませんが、子供の本はそうしてしまったが最後、二度と手に取られることはないでしょうから、やはり廊下が狭くなっても彼らがいつでも手にできるよう、本棚を買おうと思ってます。こうやって"物を増やさない"誓いが早くもなしくずしに・・・。


2004年8月30日(月) ささやかな目標

「新天地での新生活はいかが?」とメールをくれる友人や読者の方々へのお返事も兼ねて、最近の「トラウマ日記」はついつい長くなりがち。これを反省して、「それより時間を見つけてなんとかメールのお返事を出そう!」と、昨日より「1日5通以上!」を目標にメールのお返事を書くことをサクッと(ここがミソ!)誓いましたが、どうなることか?今夜はさっそくオリンピックの総集編がテレビであるしなぁ〜(笑)(←家の前はちょっとした桜並木。ただいま満開)

しかし、そうそう言い訳もしてられず、今日は検疫所に行った後、いつものように食事&買い物には流れず、まっすぐ帰宅。ほぼ2時でしたががんばって味噌煮込みきしめんを作り(ぜんぜん名古屋風になりませんでした)、その後は果敢に段ボールを開け、なんとか子供の本を中心に6箱分を収納。このペースで行ってもあと7、8日@@; なんとしてもピッチを上げなくては!「1日5箱以上!」を目標に粘り強くがんばることにします。

というのも、私たちより2週間以上遅く香港からこちらに戻ってきたキウイの一家から、今週土曜にお誘いを受け、夫婦でガッチョーン!「あんなに家探しにてこずってたのに、もうお客さんが呼べるほど片付いてるんだ〜T▽T;」と、深ぁぁぁ〜く猛省。こちらは2人体制だというのに(あちらのご主人はすでに出張に出てます^^;)、この体たらく・・・。

元読者で今ではすっかり親しくなった友人も近々日本の里帰りから戻ってくる予定だし、お呼びしたい人は両手でも足りないくらいなのに、いまだに西蘭家の門をくぐったのは業者さんばかり。食事をしていくのも子供の友だちのみというナンチャッテ状態で、「これはいかん!!」と、あいなったわけです。さ〜て、今後の展開はいかに? でも明日はいきなりシティに出かけなくちゃいけないしなぁ(ブツブツ・・・)


2004年8月29日(日) 本日も晴天なり

慌しかった1週間が終わりました。週末は晴天に恵まれたもののかなりの冷え込みで、南半球特有の陽射しの強さと気温の低さのギャップに泣かされました。昨日の午前中は子供のラグビーの試合があり、かなりの風が吹く中、だだっ広いグランドに腕組みしながら約2時間立ち続けましたが、時折鼻水がたれてくるほどの寒さ。しかし、陽射しだけはサングラスがないと目が開けていられないほどの強さで、燦々と陽を浴びながらブルブルブルブル。(←ダウン姿のコーチ)

走り回っているコーチでさえダウンジャケットを着ている人がいるかと思えば、ただじっと見ている観客がTシャツ一枚だったり、なかにはタンクトップの子供までいたりして、どう考えても10度ちょっとの気温で、「どうして半袖?どうして袖なし?」 しかし、なんたってここはNZ。なんでもありなのです。息子たちにも長袖を着せるのは一苦労で、特に善はあーだこーだ言いながら、いつもTシャツ1枚になってしまいます。温も毎日学校から裸足で帰ってくるし・・・。格好に関しては、二人はもう完全にキウイです。
(←長靴姿のコーチ。芝がかなり湿っているのでパンツの裾を汚さないという意味ではなかり正しい選択です。長靴ママもいます♪)

午後はまたまた近所の友だちが遊びに来てくれ、3人で引越の段ボールを切り刻んで戦争ごっこ。「何がそんなに楽しいの?」と思うほど、ケタケタケタケタ4時間笑いっぱなし。今週は子供の相手がろくにできないほど忙しかったので、「博物館にでも連れて行こうか?」とチラリと思ってましたが、けっきょく、こんな風に過ごすのが彼らにとっては一番楽しいようです。

夜は再びアイランダーの子がうちでご飯ということになり、五目御飯、キャベツとベーコンの重ね煮、マッシュルームのクリーム煮、おすましという超ミックス料理で挑戦。五目御飯は気に入ったようでおかわり。マッシュルームもペロッと平らげたものの、野菜は苦手らしくキャベツを一枚一枚はがしてベーコンだけをペロリ。おすましは具の玉子とワカメはOKながらスープそのものは残していきました。「いつもはどんなもの食べてるの?パン?ごはん?パスタ?」と聞いてみると、「NZ料理」と、先週の子と同じ答えで思わず(爆)

今日は家族そろってネコのお見舞いへ。2匹ともそれなりに元気そうでホッと一息。これなら1日置きのお見舞いでもOKそうです。あと12日間!何としてもがんばろ〜〜!!持っていったおにぎりで軽く昼食を済ませ、一路ポンソンビーへ。。(←お騒がせしましたニャン。おかげで血糖値下がって来ましたニャン♪)

「アーリー・セトラー」という家具屋でテレビ台を探すものの、条件に合うものが見つからず。その後は友人3人+犬1匹と落ち合い、お気に入りの「カフェ・セザンヌ」で楽しいひと時を過ごしました。お茶の時間だというのに、私はしっかり看板料理の「シーフード・チャウダー」を♪ あ〜、やっぱり好きだなコレ♪ その分、夜はさっぱりとうどん。明日も晴天激寒かな?


2004年8月26日(木) 綱渡り週間

月曜日は週末にいきなり動かなくなった、買ったばかりの洗濯機の修理があったので朝から自宅待機。けっきょく、設置の仕方が悪かったことが判明し、夫がパイプを買いに走り一件落着。その後はラグビージャージなど今イチのお天気の中、洗濯、洗濯、洗濯・・・。

ところが午後になって検疫所から「チャッチャが弱っている」という電話が入り、血が逆流。チャッチャは元々糖尿病持ちですが、慣れない場所のせいか食欲がなくなり、更に血糖値が上がり、もっと食欲が落ち・・・の悪循環に陥ってしまったらしいのです。面会時間を過ぎていたので駆けつけるわけにもいかず、すがる思いで香港の獣医のドリスに電話。いろいろアドバイスを受けるものの、事の深刻さがわかるにつれますます不安に。心ここにあらずのまま夕飯準備。さすがにその日はよく寝られませんでした。

火曜日は朝イチで税務署の人が家に来て、頼んでおいた税金関係の説明をしてくれました。オンタイムに好々爺という感じの年配の職員登場。握手した手が温かく、話もわかり易く、書類を斜め読みしただけではクリアでなかった点がグッと明確に。帳簿付けは大変そうですが、いろいろ勉強になるし、否が応でも納税者意識が高まりそうです。消費税還付制度も非常に明快で、面倒ですがシステムとしてはフェアな印象。全体的に行政サービスとしてはかなり好感が持てました。そうは言ってもチャッチャのことが気になり、万全の体制で話を聞けなかったのは残念で申し訳なかったです。

その後は検疫所へスッ飛んでいきました。鰹節パック、ネコ専用煮干、缶詰のキャットフード、「スーパーワンにゃん」、「トランスファーファクター」とピッピの一命を救ったサプリメントもかばんに詰め込み、流動食用にすり鉢まで持って行きました。この件は結論から言うと、夫の妙案でチャッチャが食べるものが見つかり難を逃れましたが、話すと長くなるので、また別の機会にでも。
(↑とにかく食べて、チャッチャ! ↑こちらは何とか脱走できないかとケージを出てあたりを散策する元気なピッピ)

ホッとして戻り、子供たちも帰ってきてワイワイやっていると今度は学校からの電話。「明日の"子供のころ遊んだもの"を紹介するイベントへの参加をお願いします。」手は挙げていたもののずっと連絡がなかったので、選ばれなかったのかと思い、何も用意していませんでした!青ざめるものの時間は午後5時。しかもその夜は学校の文化祭の会合に出る約束になっていたので、「時間がないっ!」 とにかく夕食を作り、慌ててかきこみ8時の会合へ。ズラッと揃った執行委員のママたちと顔を合わせ、なかなか有意義でした。けっきょく、ビーズの製作でお手伝いすることに。

10時近くに帰宅。それから段ボールと格闘しながらビーズを捜し出し、10時半より子供の指輪の製作開始。10個ほど作って寝たのは2時過ぎ。さずがに夜は深々と冷えますね〜。ストーブをつけていても暖かさが空気に吸い込まれていくようでした。夫も別の部屋で仕事中で、「これじゃあ、香港の生活と変わんないね(笑)」と言いつつ二人とも即寝。

昨日の水曜日は再び11時半からチャッチャの面会。その後はランチもそこそこに学校へ。イベントは10人ごとのグループが各テーブルを回るようになっていました。新しいグループが来るたびに、「私が子供の頃ハマッていたのが、この釣り糸で編むビーズの指輪で・・・今もハマッていてこんなもん作ってて(笑)・・・」とビーズで作ったアクセサリーを見せながら10回近く繰り返し、まるで壊れたレコード状態^。^;

子供たちはビーズに触ったり、指輪をはめたり、熱心にメモを取ったり、聞いたこともないであろうブロークンな英語を一生懸命聞いてくれました。意外だったのは男の子もかなり積極的だったこと。せっかくやってきた私への社交辞令ならその大人ぶりに脱帽だし、本当に興味があるのなら、それはそれで見上げたものです。インドビーズの美しさを称えた時、インド系らしい男の子と目が合い、とっても嬉しそうだったのが印象的でした。

重いビーズバッグを持ってヨロヨロと徒歩で帰宅・・・。恐ろしいことに昨日の夕食の後片付けも途中で(!)、洗ったそばから夕食作り開始(泣)。夕食後はそのまま仕事開始で再び寝たのは2時近く。だんだん香港モード復活か?(笑えませんが・・・)「しかし、どんなに忙しくても、チャッチャの容態が安定するまでは面会に行くぞ〜」と誓って再び即寝。

前夜の誓い通り、今朝も面会へ。しかし、な〜んと自分で運転して行きました。検疫所はサウス・オークランドのタカニニという場所で自宅からは40キロくらい。とうとう ニュージーランドで高速道路デビューです♪ しかし、助手席の夫は気が気ではないらしく、「右に寄ってる寄ってる!」「100キロしっかり出して〜」「斜線変更でハンドル切らない」「高速で簡単にブレーキ踏むなって」「3秒ルール!」と、完全に教習モード。2週間前にNZ免許への切り替えのために実技試験を受けたばかりなので、記憶が生々しいようです。

この流れで検疫所のパーキングで車庫入れの練習^^;(確かに誰もいないけどさ〜)チャッチャは昨日より一段と元気でホッと一息。今日で折り返しであと2週間で家に戻れます。一緒にがんばろう〜! 帰りはまたまたグレン・イネスへ。トルコ料理の店でまったりした後は、定点観測状態のお気に入りの店をサクサクはしごして、買い物終了。チャイマのオーナーとのしばしの中国語のおしゃべりですっかりなごみました。

夜は再び仕事でしたが、その前にオリンピックの男子トライアスロンのライブを見てしまいました。NZは見事、金と銀!すご〜い快挙! ギリシャの明るい空をバックに国旗がはためく映像に国歌が流れた時は、思わずジーンとしました。しかし、南半球系はこの手の最も苦しいスポーツにめっぽう強いなぁ。仕事はなんとか終了! やったぁぁぁぁ♪ しっかし、なんという1週間@@;


2004年8月22日(日) 残り44箱

今日は「ママ〜、これ見てっ!」とビニール袋を持った子供たちがベッドルームに駆け込んできて起こされました。朦朧とした私に彼らが突きつけたものは、なんと、レモン。それも特大級のパッと見には「夏みかん?」という大きさ、丸さ。ここまで大きくなっているのは、かなり木の上の方にあって、手が届かずにいたもののはず・・・。

「ボクたちね、木に登って取ったんだよ、ねっ?温くん♪」と、弟が言えば、「そうだよ。善のホッケースティックで引っかけたんだよね〜、善くん♪」と兄が応え、二人とも朝からハイテンション。とにかく仲良くしてくれるのは助かります。起き上がって冷たい、いかにも外から来たばかりのレモンを受け取り、私の日曜が始まりました。絞りたてのレモンにハニーをたっぷり入れ、朝ごはんの用意開始。ニュージーランドに来てから、本当にキッチンにいる時間が長くなりました。

今日は善がクラスメートのお誕生会に呼ばれていたので、私はラッピング、善はカード書き。ここに来て初めてのお呼ばれに善はニッコニコ。親も子供が楽しそうなのと、一人でも"片付いて"くれるので、ニッコニコ。善の留守中、残された3人はひたすら引越し荷持つの片付けに励みました。今日はキッチンに積んであった5箱を攻め、とうとうキッチンから段ボールを一掃♪ でも出てきたのは、食器、食器、食器、食器、食器・・・。カップのソーサーなど43枚もあり、「いったい何人家族なの?」と、自分でも力が抜けました。全部洗って、無理やり収納して、今日はこれまで。残りは44箱。道遠し・・・。


2004年8月21日(土) 早くもお子様中心

今朝はガラガラゴロゴロという音で目が覚めました。時計はまだ7時台。家を一周するように造られている庭のコンクリート部分を、子供たちがスケボーで走り回っているのです。「隣のうちの我が家に向いた部分は確かキッチンとバスルーム。まっ、いっか・・・」朝食もそこそこに8時半には家を出て、まず温をラグビーのコーチの元に送り届け、それから善のラグビーの試合会場へ。香港と違い、2人の試合会場と時間がことごとく違うので、これからの土曜はいつもこんなスケジュールになりそうです。

他チームとの試合ではデビュー戦だった善。2トライと決めるものの試合には負けました。でもこの年代は勝ち負けよりも、いかにボールを持つか、試合そのものに参加しているかがカギなので勝敗はあまり問われません。同じチームでもまだ始めたばかりの6歳代の子は「ぶつかった」と言っては泣き、はじっこで草むしりをし、去年までの善とまったく一緒。一回もボールを触らず仕舞いで終わることも珍しくありません。(←コートが広くてスタミナ勝負)

その後は再びクルマを飛ばし、空港並みに遠いネコの検疫所へ。担当獣医とチャッチャの糖尿病の件で話をし、時間外だったにもかかわらず検疫所の好意で面会が許され2匹を訪ねました。電気毛布があるものの南国育ちの2匹にはかなり気の毒な寒さで、1日でも早く家に帰ってきて欲しいと切に願いながら丁寧にブラッシング。あと約20日の辛抱です。(↑「あんたたち誰ニャン?」「寒いニャ〜ン」)

再びクルマを飛ばして試合を終えた温をピックアップ。や〜っと家族全員が揃ったところで、はたと気がつけば全員腹ペコ。再びすっ飛ばしてお気に入りのグレン・イネスの、これまた通い詰めているトルコ料理の店へ。子供たちは初めてなので興味津々。夫はいつものケバブ、私はカジュン・チキン。温はマトン・バーガー、善はトルコ風チキン・ライス(おいしいです♪)。後は近所の魚屋で新鮮なイワシを買い、インド人のお店で激安のフルーツを買い、チャイマと呼ばれる中華系スーパーで青菜を買って帰宅。

帰るや否や待ってましたとばかりに子供の友だち2人が遊びに来たので、買ってきたりんごでアップルパイ作り。それで午後のお茶をすると、今度はサモア系の子がうちで夕食という話になり、急きょイワシは諦めて子供メニューとしては外れのない、フィリピン春巻き「ルンピア」作り開始。6時半までには帰す約束だったので、必死でがんばるものの、使い慣れないかなり硬めで小さい春巻きの皮が手ごわく、時間オーバー。

でも、小さいお客さんは恐る恐る手を伸ばし、手で皮を剥いて中身を確かめながら(笑)食べ始めたもの、気に入ったみたいで後はパクパクパクパク。遅れたお詫びもかねて春巻きを手土産に送っていきました(と言っても家の前なんですが)。やっぱり揚げ物は万国共通でウケがいいです。後片付けの面倒くささは天下一品ですが・・・。でも今日はサイズが小さかったため最終50個近く揚げたので、なんだか元を取った気分(笑)

テレビのオリンピックのハイライトを見ながら後片付けをし、そのままNZの男子バスケ「トール・ブラックス」(「コーヒー?」って名前ですが・・笑)のアルゼンチン戦観戦。前回のセルビア・モンテネグロ戦での劇的な逆転勝ちの再現ならず、94対98で惜敗でした。残念〜。でも身長2メートルの大男のハカ(オークライ)は見物(みもの)でしたよ〜。こうして引越し荷物には手付かずのまま、長〜い1日が終わりました。


2004年8月20日(金) 段ボールハウス

"明日の今頃は段ボールに囲まれて右往左往していることでしょう!"と締めくくった前回から早10日。いまだに段ボールに囲まれて右往左往しているのはナゼ? 届いた106箱のうち当座必要な半分は即座に空けたものの、残りの半分は使用頻度が低かったり、収納場所が決まってなかったりで、いまだに手付かず。うっかり開けるとパンドラの箱で、もっとややこしいことになるので、そのままにしています。(←一部屋がほとんど荷物置き場に)

ところが、私の腕時計、住所録、サングラスなどすぐにでも欲しいものがどこかに埋もれたまま。驚くなかれ6月24日に荷物を送り出して以来、腕時計もサングラスもない状態が続いています。携帯電話で時間はわかっても、サングラスは盛夏の香港、北半球の7倍の紫外線というニュージーランドでは必需品。でも買い換えるのもバカバカしく、不便をかこちながらがんばっています。しかし、ついつい目を細めてしまうのか、眉間に一本皺が・・・。これは由々しい事態で、どうしてもこの週末に探さねば・・・。

しかし、子供のラグビーの試合、お誕生会へのお呼ばれ、先週到着したネコたち(おかげさまで無事着きました!)の検疫所へのお見舞いや担当獣医との面談など、やっぱり忙し〜(焦)


2004年8月9日(月) いよいよ新居へ

今朝、通算17泊に及んだモーテルを引き払い、新居に移りました。昨夜のうちにほぼ荷造りを済ませ、あらかたをクルマに積んでおいたので、傍からみたらまるで夜逃げです(笑) 子供を学校に送った足で新居に向かい、朝の9時から不動産屋と備品の最終チェック。その場で鍵をもらい、あっさり引越し。さすがにモーテルまでもう一往復しないとすべての荷物が運べませんでした。(←リビングから)

午前中早々に洗濯機と冷蔵庫が届き、午後イチでベッドとダイニング・テーブルが届きました。その間に水回り修理とシャワートップの交換の人が来たり、外れていたドアストッパーの付け替えなどこまごました修繕専門の人が来たりで(ニュージーランドでは不動産屋が派遣してくれます)、荷物を片付けたり洗濯したりしながらも、慌しい、慌しい。水回り専門の人は水漏れしていない方の洗面所を直して帰ろうとしたので(てっきり何かをチェックしてるのかと思ってました。何をしてくれたんでしょう?)、慌てて「漏れてるのはこっちなんだけど・・・」と言うと、「あ、そうなの?」ってなもんで、驚きも嫌な顔もせずもう一つも直して行ってくれました。

修繕専門の年配のカールはもう本当にいい人でけっきょく午後いっぱいいてくれ、不動産屋から頼まれた以上に、あれこれ直していってくれました。今日のところ、配達2件、修理2件、不動産屋と、どれも仕事は完ぺき、時間も正確で(むしろ約束の時間より早いくらい)、そのプロっぽい仕事ぶりと親身な対応にほれぼれしました。すでに3回も会っているアンティーク・ショップのアレンからは、早々に引き取りに行かなくてはならない、知人から譲り受けたソファーのために運送業者を紹介してもらい、かなり親日派のカールからも面白そうな本を紹介してもらってホクホクです。

明日は朝8時から引越業者が香港からの106箱の荷物を届けてくれるので、キレイでガラ〜ンとした家も今夜まで。明日の今頃は段ボールに囲まれて右往左往していることでしょう!


2004年8月8日(日) キウイ式ショッピング考

明日の引越しを控え、今日は朝から家族で買い物へ。ここ数日で足拭きマット、せっけん、トイレットペーパー、シーツ、枕、キッチンの水切りかご、まな板といった、ここ1ヵ月半の掃除・リネンサービス付きの仮の宿りには必要なかったこまごました物を買い込み、ランドリーバスケット、玄関マット、すぐに必要になりそうな電気ポット(ガスでないとお湯を沸かすのもけっこう時間がかかります)、鍋釜なども揃えました。もともと170キロだった荷物は今では200キロ近くに膨らんだはず。米だけでも5キロも(笑)
(↑買い物していて日が暮れて・・・)

オークランドはクルマ社会らしく、日本でいう郊外型大型店が集まる場所が何ヶ所かあります。いろいろ行った結果、自宅から最も近いマウント・ウェリントンのポイントが最も高く、ここ数日はほぼ日参してます。電化製品、リネン類、その他の家庭用品などまったく同じ商品が複数の店で売られているのですが、その価格差にビックリ! 隣の店ならバーゲン品でもないのに一品で5ドル(約400円)も安かったりすると、ついつい面倒でも値段を比べざるをえません。

香港ならカメラ付き携帯電話でライバル店の値札をバシャバシャ写真に撮ってかなり大っぴらに価格調査をしている人を良く見かけますが、ここではそういったマーケティングはかなり控え目なようです。紳士的とも言えますが、企業努力不足とも言え(笑)、消費者としては高いものをつかまされないよう、マメに足を運ぶなり、広告をチェックするなり努力しなければならないようです。そうやって見つけ出したお値打ち品も、ホイホイとレジを通してはいけません。打ち込まれた金額が値札通りか、しかと見届けないとせっかくのディスカウント品が定価で提示されてしまうことがけっこうあります。

そうなると消費者努力も水の泡。ヘンだと思ったら「これは○○ドルのはず」としっかり意思表示する必要があります。あっさり「あら、そうですか?」と、すぐに打ち直してくれる時もあるし、「これがあった売場に連れてってもらえますか?」と、店内で店員を案内するハメになることも(爆)。こうして本来提示されていた価格を支払うために時間も労力も使うことも珍しくありません。これを「サービスがなってない!」「日本じゃ考えられない!」と、本気で腹が立つ人も多いのかもしれませんが、海外生活20年の西蘭家は、「まっ、こんなもんっしょ」と、いたって鷹揚です。

それよりも値段が間違っていた時の、"Sorry for that"とカラッと非を認め、必要以上に慇懃に謝るでも、憮然と逆切れするわけでもないフツーさがなんともいい感じです。今のうちだけですかねぇ?


2004年8月7日(土) 何でも勉強

今週は子供の学校が始まり、日中はやっと夫と二人になりました。おかげで用事がずい分はかどりましたが、子供を学校に迎えに行ったその足であちこちに出かけて用を足さなくてはいけない日が続き、駆け足で帰ってきては夕食の準備をしつつ宿題を見る日々でした。しかし、学校の保護者面談もあり、慌しい時期ながらそれぞれの担任の先生とゆっくり話すことができたのは幸いでした。

二人とも思っていた以上にあっさりと新しい学校に溶け込んだようで、学年は半年分先に進んだものの、特に勉強で困っている様子もないそうでまずは一安心。(温は算数で分度器の使い方を習っているそうですが、これはすでに4年生で勉強済みで本人はVサイン^。^v) 善が英語の読み書きをもう少しがんばれば(これは香港にいた時からの課題なのですが^^;)、決して理想の高くない西蘭家としては万事OKです(笑)

家電は洗濯機と冷蔵庫を買い、家具は大人用のクイーンベッド、子供のシングルベッド2台、ダイニングテーブルを買い、ソファセットはすでに香港にいるうちに友人の友人から譲っていただいたので、即座に必要になるものはだいたい揃いました。(←キウイの友人に勧められて訪ねた街。二人ともすっかり気に入り家具はすべてここでゲット♪)

ニュージーランドでは大型家電の購入は分割払いが主流のようで、「最初の半年〜1年支払いなし。残りの1年半で月間○○ドルの支払い」といったものがほとんどです。しかし、最終的な金額にその間の金利やもろもろの手数料も上乗せされているのかと思うとどうも買う気になれず、とうとう一括払いながら激安の店を見つけてそこでまとめ買いしました。しかし、その間、お店で根掘り葉掘り聞き、ずい分勉強になりました。新参者、何でもかんでも勉強です。


2004年8月2日(月) 初登校!

今日からとうとう子供たちが念願のメドウバンク・スクールに登校しました。いつものように朝からワイワイやってた二人も、さすがに校門をくぐると言葉少なに。しかし、校長先生始め担任の先生やスタッフの温かいフォーローでだいぶリラックスでき、迎えに行ったら笑顔満面。「この学校いいよ〜、前の学校より楽しい!」と、二人とも同じことを言ってました。まずは好スタートのようで、親としてはこれ以上嬉しいことはありません。子供にとって生活のほとんどを過ごす場所ですから、楽しいに越したことはありませんよね? 水曜にはさっそく保護者会もあり、親も良いスタートを切らなくては・・・。

学校の後は念願の鍋を買いに行き(鍋に関してはここへ来て以来、実にいろんなことが起きましたが、この話はまたいつか)、思い切って6品セットを買いました。これでモーテルでもカレーが作れるし、米も炊ける♪ しかし、今夜はすっかりお世話になっている友人夫婦との韓国焼肉に流れ、子供たちも制服のままジュージューと焼肉♪ 善などテーブルのはじっこで宿題などやってましたっけ? さすがにモーテルに戻ってからは音読の宿題に付き合いましたが、またまた、あたふたとした1日でした。

今日は郵便局で私書箱を作り、クレジットカード、納税番号、スーパーのメンバーズカードの申し込みを済ませ、アンティーク家具を見に行き、鍋と子供の靴を買いましたが、各種保険加入は時間切れで見送り。クルマのナンバーを「自分で選べるアルファベットにしようか♪」などと呑気に言っていたものの、問い合わせたら500ドル以上(=約4万円)もかかるというのであっさり廃案に(笑) オネハンガで食べた本格中華のぶっかけ飯ランチ(=3.5ドル!300円もしませんでした)に二人ともいたく郷愁&感動を覚え、けっこうあの界隈はツボでした(実はもう2回も行ってますが・・・)。

明日は引越し荷物の納税と、引き続き、家具&家電探しへ。


2004年7月31日(土) 着きました。今日で丸1週間

ご無沙汰してました。先週土曜の24日に無事到着し、その後はひたすらひたすら新生活への準備に勤しみ、料理を作りまくる日々でした。おかげさまで家も決まり(引越しは8月に入ってからですが)、月曜からは子供の学校が始まります。銀行口座も開き、電話も引き、携帯電話もゲッツ。夫は運転免許の筆記試験をパスし、スーパーのディスカウントカードも申し込んで、近所のカフェのコーヒーカードはすでに無料で1杯飲めるほど溜まりました(笑)。(←こんな絵のような風景が日常になりました)

荷物も無事着き関税へ。クルマも早々に到着する予定。心配なのはまだ香港にいるネコたちだけ。どうか検便の検査結果が2回続けてシロになりますように(祈)。当面はモーテル暮らしが続くものの今日からインターネット環境になりました。しかしログインネームの変更のために信じがたいことながら再び2、3日使えなくなるそうなので、またしばらく音信不通になりますが、ひとまずご挨拶まで。

ニュージーランドの素晴らしさ、「いとをかし」はとても一言では言えないので、また改めま〜す。しかし、さっさと来てしまったのは大正解でした!